日本水仙(ニホンズイセン)
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お正月の生け花に欠かせない日本水仙(ニホンズイセン)は、気品のある姿と香りで人気があります。日本水仙(ニホンズイセン)といっても、古い時代にシナズイセンが日本に渡来して、それが野生化したものといわれています。このシナズイセンもまた小アジア†地中海東部地方がルーツらしいです。
ニホンズイセンは越前海岸の群落が有名であり、福井県の県花ともなっています。
日本水仙(ニホンズイセン)
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ニホンズイセンの民話も越前地方にあります。
村長の二人の息子が、ある村娘をそろって好きになり、村娘が悩んで越前海岸から身を投げてしまいました。
そののち村人が海岸に流れ着いた草を植えたら、やがて花が咲き、それが水仙なので村娘の化身という話が残されているそうです。
こういう話を思い浮かべながら水仙をみると、花が清楚な村娘にみえてきます。
ギリシャ神話の美少年ナルキソス(ナルシッサス)も、水面に映るわが姿に見とれ,そのまま花になってしまったのが水仙だということです。
そこで,英名は narsissus です。また,自分の美貌に酔いしれる人をナルシストと呼ぶのもここから来ています。
※ウィキメディア参照
海外では水仙は「希望」の象徴であり、ガン患者をサポートする団体の多くで、春の訪れと共に咲くこの水仙が「希望」のシンボルとのことです。
日本水仙(ニホンズイセン)の育て方
9月に入ると市販されています。大きくて固く締まったきれいな外皮のものを選びます。
同じ大きさでも複数芽のあるものは避け、芯が1芽のものを選びます。購入したら早めに日当たりの良い場所に植えつけます。
11月までは可ですが、ニホンズイセンは11月には草丈がもう20†30cmになっています。
12月から1月にかけて咲くので一般のスイセンより早めに植えます。
●地植え(庭や花壇)
肥料、花後の管理は洋種スイセンに準じます。
●鉢植え
普通の花の培養土でもいいですが、球根用の培養土も市販されています。
ニホンズイセンは球根も大きいし根も張るので大きめの鉢に植えます。
7†8号鉢に3球ぐらいの目安です。
芽が出る方向が決まっているので、鉢植えの場合は葉の向きを考えて植え付けをします。
球根の頭をみると一文字になっているのがわかります。一の両側から葉が出ます。
植えたら忘れずに水やりをします。冬季も鉢土が乾いたら水やりをします。
肥料
球根の栄養で花が咲きますが、来年のためにカリの多い液体肥料を花後1ヶ月まで月に2†3回施し、しっかり球根を太らせます。
鉢植えの球根は葉が枯れたら、毎年掘り上げて網袋に入れて貯蔵します。
秋になったら新しい鉢花用の培養土に植えつけます。
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ぎゅうぎゅうになってしまった日本水仙(ニホンズイセン)の球根を堀り上げて、別の場所に植えてみました。
それから我が家の日本水仙は調子が悪くなってしまいました。
芽が出たばかりの最初のうちはいいのですが・・
11-19
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寒くなると葉の先半分以上が枯れてしまいました。
2-24
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上をアップにすると、葉だけではなく花茎も折れてしまっています。
でもこれは霜とか雪のせいかもしれません。
2-24
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葉が枯れる原因はなんでしょう
1)日当たりがよい場所を選んだのが悪かったのか?
2)病気になってしまったのか?
3)元は塀の南に植えてあり、冬はとても暖かい環境でした。
それから畑に移ったので、冬の間の寒さに慣れないからなのか?
寒さに対しては越前海岸よりこの畑が寒いの?
なぞの多い日本水仙(ニホンズイセン)の今日このごろです。
でもそのうち原因がわかるでしょう。
それから数年しても原因がわからないままでした。花も全然咲かなくなってしまい、撤去しました。
多分病気だったのでしょう。
カキの木の下のもとの場所に残っている日本水仙は何の手入れも無しなのにきれいな葉で花も咲いています。
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