●春の妖精(スプリング・エフェメラル) ヒメリュウキンカ

ヒメリュウキンカ「姫立金花」
キンポウゲ科 ウマノアシガタ属
原産地 :イギリス
(ヨーロッパからシベリアにかけて広く分布)
開花時期 :3月†5月
草丈 5cm†10cm

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ヒメリュウキンカの花。花びらがてかてかと光っています
葉は暗紫色。暗緑色もあります。
日本で自生しているリュウキンカに似ているのでこの名前が付きました
現在は園芸品種が多く大輪種・八重大輪などがり、白色もあるみたいです

1種類で時間が経つと色が変わるのかと思っていましたが、下の写真のように球根が2つあるから
2種類だったのかもしれません。
写真を撮った時期から9ヶ月以上過ぎているので分からなくなってしまいました。
この年になると記憶がまるでないようなことが多いのです。
まだ花だからいいのですが、結構大事なことも忘れてしまいます。
写真を撮ったら書き留めておかないといけないとしみじみ感じました。


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ヒメリュウキンカの根茎(球根)

花が終わり葉もなくなった頃鉢から抜いて確か庭に埋めたような覚えがあるけど、記憶が定かではありません。
この球根は写真の題名にしておいたのでセーフでした。
来春は果たして無事芽生えてくれるかな?
山野の湿った草原や川沿いの林床など湿り気のある場所に自生します。



スプリング・エフェメラルとは春先に花をつけ、初夏までに光合成が終わり球根を太らせると、あとは地上から消え、地下で過ごす草花の総称です。
エフェメラルは「短命な」という意味で、昆虫の「カゲロウ」に由来するそうです。


温帯の落葉広葉樹林に適応した植物で、秋†冬に落葉した森林は、早春にはまだ葉が出ていないから日差しが十分に入ります。
この時期の明るい場所で花を咲かせるのがこのスプリング・エフェメラルの植物です。


やがて樹木に新芽が出て、若葉が広がり始めると、次第に林内は暗くなるが、それでも夏まではやや明るくなっています。
このスプリング・エフェメラルの植物は、夏までにこの光が十分にある間に球根に栄養を蓄えます。

主なスプリング・エフェメラル
◆キンポウゲ科
 キクザキイチゲ、ユキワリイチゲ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、サンリンソウ、
 フクジュソウ、セツブンソウ、サバノオ、トウゴクサバノオ、サイゴクサバノオ


◆ケシ科
 エゾエンゴサク、ヤマエンゴサク、ムラサキケマン、ジロボウエンゴサク、ミチノクエンゴサク

 エゾエンゴサクはアイヌの人々の大切な食料で、鎮痛などに用いられる薬草であったそうです。


◆ユリ科
 カタクリ、ショウジョウバカマ、アマナ、、ホソバノアマナ、キバナノアマナ、ヒロハアマナ、
 アワコバイモ、トサコバイモ、コシノコバイモ、ミノコバイモ、カイコバイモ、ホソバノコバイモ、
 イズモコバイモ

 アマナは甘菜と書き、字のごとく葉が甘く、かつて食用だったらしい。

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