パキラ
パンヤ科 パキラ属
別名:カイエンナッツ
原産地:熱帯アメリカ(メキシコ、ギアナ、コスタリカなど)
パキラは耐寒性や耐陰性のある品種で育てやすい植物です。
生育適温は20†30℃です。茨城県南で玄関や廊下でも乾かしぎみにして越冬できます。
パキラは2種類が知られ、パキラ・アクアティカという品種が観葉植物として多く出回っています。
自生地では成木に育てて種子を食用にして「カイエンナッツ」と呼ばれている。
園芸店などでは数本の幹を三編み状態で編んだタイプが良く出まわっています。
大きい鉢で肥料を与えるとひと夏で倍に伸び、神棚のすぐ下まで育ちました。
大きく育てる場合は肥料を与え、小さく育てる場合は最小限の肥料で育てるとそれほど伸びません。
パキラは冬場の夜間温度が5℃以下になると、生育をやめて休眠状態になります。
この時に夏場と同じような水を与えると根を傷めてしまい(根腐れ)葉を落としてしまいます。
我家の2008年の夏のパキラの様子
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小さな鉢に植えてあり、しかも鉢底に穴がない状態でした。
一昨年から育てているのですが、大きくなりすぎて鉢とパキラのバランスが悪く、体が触れるとひっくり返っていました。
水やりはたまにしかやらず、そのときはたっぷりと与えてから鉢を斜めにして余分な水を捨てていました。乾燥に強くカラカラでもパキラは大丈夫なのです・・・
パキラ栽培記 2007年
パキラ 2007/9-9
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一回り大きな鉢に植え替えて、たくさん出ている枝を整理して2ヶ月経ったところです。
大きくなりすぎたり、樹形がくずれた時には好みの高さで剪定して形を整えます。
低く抑えたいときは思い切り太い幹の枝分かれ部分からカットします。パキラは樹勢が強い観葉植物なので、剪定に強くすぐ新芽を出します。
ちょっと余分に肥料を与えると葉がのびのびとびっくりするぐらいに大きくなります。
2007年は肥料が多かったみたいで葉が大きくなりすぎ・・・・
もう少し高くしてもと考えている場合は、細かい枝や間延びした枝だけカットしてバランスを整えるだけにします。
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2008年のパキラ
2008-3-26
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春になったらパキラの葉が全部落ちてしまい、丸坊主のパキラ
2008年3-26
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冬のあいだ上の状態でいましたが、春になったらきれいな葉っぱが薄茶色になってきて、そのうち落葉してしまいました。
何日ぐらいそうだったのか分かりませんが、受け皿に水が溜まっていたのです。
小さな鉢で育てていたときはそれなりに気をつけていましたが、植え替えをして油断してしまいました。鉢カバーの中の鉢受け皿はよく見ていませんでした。
水が溜まっていて水にいつも浸っている状態なので多分根腐れをおこしてしまったのだと思います。
厳寒期はなんともなかったので、寒さのためではないと思います。
暖かくなり始めたら急にパラパラと葉が全部落ちてしまったのです。パキラは春を迎えるとそういう風になりやすいのかな? 昨年はそういうことがありませんでしたが・・・
回復不可能かと丸坊主になってしまったパキラを見て一瞬思いましたが、、丈夫なパキラのことだし、まだ茎も青いのでしばらく水を控えて様子をみていました。
根っこの部分は特に手入れはしないでそのままで一切水は与えないでしばらく放置していました。私はそのままでしたが、葉が落ちてしまった場合は上記の方法で選定します。
パキラ 2008/4-22
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パキラ 2008/5-1の様子
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4月下旬になると新しい芽が出てきました (^v^)V
柔らかなパキラの葉 2008/5-24
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6月のパキラ 2008/6-10
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狭いところに置くため我家のパキラは低く押さえて育てています。
そのため肥料もほんのわずかです。
2008年はバランスがよいと思っています。
いったん全部枝葉が落ちてしまっても諦めないで乾かし気味に育ててみましょう。
このようにうまくいく場合があります。
特に冬は受皿などに水が貯まらないように心がけてください。可愛がりしすぎて水をやりすぎないこともパキラを育てるポイントかもしれません。
パキラの育て方
◆置き場所
室内で育てるときも年間を通し日当たりの良い場所に置きます。
5†7月は屋外の良く日の当たる場所が理想的ですが、夏の直射日光は葉やけをおこすので半日陰から明るい日陰で風通しのよい場所に置きます。
◆植え替え
◎時期:5†8月
◎どのような状態のときに
・生育期なのに新芽が伸びてこなかったり葉の色がまだらになり始めたとか葉が枯れ込んできた。
・水やりしても葉がしおれたり(根詰まりしている)、用土に水がなかなかしみ込まない。
・2†3年植え替えていない、鉢底からたくさん根が出ている。
◆用土
・赤玉土(小粒)7:腐葉土3
・赤玉土(小粒)7:腐葉土2:バーミキュライトまたはパーライト1
・市販の観葉植物用土
◆水やり
4†10月は鉢の表土が乾いたらたっぷり与える。
秋から水やりを少しづつ控えるようにして、冬季は1週間†10日に1回くらいにします。
ただし暖房のあるところではそれより多めに水やりをします。
◆肥料
多肥にすると樹形が乱れるので、真夏を除く5†9月に2ヶ月に1回、緩効性肥料を与えます。
◆病虫害
パキラには病虫害はつきにくいですが、乾燥したり根づまりするとハダニやカイガラムシがつきます。
葉水の回数を多くしたり、植え替えをして予防します。
カイガラムシがついたときは手で取るか、早い段階で殺虫剤を散布します。
◆増やし方
◎さし木や接ぎ木でふやすことができます
さし木は今年枝を2†3節くらいの長さで切り取って下葉を落します。
上の葉も半分に切りつめて、さし木用土に挿します。
さし木用土
・バーミキュライト5:パーライト5の混合土
・パーライト(小粒)7:ピートモス3
◎接ぎ木は斑入りパキラを増やすときなど。
斑入りパキラ
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