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2012-3-16
↑今回は左にある御簾垣(みすがき)が完成しました。
義弟の庭づくりもいよいよ終盤を迎えようとしています。ここまで実に20年以上かかりました。
サラリーマンなので、土日の空いた日にコツコツといろいろなものを作ったり、山林に出かけては欲しい樹木を見つけて持ち主と交渉してレンタルの作業車を借りて運んで植えたりと、一つ一つが全部手作りの庭づくりでした。
御簾垣(みすがき)
細い丸竹を横に使った垣根で、簾(すだれ)が垂れたように仕上がります。
別名「すだれ垣」ともいわれている表裏のない目隠し垣です。
義弟の手作りの御簾垣(みすがき)ですが、まだ出来立てほやほやです。
親柱の内側に縦溝を掘り、そこに竹を落とし込んで作られています。
少しすき間があるので、こちらからは外が見えても、外からはこちらが見えなくて大変良いと義妹も気に入った様子です。元来簾(すだれ)もそういう役目があるのでしょうね。高貴なお方は御簾(みす)の奥にいてお顔が見えないようになっていたのですものね。
(高校生のとき、光源氏を読んだのですが、半分近く理解できずにいたのを思い出しました)
現代はお顔を見せようと主張する世の中でまるきり正反対ですね。でも見ないほうが理想的に想像できます。本を読んだあとに映画化されたのを観るとほとんどガッカリします。
映画から入るとそうでもないのでしょうが・・・
「風と共に去りぬ」はその代表的なものです。これは本が先だったので、映画を観たらガッカリしました。想像の人物のほうがはるかに勝っていたのです。(すみません! 脱線もいいところでした)
2012-3-16
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斜面になっているところです。左が低くなっています。
2012-3-16
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↓一番上の画像を右手から見た御簾垣(みすがき)です。
手前には北山杉を今回は2本植えました。左手にチラチラ見えるのも北山杉で、もう10年ほど前に植えました。
2012-3-16
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↓右の御簾垣(みすがき)は一番上の画像では正面奥にあり、それを内側から見たところです。
2回目の御簾垣(みすがき)作りです。
この左側にやはり手作りの水琴窟があります。
フッキソウが殖えてグランドカバーの役目をしています。通路ももちろん手づくりです。
右手には作ってから10年以上は経つ「犬矢来」(いぬやらい)があります。
雨ざらしなのに竹製品は長く持ちますね。
2012-3-16
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↓上の外側部分です。
右はまだ未完成の内塀(敷地内の塀)です。ここに我が家の畑に植えてあった「ワビスケ」を2ヶ月後に移植しました。おめでたい紅白ワビスケです。
2012-3-16
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↓玄関から脇の小路に抜けるところにある幅の狭い御簾垣(みすがき)です。
画像ではヤマアジサイ(山紫陽花)が手前になっていますが、玄関から見ると奥に植えてあります。
2012-5-13
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竹垣は日本庭園になくてはならない素材で、あるとホッとくつろぎの空間が生まれるのはどうしてでしょうね・・・
・・・やはり松竹梅はおめでたい縁起物だけではなく、日本の風景の原点なのでしょうか・・・
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