●アルストロメリアの画像 アルストロメリアの育て方 

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雨に濡れている我が家の畑の一季咲きのアルストロメリア    2007/7-1
もう10年前からのアルストロメリアです。

アルストロメリア 
アリストロメリア科  (かってはヒガンバナ科、ユリ科などとされていた)
原産 : 南米
別名 : ユリズイセン

アルストロメリアは南米原産の球根性の植物で多くの種類があります。
熱帯の中南米地方†亜寒帯のチリ南部までの広い地域にわたって510種ともいわれるほど多くの品種が分布しているそうです。

生息地も山間高冷地や砂漠、あるいは森林とさまざまなので、それぞれのアルストロメリアの育った環境で耐寒性や耐暑性に違いがあります。  
一般的にアルストロメリアは冷涼な気候を好むので、日本の夏は多くのアルストロメリアは休眠してします。

アルストロメリアの花色はピンク、黄、紫、白、オレンジなどがあり、花ビラの一部にスジ状の斑点模様(スポット)がつくのが特長ですが、近年は斑点模様のない(スポットレス)も出回っているようです。
アルストロメリアは「インカのユリ」と呼ばれるほど見目麗しく、切り花にしても長持ちして最後の小さな蕾(つぼみ)まで咲ききるので、それも人気の原因になっていると思います。

開花時期も品種によって違い、我が家にも一季咲き(4†7月咲き)、四季咲き、夏(7†8月・秋†晩秋)に咲くさまざまなアルストロメリアがあります。
我が家のアルストロメリアの草丈は一季咲きは80†90cm、夏に咲きはじめるアルストロメリアは50†60cm、四季咲きは30cmと60cmです。

私は市販されているものを購入したのですが、ただ「アルストロメリア」としか書いていなかったので品種名を特定するのはなかなか困難なことです。したがって個々の名前は分かりません。

畑に植えっぱなしでおいたアルストロメリア・・
2†3年ほど芽が出ないでいたので、もうあきらめていたら2006年の春からポツンと元気のない小さな芽が1本でてきました。まわりを少し掘って自家製のぼかし肥料を入れたり、薄くした液肥を2†3度まわりにかけておきました。
2007年には花は咲きませんでしたが、大分元気が良くなってきました。
そうしたら2008年にはこんなに勢いのよいアルストロメリアが出てきました。

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†2008/7-8
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死んだふりしていても球根はちゃんと残っていたのでしょうね。
実は別の種類でこういうことが何度かありました。アルストロメリアは芽が出ないからとあきらめないでください。
球根が残っていれば、時間はかかりますがこういうことも珍しくはないので・・・
品種を調べたのですが、「ビラコチャ」に花はそっくりですが、アルストロメリアは似たような花が沢山あるので特定はできませんね。

30†ほどコンテナ用に改良された、コンパクトなタイプはガーデンアルストロメリアとよばれています。
この†のアルストロメリアの草丈は20†25cm前後ですから、本来は鉢で楽しむタイプなのでしょう。

我が家の今年3月からのニューフエイスのアルストロメリア。後述の鉢植えです。
名前は分かりませんが「スカッシュ」に似ています。このアルストロメリア、なかなかの美人です。
草丈は約60cm、温室育ちなので3月中旬に満開のところを購入。
3月いっぱいは室内で育てて、4月からは昼夜とも室外に置いています。

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鉢植えで一年間育ててから、畑に移植。
2010年
初夏には花が咲きました。アルストロメリアは最初は草丈が低くくても咲きます。
2010-5-27
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草丈も伸びてから花が咲いています。
2010-7-6
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翌々年の2012年
茎数も増えてよく咲いています。
2012-7-3
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↑このアルストロメリアは近隣の土浦市で栽培されていて、これはそこの直売所で購入したものです。

近所の婆ちゃんはアルストロメリアが大好きで、よくその土浦の直売所に買いに行くみたいです。
↓†
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これが近所の家のアルストロメリアです。似ていますがスポットの入り方や色が違います。 庭植えにしています。
†↓
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↓もうかなり前になりますが、初めて栽培したアルストロメリアです。
まだ畑にあります。植え替えや肥料無しで10年以上は経つと思います。
この辺ではこの種類が多いですが、市販されてはいないようです。
ちょっとくすんだ色をしています。増えて増えて困ってしまうくらい・・・

我が家の初代アルストロメリア。ものすごく丈夫で、どんどん殖えています。
   †2008-7-20
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アルストロメリアの育て方

耐寒性のない品種は鉢植えで育てたほうが無難かもしれません。
耐寒性のある品種は霜に当てなければ枯れることがないので、戸外で栽培が可能です。
我が家のアルストロメリアの場合は花壇や畑で育てていますが、5種類とも問題はありません。
ただ霜が降りると黒くなってダメになってしまいますが、球根は生きています。
ですから春になるとまた芽が出てきて、それぞれの花期になると咲いています。


◆花壇・庭植え
■場所
日当たりが良いところ†半日陰が適しています。
水はけが良く、有機質を好むので、花壇・庭植えにする際は腐葉土をすきこんでおきます。 
その後、苦土石灰で中和します。


■苗の植付け・植え替え・株分け
9月†11月頃に植付け・植え替え・株分けを行います。
3†4年目になるとアルストロメリアは花数が少なくなります。
花壇では3年に1度ぐらいを目安に株分けをして植え替えます。
花壇・庭植えにしているものは、球根・根茎傷つけないように、大きくまわりの土ごと掘り上げます。


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†のアルストロメリアの球根(根茎)  2008-8-23
ダリアのような形の球根です。
少し早いかなと思ったけど、全体が枯れてきたので(休眠)植え替えをしました。
もうそこには5†6年間も植えっぱなしのままでした。だから芽が出なくなってしまったのかな?
それとも何か他の条件が悪かったのか?
露地植えにする場合は15cm前後に覆土します。


アルストロメリアの株分け
時期は植え替えと一緒に行います。掘り上げた球根は2†3芽が1株になるようにします。
掘り上げたら球根を乾かさないように手早く植えつけます。球根が折れやすいので丁寧に行います。
春までに球根を育てておくと花が多く咲きますが、春に株分けしても咲きます。


2008-8-26
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↑†のアルストロメリア・・・植え替えはこんな状態です。手前の赤い花はバラ
  8月に植え替えをするのは初めてだったので少し不安でした。


†のアルストロメリア・・まもなく芽が出てきました (^。^;)ホッ
  2008-9-12
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やっぱり休眠中はスムーズです。でも暑い時期なので球根を傷つけると病気にならないかと心配・・・
強い霜が降りるまで生長に勢いがありました。白いものはヌカです。
2008-10-31
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さて移植してから2年後の畑のアルストロメリア。
畑なので、トウモロコシ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、トマトがあります。
2010-7-6
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こちらは庭のアルストロメリアです。移植から2年経ってこのようになりました。
2010-6-14
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冬が過ぎ、暖かくなると沢山の芽が出てきます。
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花芽のない茎を手で折り取ります。私は引っ張って取ってしまいますが・・・
花はもちろん、蕾も見えないのに花芽があるかどうかの区別はどうやったら見分けられるのでしょう?
それは茎を下から上に触ってみて葉の先端のふくらみを見るのです。
蕾が付いていないのはスーッとスムーズに滑りますが、蕾が付いているのは丸みがあるのですぐに分かります。
それと茎の細いものは大体蕾は付いていません。
春早くは草丈が伸びないで花が咲きます。だんだん暖かくなると本来の草丈になって花が咲きます。
毎年、5月上旬に出た芽を整理すると、あとから力強い茎が伸びてきて蕾がたくさん付いてきます。
こういう方法は沢山芽が出て込み入っているときだけかもしれません。
あまり芽が出ない種類は球根を育てるのに残しておいたほうがいいかもしれませんね。
2007-5-5
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やがて花が咲いてきます。
2007-5-25
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■水やり
花壇では特にに水を与える必要はありません。


■肥料
春、秋の生長期に液肥を月に1回程度与えます。
私は春、秋の生長期に化成肥料を少し施しています。


■花後の管理
枯れた花はこまめに摘み取ってください。
枯れた花をつけたままにしておくと、アルストロメリアはすぐに種ができるので球根が弱ってしまいます。
花が咲き終わったあとの葉は、自然に枯れたもの以外はそのままにしておきます。


花が咲く頃に種類によっては倒れそうになることがあります。
草丈の高くなる品種は支柱を立てて倒れないようにします。


■病害虫は
・害虫  ヨトウムシ、ハダニ、アブラムシ
・灰色カビ病
適切な殺虫・殺菌の薬剤で防除します。
我が家では今まで薬剤を使わなくても被害はありませんでした。
ヨトウムシはたまたま写真を撮ったので分かったのですが、今まで目だった被害はなかったです。
それとも沢山あるので気がつかなかったのかも。


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ヨトウムシ   2008-10-31


※露地のアルストロメリアの防寒対策
霜に当たるとアルストロメリアの葉はたちまち黒くなってしまいます。
耐寒性がない種類のアルストロメリアの場合は、土を小高く盛り(15cmぐらい)、枯れ草などを被せておきます。こちらはからっ風が吹くので枯れ草は春までには吹き飛ばされてしまいますが・・・
耐寒性のない品種は鉢植えで室内に移動させたりしてもよいでしょう。
暖地ではそのままでなにもする必要はありません。


この種類のアルストロメリアは防寒の必要がないので、この状態で春までおきます。
2008-1-26
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3月になると枯れたアルストロメリアの中にはもう芽がでています。
まだこのままにしておいて、霜害のおそれのない5月になってから整理します。
2009-3-11
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種まきでもふやすことができ、適期は10月頃です。
種まき用度を入れた鉢にばらまきし、5mmほど覆土、発芽まで乾かさないように明るい日陰で管理します。今、†のアルストロメリアの種を一つ付けています。


7月下旬の我が家のアルストロメリアです。
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おまけのアルストロメリアの花が入った自己流アレンジです。
我が家の花々で作りました。
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バラとアルストロメリアが主役です。このアレンジは庭や畑を一回りして集めたもので作りました。
2011-5-27
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鉢植えのアルストロメリアの育て方

この籐色のアルストロメリアは購入後、一度も植え替えなしでも一年間たくさん咲いてくれました。その後、畑に移しました。

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■苗の植付け・植え替え・株分け

鉢植えのアルストロメリアも花壇・庭植えと同時期(9月†11月頃)に植え替えを行います。
小さな鉢なら1†2年に1回、大きめの鉢なら2†3年に1回、一回り大きな鉢に植え替えます。

または株分けを兼ねて2つの鉢に分けて植えても。
鉢植えの場合、球根の上には5cmほど覆土します。


■置く場所
暑くなったら鉢は風通しの良い日陰に置き、冬は日当たりがよく霜に合わない場所がよいと思います。


■用土
赤玉土(小粒)6:腐葉土3:ピートモス1の割合で混ぜた土。
ピートモスの代わりにパーライトか川砂でも。
または花の培養土にパーライトや川砂を1割でも。
植え付ける前にあらかじめゆっくりと効くタイプの粒状肥料を土に混ぜ込んでおきます。


■水やり
アルストロメリアは夏は休眠するので、花後の6月頃から徐々に控え、夏は水やりを中止します。
秋になって涼しくなったら水やりを開始して、夏の休眠期以外は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。


■肥料
鉢植えでは生育期の春と秋に緩効性の化成肥料、または液体肥料を規定に薄めて1週間に1回与えます。真夏は休眠に入るので肥料は与えません。


花後の管理、病害虫などは花壇・庭植えに準じます。

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