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オクラ、トマト、キュウリ、ゴーヤなどの夏野菜
オクラ
原産地:アフリカ北東部
アオイ科トロロアオイ属
オクラはエジプトでは紀元前2世紀から栽培されていたとか。日本へは、幕末に伝来し、1960年ごろから一般に普及したということです。ネバネバ食品のオクラは、花もとてもきれいで栄養的にもすぐれています。
オクラの種類
色別
・グリーン系 ・紫紅色系 ・白系
莢の形別
・丸莢種
エメラルド、ホワイトベルベット 、島の唄、島の恋、レディーフィンガー(エメラルドグリーン)
まるみちゃん、みどり丸ノ助、八丈オクラ
・5角種
東京5角、翠星、アーリーファイブ、グリーンスター、ピークファイブ、ブルースカイ、ダビデの星
グリーンジュエリー、スターエンゼル、ペンタゴン、グリーンエチュード、グリーンソード
ブルースカイZ、フィンガー5、グリーンロケット、ベターファイブ、ジュエル(紫紅色)、
スターライト、グリーンピラタス、楊貴妃(白)、ピークファイブ、スーパーファイブ、レッドサン
・多角種
クリムソンスパインレス、パーキンスドワーフ、大篠、九稜
そのほかにはミニオクラや花オクラもあります。
オクラの品種はかなり多いということです。種類の分け方は自己流ですので悪しからず m(_ _)m
夏†晩秋まで実と花が楽しめるオクラは、家庭菜園や花壇、そしてプランターでの栽培におすすめです。育てて楽しく、たくさん食べて健康に!
オクラの育て方
◆栽培の準備
同じ畑に連作しないようにして、タネをまく1ヶ月†2週間前までには、1†当たり堆肥3kg、苦土石灰100gを施し、耕しておきます。
1週間前には1†当たり化成肥料150gを施し、1条植えならベッド幅80†90cm、2条植えなら幅120cmの畝(うね)を作っておきます。
※オクラは吸肥力が強いので元肥が多すぎると、草勢が強くなり実付きが悪くなります。
◆種まき
オクラの発芽温度は25†30度と高いので、早播きしないで、気温が上がった5月以降にします。
オクラの種は皮が硬いので、一昼夜水に浸けておいたのをまくと発芽率が良いといわれています。
我が家のオクラは、昨年に続き、今年(2010年)も低性の「ガリバー」という品種です。
2009年は早めに卵のパックまきに2粒ずつまいてみました。日当たりの良い縁側においたのですが、ふたが開閉できるので温度調整も出来、小さな温室になって大変便利でした。(2009年は画像消滅)
直播きの場合は、株間40cmで1ヶ所に3†4粒づつまきます。
種をまいた後は1cm程の厚さで土をかけておきます。
◆植えつけ
苗を購入する場合も遅霜の心配がない5月上旬以降に植えつけます。
直根性の根が途中で傷付くとオクラの生育が止まるため直播きは移植はできません。
ポリポットにまいたオクラの苗は本葉4†5枚のころまでに、株間40cmで植え付けします。
◆間引き
高温性のオクラは気温が上がると生長しやすくなってきます。直播きしたオクラは本葉4†5枚になったらハサミで根元から切って1本にします。株間は40cmとなるようにします。
◆追肥
花が咲き始める頃から収穫が終わるまで、月に2回ほど化成肥料50†60g/m2を追肥をします。
◆わき芽かき・下葉とり
株元から芽が出てきたら、主枝の伸長を妨げないように早めに摘み取ります。(2010年はこれと反対のことをしました)
また、収穫が進んできたら、収穫した節の下の葉を1†2枚を残して摘み取り、株もとの風通しをよくします。
◆収穫
開花後7†10日、長さ8cm前後で収穫するようにします。また暑くなるにつれサヤ(鞘?莢?)の育ち方も早くなり、1日収穫が遅れるだけで莢が硬くなってしまいます。2日も行かないでいるとビックリするくらい大きくなってしまいます。
※豆類は莢ですが、オクラは鞘という字か?
オクラは発芽したらすぐにアブラムシが付くので、殺虫剤、牛乳、お手製の殺虫剤などで処置します。テントウムシなどの天敵がいれば退治してくれるかもしれませんが、アブラムシがかなりいないと寄ってきてくれないので、少しの本数なら手でつぶすのが一番!
たった2本だけ残ったオクラの苗
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2回目の遅まきオクラ栽培記
◆用土
野菜用の用土がなかったので、花の用土にまきました。
2回目の種まきは水に浸けずに、そのままポリポットに3†4粒ずつまく。
まいてからたっぷり水やりをしただけでした。
6-25
本葉4†5枚になったら定植しようと計画していたが、早めの本葉2枚で畑にオクラの苗を定植。
いつもは最終的には1本ですが、今回は1ヶ所2本立てにしています。
7-12
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1回目にまいたオクラの初収穫。発芽してから53日目になります。オクラの株が若いときは10cmぐらいになっても柔らかいですし、普通は7†8cmぐらいで収穫します。市販されているオクラはそれより小ぶりですね。
7-17
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フヨウに似ている黄花のオクラの花。
これより大きい花のハナオクラのタネも市販されています。
7-24
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梅雨明け前に夏の乾燥から守るのと防草を兼ねてワラ等を敷いておきます。我が家の場合は芝の葉刈りしたものです。乾燥期には早朝に水やりをするとオクラが元気になりますよ。
8-6
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2回目にまいたオクラの初収穫。発芽してから43日目。1回目と比べると10日ほど早く収穫ができました。気温が高いと育ちもよいです。オクラはとり遅れるとすぐに大きくなって硬くなり、食べられません。
気候にもよりますが、開花後1週間ぐらいで収穫になります。真夏はもっと早いです。
8-13
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オクラの花、つぼみ、実です。ハサミを忘れたときは、手で折れるものだけを収穫し、折れなくなったオクラはぐるぐる回してねじり取って捨てます。手で折る方法はオクラを持ってみて実の付け根を曲げます。柔らかいうちはポキンと簡単に折れます。
8-23
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手で折ったオクラは格好が悪いですね。↓やはりキチンとハサミを使ったほうがよさそうです。
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畑に行かない日があるとたちまちこうなります。↓これでは株も弱ってしまいます。
用事があってオクラの収穫ができない日は、前日に4†5†の小さな莢果まで摘みとってしまいます。
肥料切れにしなければ秋遅くまで収穫できます。
それから腕にカバー、軍手をしないと、オクラやキュウリの葉に触れると私はかぶれてしまいます。
アレルギー体質のためか、葉のトゲトゲのせいか、何かの物質に触れたためかはわかりません。
9-17
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つぼみばかりで、葉がほとんどありません。なり疲れや水不足かと思うのですが、こうなったら株元あたりまで思い切って切ってしまいます。株元の近くから出たわき芽から大きくなった枝があればこちらをのばしたほうがよいオクラを収穫できるような気がします。近所の農家では草丈を大きくして管理しているようですが・・・
10-2
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これが早めに株もとのわき芽を残しておき、株を更新させたオクラの株です。オクラを収穫したら、その下の葉を摘葉するようにしています。枝が若いほうがみずみずしいオクラが収穫できます。
10-16
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こちらは株を更新せずにほったらかしのオクラの株です。
10-16
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更新して下の茎を伸ばしたオクラです。
寒くなると育ちが悪いので早めに切り戻しをしたほうが良いと思います。
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ワタノメイガ
こんなふうに葉が巻いていたら、ワタノメイガが入っています。
見つけ次第、この巻いてある状態のままでプチンとつぶしてしまいます。
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中から取り出したワタノメイガの幼虫。内側に隠れたつもりになって葉を食べています。葉が大きくクルリと巻いているので、かえって目立っています。毎日オクラを観察できるかたはつぶしたほうがいいかも。というか毎日オクラを見にこられないかたは収穫時には大きくなり過ぎて困りますよ。
年に数回発生するようですが、8†9月に多いです。ムクゲ・フヨウ・ワタなどアオイ科の植物で発生します。狩りバチがのぞいているときがあります。
ワタノメイガの幼虫
そのほかには「ハスモンヨトウ」 「オオタバコガ」などが加害。
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オクラの番外編
2回目にまいたオクラの残りを処分しないで、庭に置きっぱなしにしていました。植木鉢が並んでいたところなので、水やりはしていました。
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株元はポリポットがひっくり返ったまま根付いています。地面に根付いたので調子がよかったみたいで、実がなっています。
こんなにお粗末にしてもオクラはたくましいと思った次第です。
9-16
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美味しそうなオクラでしょう。もちろんありがたくいただきました (o^†^o)
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珍しいオクラ栽培記
関連記事 赤オクラ「ベニー」栽培記
2011年は我が家では一般のオクラと違う下の画像のオクラのタネを購入しました。
似たような赤紫色のオクラ達ですが、このハナオクラ(赤峰)は花と実の両方楽しめるオクラとのことです。花壇に植えてもよいかもしれませんね。これらのオクラはまだ珍しいかと思います。
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オクラの栄養と働き
オクラは刻んだときのネバネバはペクチン、ムチンなどの水溶性の食物繊維によるものです。これらは整腸作用があり、コレステロール・糖分が体へ吸収されるのを抑止する働きやたんぱく質の吸収を助ける働きがあるとのことです。
糖尿病の予防効果やメタボリック改善・予防、ダイエットなどにも期待できそうです。
他にもβ―カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄などを含んでいて、栄養満点の健康野菜です。
オクラの料理
トマトベースの野菜スープをよく作るのですが、その中に火を止める直前にオクラを丸のまま入れてもざく切りでも。また薄く切ってトッピングしても切り口が可愛いものです。オクラは生で食べてもおいしいのですよ。
作り方はいたって簡単。
※リンクしてある野菜は育て方があります。
ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ゆで大豆、キャベツ、カボチャなど野菜なら何でも合います。
それらを切って鍋に入れ、鳥の手羽、缶詰のカットトマトを入れ、水、ブイヨンを入れて煮込むだけ。
分量は適当でも大丈夫。
最後に塩、コショウで味を整えるだけ。これがとってもうまい!!
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これはおなじみの夏野菜カレー
オクラ、ナス、タマネギ、ピーマン、トマトなどの夏野菜と豚肉を炒めてからカレーに。
分量も適当です。
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オクラはさっとゆでてから薄切りにして(生のままでも)鰹節としょうゆをかけるのが一番簡単で美味しく飽きがきません。
その他、天ぷら、サラダ、みそ汁など様々な食べ方があります。
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