●ジューンベリーの画像と育て方  鉢植え

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ジューンベリーの花(スノーフレイクス)  2008/4-13


ジューンベリー
和 名: ジューンベリー(アメリカザイフリボク)
科 名: バラ科  ザイフリボク属
英 名: Juneberry/Amelanchier canadensis
自生地: 北アメリカ
栽培適地: 東北地方以南


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ジューンベリーの花   2009/4-12
暖かい日が2†3日続いたらツボミがあっという間にふくらみ、あっという間に花が咲きました。
桜より4日遅れての満開になりました。


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花後のジューンベリー


ジューンベリーは落葉低木で樹高は高くなりますが、2†3mにしておけば収穫しやすいです。
樹形も美しく丈夫で育てやすいので、近年はシンボルツリーにする家も多くなりました。
ジューンベリーは木姿、花、果実3拍子揃った庭木に向く条件を備えています。
樹高を」少し高くして緑影樹としても夏は涼しげにみえます。


春には白い花が見事に咲き、初夏には真っ赤な実はなり、生食やジャム・お菓子、果実酒に利用できます。ジューンベリーを植えたとき、最初に出た芽が全部花になったのにビックリしました。


日当たり(明るい日陰も可)と水はけのよい場所が適しています。
乾燥に強く、湿気が苦手なため、水やりは土が乾いてからたっぷりと与えます。
自然に形良く成長しますので、植えた当初は剪定の必要もあまりないと思います。
春先に白い花が咲き、実は6月に赤く熟することからジューンベリー(6月の木の実)の名があります。

ジューンベリーの植え付け
適期は12月†3月ですが、ポット苗や根巻き苗は真夏以外はいつでも大丈夫です。
●庭植え
■植え付け
植え穴は直径、深さとも40†50cmにします。
植え穴に掘りあげた土の2†3割程度堆肥(またはピートモスか腐葉土)を入れます。
土を半分ほど戻して堆肥と十分に混ぜ合わせます。
土を戻しジューンベリーの苗をおいて高さをみます。根鉢全体を軽くほぐし、植え穴に置きます。
支柱を立ててから根鉢が隠れる程度に掘りあげた土を入れます。
ここで一度水やりをします。土が落ち着いたらさらに土を入れて表土を踏み固めます。
株元のまわりに水鉢をつくり、そこにたっぷりと水を入れます。


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ジューンベリーの植え付け (白いのは水)


ジューンベリーの剪定
剪定 は11月†2月にかけて行います。

ジューンベリーの樹形はすらりとした株立ちになりやすく、株仕立て、1本仕立て、ブッシュ仕立てにできます。
株仕立て型
 株元から出るシュートを3†5本ぐらい選び、残りは間引きます。
 (高さ3†3,5mに)
 込み合った枝、内側に伸びてくる枝も切り取ります。
 2†3年ほど実をつけた枝は実つきが悪くなるので、切りつめて新しい枝に更新します。

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これは実家の畑のど真ん中にあるジューンベリー。
まだ全然手入れは行っていないみたい・・・一応何本も株が出ているので株仕立てかな?
上手に剪定すれば格好良くなるかも・・
でも畑なので栄養良すぎで楚々としたイメージではないですね。


1本仕立て型
根元から出るひこばえは剪定し、込み合った枝を間引くようにして剪定してやります。
1年枝の先端が花芽となって、翌春実を結ぶようになります。
2†3年ほど実をつけた枝は切りつめて、新しい枝を発生させ、枝を更新するようにします。

※我が家のジューンベリーはこの1本仕立て型です。
 株元から出るシュートがまだありません。シュートが出たら近いうち株仕立てにする予定です。


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この先、ちょっと伸びすぎてジューンベリーの樹の丈の半分ぐらいに枝先が垂れてきました。
迷いましたが、伸びすぎた各枝をカットしてしまいした。
次の年の花芽が心配でしたが、翌年、芽のあるところはほとんど花芽でした。
好みの剪定をしてももいいのではと思いました。我が家はもう少し樹高を伸ばしてから垂れさせてみようと考えています。


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ジューンベリーの枝先のカットの様子  2008-6-22
※収穫後はもうすでに来年の花芽ができているそうです。
 切り詰めたり、刈り込んだりしてはよくないということです。
 剪定は基本の11月†2月にかけて行います。
 でも花より樹形を気にするときは画像のようでもよいのでは・・・


2008年のジューンベリーの花

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2008年4-14


2009年のジューンベリーの花

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2009/4-13
思ったような丈になってきました。枝がこみ合っていないので、冬は剪定しませんでした。


株仕立て型(ブッシュ仕立て)型
 高さ1,5†2m以内に育てる方法です。
 放任して育ててから、主幹を株元から切り詰め多数のヤゴを育てます。


ジューンベリーは自家結実性ですが、開花期が雨で十分な受粉が期待できない場合には、雨よけを工夫したり、人工授粉をすると結実が良くなります。
でも今年はジューンベリーの花が咲いているときは雨の日が多かったのですよ。雨よけもしないし、人工授粉をしたわけではなくても植えたばかりの小さな木なのにたくさん実が付きました。自然落下するかと思ったらまだ落ちないでいます。このまま熟すかもしれません。
ジューンベリーは案外受粉しやすい果樹だと知りました。


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ジューンベリーの若い実  20日も経っていないのに大きくなりました  2008/5-1


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ジューンベリーの収穫  
大きいもので1.5cm、小さいもので1cmぐらい    2008/6-17
今年初めての収穫 (*^o^*)  ブルーベリーとはまた違った味覚で、タネもザラっとした感触。
真っ赤な状態のものでは収穫は早い。黒味が出て触ると柔らかくなると美味しい。
試食し、ジューンベリーの一番おいしい収穫の時期を覚えます。


やはり種類がたくさんあるみたいなので、味覚もまたそれぞれ違うのでしょうね。
我家のジューンベリーより近所の鉢植えのジューンベリーのほうが味が良かったのにはショック!
葉の形も丸くて品種は分からないとのこと・・・今度、枝をもらってさし木してみようかな。
ジューンベリーの増やし方は挿し木(3月、6月)や取り木で増やすことができるそうです。


■肥料
12†2月に有機質肥料を株元から少し離れた場所に施します。(寒肥)
収穫後にも有機質肥料を施肥します。
私の場合は寒肥として自前のぼかし肥料を施し、収穫後には市販の有機質肥料を施しました。


秋には鮮やかな紅葉も楽しめます。この辺はあまり紅葉の鮮やかになる樹がないのですが、ジューンベリーは本当にきれいな紅葉で感激しました。種類によっては秋の紅葉は黄色のもあります。


■病害虫
病害虫は特にないと思っていたら、2009年はモンクロシャチホコが ジューンベリーに発生。

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ちょうど台風が関東に接近していて大雨が降っていました。夕方台風を気にして窓の外を見ていたら、ジューンベリーの木の上のほうの葉がないのうを発見。
窓からでも小さな虫がいるのが見えました。明日、シュッと吹きつけようとそのままにし、朝見たらビックリしましたよ。集団でいる上のほうの枝の葉がほとんどない丸裸状態でした。昼夜問わず食べているのだろうか?
ジューンベリーの花に対してはあまり影響はない(?)ようだけど、紅葉も楽しみにしているのに、肝心の葉がなかったら (´_`;)トホホになってしまうもんね。


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雨に濡れたジューンベリーの紅葉・・・・うっとりするほどきれいでした。 2007年10/27
今度の紅葉はどうかな?


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知人の北側玄関付近のジューンベリーです。
ジューンベリーはしなやかな枝の線が優しくて和む雰囲気のある樹木で、またおしゃれです。


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鉢植えのジューンベリー

ジューンベリーは鉢植え(7号鉢以上)での栽培が可能で、スタンダード仕立てにすればコンパクトで場所を取らずに育てることができます。
ですから明るい日陰になるベランダなどにもいいのではないでしょうか?


■植え付け
鉢底石を入れてから、培養土+緩効性有機質肥料(油かす)の用土を少し入れて、根鉢を軽くほぐしたジューンベリーの苗を植えます。
表土にバークチップを敷き、たっぷりと水やりをします。


■水やり
極端な乾燥や過湿は裂果の原因となる場合があるので、鉢植えでは用土の表面が乾いてきたら水やりをするようにします。


■肥料
12†2月に有機質肥料を鉢の隅に施します。(油かすなど)
鉢植えの場合には、少量づつ3回ほど施します。 (例として2月、4月、収穫後)
肥料はできるだけ控えた方が結実が早くなります。

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