●アシタバ(明日葉)の効用 アシタバの育て方

アシタバ(明日葉)
セリ科 シシウド属  多年草
別名:八丈草(はちじょうそう)


今日摘んでも明日には出てくるといわれるぐらい生長が早いことから名前がついたアシタバ(明日葉)。実際はそれほど早い成長ではありませんが・・・
でも春と秋はアシタバ(明日葉)の育つ力は相当なもので、幼葉が出てきたと思ったら、すぐ大きな葉になってしまいます。
我家では幼葉を天ぷらによく利用しています。私は天ぷらが一番好きです。とても美味しいです。
また茹でておひたしや青汁にも利用できます。
私は好きですが、おひたしや青汁はきらいなひともいます。少しセリ科独特のクセがあります。


アシタバは栄養たっぷりの健康野菜といわれ、前からたびたびテレビ、新聞などでとりあげられてきました。
ビタミン類、鉄、カリウム、カルシウムなど、緑黄色野菜として優れた栄養素や食物繊維を持ち、特に注目は特有の成分「カルコン」を含むことだそうです。


葉や茎を切ったときににじみ出る黄色い汁には、「カルコン」と「クマリン」という成分が含まれています。「カルコン」は「フラボノイド」の一種で、抗菌、抗酸化作用をもっていると言われ、「クマリン」はセリ科の植物に多く含まれる香りの化合物で、抗菌作用などがあるそうです。


中国でも薬用に用いられており、古くは明の時代に編纂された薬草辞典にその名が見られます。
また、枯れる前に掘り起した根は薬用として朝鮮人参の代用品に利用されているそうです。
朝鮮人参の代用品になるということは、アシタバ(明日葉)の根は古くからその効果が認められていたということでしょうか? 今まで知らなかったものだから、根を捨ててしまって残念!


「制ガン作用」「抗潰瘍作用」「抗血栓作用」「抗菌作用」「抗エイズ作用」「抗アレルギー作用」「抗血管収縮作用」などがカルコンにあることが科学的に証明されているみたいですね。


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アシタバ(明日葉)の切り口の黄色い汁が「カルコン」と「クマリン」を含んでいるそうです。

「骨粗鬆症・アルツハイマー型痴ほう症・末梢神経障害」にも新たに効果があるとされ、近年の報告には「肝臓の機能が改善」「コレステロール値の低下」「血圧が正常化」「アトピーの改善」「花粉症が解消」「セルライトが解消」「ダイエットができた」「利尿効果で冷え・むくみが解消」「便秘の改善」「貧血の予防」「難聴が解消」「かすみ目が解消」「髪が黒くなった」「肌がすべすべして、シミが消えた」「お酒を飲んでも悪酔いしない」などがあるということです。


さらに「血糖値を低下」させる効果が発表され、大々的に報道されました。
これって国民病のメタボリックシンドロームにとってもすごくいいことですよね!


我が家の家族の悩みがすべて解消になってしまうということなんだけど・・・・
夫は典型的なメタボリックシンドロームだし・・・夫以外は花粉症だし。
我が家にアシタバ(明日葉) があるといっても利用するのは年に何回もないし、定期的にとらないと効果がでないのでしょうね。


大人から子供までいろいろの病気の改善ができるなら、まさにアシタバ(明日葉)さまさまです。
調べているうちに毎日でも食べてみたいという気になってしまいました。
このごろ飽きてきてしまって、アシタバ(明日葉)をおそまつに育てていました。

春のアシタバ(明日葉)

春のアシタバ(明日葉)  2007/4-16

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冬のアシタバ(明日葉) 2007/12-15



アシタバ(明日葉)の育て方として、1年目はまだ小さいので葉を摘まないで育てて、2年目から幼葉を利用します。
出てきた葉は全部は摘み取らないで何枚かは残しておきます。
草丈は1メートル前後に育ちます。
冬はなるべく暖かいところがいいので、我家では落葉樹(柿)の下の陽だまりになるところに植えてあります。柿の葉が落ちてフカフカしています。
我家のアシタバ(明日葉) はもう植えてから何年になるか分からないほどですが(多分15年以上にはなると思います)、一度苗を購入しただけです。


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アシタバ(明日葉)の花 2008/9-3


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花が咲いて種が出来た時は、とりまきをするといいそうですが、しなくてもこぼれ種でたくさん芽がでてきます。それに我家のアシタバ(明日葉)は冬に根元が凍ってとろとろに腐ってしまっても、残った根から新たに芽が出てくるのですよ。


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アシタバ(明日葉)の根元  2008/9-3
根元はイモのように太くなっています。


近年は暖冬なので多少葉が黄色くなる程度です。アシタバ(明日葉)にとっては良い条件なのでしょう。毎年枯れないでいます。
もしかしたら同じ所にあるといっても1†2度はこぼれ種で更新したかもしれません。
高冷地など凍結や積雪の多い地域では、株元にワラ・モミ殻などでマルチをして、地下部の保温に努めたほうがよいかも。


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キアゲハの幼虫で丸坊主になってしまった左のアシタバ(明日葉)
右はキアゲハの幼虫を捕殺したので、ふさふさしています。


害虫は,、アブラムシ類などです。アブラムシは付いている葉のところだけ取って捨てます。<
キアゲハの幼虫はつまんで抹殺といいたいところですが、穴を掘って棒で埋めて踏んでしまいます。
チョウのことを考えると残酷なようですが、そのままにするとアシタバ(明日葉)の茎だけになってしまいます。
2010年は最悪でした。ヨトウムシが大発生して、気がつかないうちに丸坊主になっていました。株元を掘ってみたら大きなヨトウムシが何匹も潜っていました。結局、アシタバ(明日葉)はもう芽が出てきませんでした。
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2011年からアシタバ(明日葉)と同じセリ科のボタンボウフウ(長命草・長生き草・チョーミーグサ・サクナ)を育てています。

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