ヒガンバナ(彼岸花)
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ヒガンバナの花は同じところから出ているように見える散系花序で、花弁が6枚あります。
田んぼの畦道などに群生し、9月中旬に赤い花をつけるため、お彼岸の頃に咲く花として親しまれています。
こちらは家の近くにある田んぼの土手に群生しているヒガンバナ(彼岸花)で、葉のない状態でいきなり花茎が地上に突出し、その存在を知らしめます。
あっ、ここにヒガンバナがあったんだ・・・・
もうすぐ咲きそうで、花が咲いているのを今年こそ撮りたかったのですが、この年も行けませんでした。
歩いて10分ぐらいなのに、そばにあるといつでもいけると思うのか、日常のごたごたした忙しさで頭が回らないのか自分でもわからない・・・
2014-9-17
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真赤に咲いているヒガンバナは秋の風物詩になっていて、近年では観光地としてにぎわっているところもあります。
同い年の友人はテレビでどこそこのヒガンバナが花盛りときけば、他県でもその日のうちか翌日にはでかけるといいます。
ヒガンバナは花が咲いているときには葉がなく、花が咲き終わったあとに葉が出てくるという面白い生長のサイクルを持つ植物です。
土手やあぜ道は雑草が生い茂る場所です。通常の草花は夏の間日光が遮られたり、草刈りをされると弱ってきてそのうち枯れてしまいます。
ヒガンバナは花の終わった秋から冬にかけてしっかりと葉を出し、他の植物が枯れている期間に光合成して球根に栄養を溜め込み、他の植物が葉を茂らせる春になると消えていきます。我が家の畑にあるヒガンバナの葉は5月いっぱいはあります。
そういう生長のサイクルになっているので、条件の悪そうな土手やあぜ道にあっても、秋になると堂々ときれいな花を咲かせられるのです。
春に咲く球根植物は種類が多いですが、大抵は5†6月には葉が枯れます。
葉が枯れる時期は一緒ですが、ヒガンバナは秋に咲くというところが面白いですね。
11月に咲くサフランもヒガンバナと同じですね。
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ヒガンバナは全草有毒な多年生の球根性植物です。畑の土手に植えて、ネズミやモグラを防ぐためにその毒を利用してきたともいいます。
アルカロイドを含むためそのままで食べてしまうと、吐き気や呼吸困難がおこります。
でもアルカロイドは水溶性なので、水にされせばデンプンを得ることができ、昔はヒガンバナは非常食として役に立った植物でもあったとか・・・
むくみや肩こりにはヒガンバナの球根をすりつぶして外用として貼るとよいそうです。
でもアルカロイドという恐ろしい薬物なので、よく知りもしない素人がやるのは怖い感じがしますが・・・
2014-9-17
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ヒガンバナ(彼岸花)
学名:Lycoris radiata
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 (クロンキスト体系ではユリ科)
多年草 球根植物
別 名 リコリス、マンジュシャゲ(曼珠沙華)、ユウレイバナ、ハカバナなど全国各地で数知れず・・・
原産地 日本、中国
耐寒性 強い
※ヒガンバナは球根で増えますが中国では種子で増えます。
中国から伝わった1株のヒガンバナの球根から株分けの形で日本各地に広まったと考えられ、クローンで単一の遺伝子で増えているとか。
中国のヒガンバナは2倍体なので種子で増えますが、日本のヒガンバナは3倍体なので、種子で増えることができないそうです。
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