シデコブシ
シデコブシは愛知県、岐阜県、三重県の一部の東海地方を中心とした限られた範囲に分布し、「絶滅危惧II類」に分類されています。
日本に自生するホオノキ、オオヤマレンゲ、コブシ、コブシモドキ、タムシバや、中国に自生するハクモクレン、シモクレンと同属です。
シデコブシ=幣拳(しでこぶし)、四手辛夷(しでこぶし)という名前は、細めの花びらの形が、神前に供えられる玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)に付けられる紙製の飾り「幣(しで)、四手」を連想したものです。
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昨年は鳥害のためにたったこの一つのシデコブシの花だけでした。
枝が屋根の下にいっていたので難を逃れました。
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昨年の力作?です。7†8割花が食べられてから吊るしたので間に合いませんでした。
吊るしてからも鳥の被害は続きました・・・
これではダメなのだと思っていたのですが・・・
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ことしはシデコブシの蕾が開きかけているのに、不思議なことに鳥が寄ってきません。
いつもならもうこの辺で無残なことになっているのに・・・
昨年の黒いゴミ袋をそのままにしてあったのですが、原因はそれしか思い当たりません。
(なお黒いゴミ袋はゴミのためではなく、梅干の最後の仕上げに使うものです)
様子をみていても鳥の姿はないのですが、さらに強烈な助っ人をぶら下げてみました。
これも捨てようと思っていたものです・・・
冬になると使っていたオートバイの手もとにつける防寒具・・・
・・・これはカラスに見えるかな!?と、ひらめいたのです。
やったね!
植えてから6†7年ぐらい経つと思うのですが、ことしはやっとシデコブシの花を見ることができました。
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蕾から花開くところの画像です
シデコブシ
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満開になったシデコブシ
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シデコブシの上の部分・・・窮屈なところに植えてある・・
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コブシの育て方
■植え付け時期
基本的に植え付けは10月†入梅までに行います。寒い地方では春植えにしたほうが無難です。
■植え付け用土
日当たり†明るい半日陰で、やや湿り気のある肥沃な土が理想です。
樹勢が強く、土質も選ばない丈夫な木です。バーク堆肥や完熟の腐葉土をすきこんだ土に浅めに植え付けします。鉢植えでも大丈夫です。
我家のシデコブシは塀と建物の間の午前中だけ上の部分だけ日光が当ります。
株元は日光が当らないので湿った状態です。まわりはフキが植えてあります。
■剪定方法
剪定はあまり必要ありません。無駄枝を剪定するのは落葉期に行いますが真冬の剪定は避けます。
■肥料
2月ごろに寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘り与えます。
私の場合はぼかし肥料です。
■病害虫
病害虫はあまり心配いりません。
露地植えして株が育つと虫がついたことはないですが、小さい苗など力不足の場合は虫がつくこともあります。発生したら消毒します。
シデコブシが「絶滅危惧II類」に分類されているのにどうして我家にあるのか?
いまや野生のシデコブシは接木繁殖されてネット通販、園芸店などにたくさんあるみたいです。
こういう形でもシデコブシがあっちこっちで育てられ、その姿を愛でてもらえればいいのではないでしょうか?
そのほかにも絶滅危惧I類になっても家庭で栽培されてるものがたくさんあるのでは?
オキナグサも我家にありますが園芸店で購入しました。いまそういう植物が増えています。
昔私が子供のころは山林もよく手入れされて遊び場でもあったのです。
環境が変わって普通にあったものがいつの間にかなくなってしまったのです。
山林の荒れ具合といったらすごいものです。
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