●オオバコ「大葉子」

オオバコ
オオバコ(大葉子)とはオオバコ科オオバコ属の多年草。

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日本全土に分布する雑草で葉が広く大きいことから「大葉子」という。
昔はオオバコは人などがよく踏む道路脇やわだちとわだちの間によく生えていました。
今は舗装だからわだちなんてありませんが・・・
漢名ではオオバコ(大葉子)を「車前子」というのだそうです。
また乾燥させた生薬を車前草(しゃぜんそう)といいます。


オオバコはこの辺では「けえるっぱ」といっていました。
「けえる」とはケロケロと鳴く「かえる」のこと。
「かえる」とオオバコがどういう関係があるか分からないけど、可笑しいのは「けえる」を「かえる」と標準語に直し、格好つけたつもりで「かえるっぱ」なんていっていましたっけ・・・


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庭のオオバコの花穂 タネ 11-5

子供のころ、オオバコの花穂を根本から取って、二つ折りにしてから、相手の花穂と互いに引っかけてから引っ張り合い、先に折れたほうが負けという遊びをしたっけ・・・
昔はあちこちにあったのに今はあまり見かけなくなりました。
自宅の庭に生えてきたオオバコが懐かしくて、取らずにそのままにしています。
タネもそのままだから来年はそのあたりはたくさんのオオバコが生えてくるのだろうね。

※次の年からはたくさん出て、やはり野草は生命力が違うと感心していたら、今度は雑草化してしまい、慌てて根こそぎ取り去っている状態です。


もうひとつの思い出は、小学生のころ「ウサギ」を飼っていて、学校が終わり家に帰るとすぐにウサギのえさを取りにいったわけです。ウサギはこの「けえるっぱ」が好きなので生えていると嬉しかったものです。今みたいに情操教育の一環としてではなく、ウサギを育てて自分のおこづかいにしたのですよ。


オオバコの効用・効能/利用
オオバコは葉や成熟種子などを漢方薬や健康茶の原料、私がよく植物に使う活力液の原料、ダイエットなど幅広く使われているようです。


オオバコの葉にアウクビンという配糖体やビタミンA・C・K、有機酸、スルフォラフェンなどが含まれ、種子には多量の粘液質、プランテノール酸、コハク酸、アデニン、コリンなどの微量成分が含まれているそうです。


漢方薬では下痢止め、咳止め、止血、強壮などに効果があるようです。
また若葉を天ぷらやおひたしに利用することもできます。

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