タラ
ウコギ科
タラの芽 4/5
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タラは4†5メートルの高さになり、山菜の王様とも呼ばれています。
「タランボ」「タラボウ」など地方により呼び名が違います。
日当たりの良い山林や山道沿い、伐採跡、そして杉林の中のちょっと日が当るようなところに生えています。タラはとても生育が旺盛で、しかも、幹や葉っぱまで鋭いトゲが無数にあります。
最近ではトゲのない品種もあるようで、栽培するのに楽になったのではと思います。
春になると茎の先端にふっくらとした芽が出るので、これを採って食べます。
芽が 5cmぐらいの時が香りがあっておいしいです。
タラの芽は、山菜の中でも特にあくが少なく、香ばしい味わいを楽しむことができます。
タラの採取時期は桜の8分咲きの頃と同時期と覚えておくと、桜が満開に近くなるとタラの芽の採取にでかけられます。
各茎で芽を一回採ってもその横から第2の芽が出るが、その第2の芽も採ってしまうと、 その枝は枯れてしまうと言われています。
スーパーなどで見られるタラの芽は昨年伸びた枝を10†くらいに切断して、出荷前にビニールハウスで気温を上げ発芽させたものです。
10 年ぐらい前に隣の畑でタラの木を栽培していました。
300坪ぐらいでしたが、採算がとれなかったのか3†4年で止めてしまいました。
そのときタラの木に繁殖力がかなりあるというこを知りました。
地下茎で増えてすぐにうちの畑まで入り込んでしまいました。
また妹の家ではタラの木を庭の中央の大きなアカマツの下に植えてあります。もう10年ぐらいは経ったでしょうか・・・太い木になっています。脇にも何本かあって天ぷらにして時々食べているようです。
余分なタラの木は刈り取っているのかそんなに邪魔になっている様子はありません。
※後日談ですが、山林から松を掘ったときに一緒にあったもので、もう25年になるとのことです。
築山に松と一緒にあるタラの木。
2012-5-13
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私の手と比べてもかなり太いタラの木。
妹の家では天ぷらなどに利用する場合に、芽先は残し葉だけを摘むそうです。そうすると長い期間食べることができるそうです。ウドの場合も我が家ではそうしています。
2012-5-13
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タラの芽の料理
市販のような形に摘んだ場合は水洗いした後、根元の硬い部分を切り落とし、はかまを取り除きます。
そして火が通りやすいように、根元の切り口に十文字の縦の切り込みを入れます。
タラの芽はあまり揚げすぎないようにして天ぷらにすると美味しい。
そのほかにはゴマ和え、クルミ和え、おひたし、炒め物、アルミホイルの包み焼き、サラダなど。
タラの効用
樹皮は民間薬として健胃、強壮、強精作用があり、糖尿病にもよいとされています。
芽も同じような効果が期待できると言われています。
根皮もタラ根皮(たらこんぴ)という生薬で、糖尿病に用いられているそうです。
タラの栄養分
ビタミン、亜鉛、たんぱく質が多く含まれているので、消化神経の働きを助け細胞の新生を促し、免疫力を高める効用があります。
保存するときは穴のあけたポリ袋に入れるか、乾燥しないように新聞紙にくるんで冷暗所に。
3日†6日はもちますが、気温が高いと腐りやすいので、なるべく早くに食べるようにします。
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