カランコエの花
マダガスカル島原産のブロスフェルディアーナ種を元にして改良された、小さな花を頂部に数多く咲かせるベニベンケイ型(ボール型)と、下向きの釣り鐘状の花をつけるベル型の2種類が鉢花として出回っています。
カランコエは多肉植物で乾燥にはかなり耐え、最低越冬温度5℃ぐらいの耐寒力もあります。
日が短くなると花芽を分化する短日植物で、1月中旬頃から開花します。
ベニベンケイ型は、人為的に日を短くする短日処理によって、10月頃から店頭に出ます。
★花を長く楽しむめるための開花中のカランコエの育て方★
■カランコエの置き場
次々と花を咲かせるには、日光によく当てて育ててください。
開花中は窓際の日の当たる場所が最適です。
カランコエは鉢を動かさないと花茎が明るい方に傾くので、ときどき鉢を回して、均一に光が当たるようにします。
■カランコエの水やり
水は、鉢底の穴から流れ出るぐらいにたっぷりと与えます。
そして鉢の表面が乾き気味になるまで水を与えず、乾いたらから2日2†3日後に与えてください。
水をやり過ぎると過湿状態になり根腐れを起こします。
カランコエは多肉の一種なので特に水のやりすぎには注意してください。
■カランコエの肥料
カランコエは、もともと肥料はあまりいらないのですが、1000倍ぐらいに水で薄めた液体肥料を月に1回ほど水やり代わりに施します。
花屋さんから購入したカランコエは、すでに元肥や置き肥がはいっているので花が終わるまでの約2ヶ月間は液体肥料を施せば充分です。
■病害虫の防除
丈夫な植物ですが、うどんこ病やアブラムシの発生を見たら、早めに殺菌剤、殺虫剤を散布します。
★カランコエの花を来年も楽しむための開花後の管理★
■置き場
花後の寒い時期は窓際のよく日光の当たる場所に置いてください。
春†秋は戸外の日当たりがよく雨の当たらない場所で育てます。
真夏の強い直射日光に当たると葉が焼けることがあるので、直射日光を避けた明るい日陰にお
きます。
■植えかえ
カランコエの花が終ったら花茎を切っておきます。植えかえは毎年行うようにします。
5月になってから根株を1/3程度くずし、1回り大きな鉢に植えかえます。
地上部も1/3ほど切り詰めます。
■用土
カランコエは多肉植物なので、用土は排水・通気性のよいものを用います。
※混合土の例
・腐葉土3:赤土5:鹿沼土2
・川砂4:ピートモス3:鹿沼土3
・赤玉土(中†小粒)5:ピートモス2:川砂3
・多肉植物用培養土をベースに赤玉土(中†小粒)を混ぜても
■さし芽
カランコエは切り口を1†2日乾かしてからさし芽にすると簡単に発根します。 挿してから1週間ほどそのままにし、それから水やりをします。
さし芽の用土は鹿沼土や赤玉土、さし芽用土など
■水やり
開花中の管理に準じます。
■肥料
花が終わるころになると、元肥として施された肥料の効き目も切れるころですから、市販の緩効性の肥料を4号鉢で2†3粒、6号鉢で5†6粒を鉢土の上にまいておきます。
液体肥料は1000倍液に薄めたものを真夏を除き月1回の割合で施します。
■病害虫の防除
開花中の管理に準じます。
カランコエは短日植物 なので、夜にも照明が当たる場所では花芽が付きにくくなります。
夏以降花芽ができるように照明に気を配ってください。
例えば、玄関や街灯など夜も明るくなっているような場所は避けてください。
※短日植物
一日の日の長さが短くなると花芽を付ける
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我家のカランコエ栽培記
花の終った処分品のカランコエをゲット。
カットして挿し芽をする。 2008/4-7
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2週間も経つと切り戻しのところからこのぐらい芽が出てくる。
単純計算で元のカランコエより枝数が倍になるわけです。 2008/4-21
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切り戻したカランコエは1ヶ月経つとこのぐらいになります。 2008/5-11
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さし芽したカランコエは鹿沼土に挿しておいたらまもなく発根します。 2008/8-1
発根したのを鉢に植え替えなくてはと思いながらも、タイルの上にしばらくそのままにして置いたのです。鹿沼土は多少は付いていましたが、根が裸のままで2ヶ月ぐらい置いていたでしょうか・・・場所は軒下なので、夏は日陰気味になります。
水は時々他の鉢植えのついでにかけていたという程度・・・ なんか虐待していたような・・・
でもカランコエは丈夫なものです。左は元のカランコエ。
※2012年頃から徐々に多肉植物を集め始めました。この頃から育て方の勉強をしたらなんと虐待していたわけではなく、放ったらかし状態がよかったみたいです。
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2008/8-1
元のカランコエはというと植え替えをしないでおいたので根詰まりしたのか、よく見ると気根が出ている。
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気根のところからカットして、根が出ているのでそのまま直接鉢に植える。
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元のカランコエの株も根をほぐして植え替えしました。
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3つのカランコエの鉢 2008/8-30
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左から元のカランコエ、挿し芽カランコエ、気根カランコエの鉢です。
分からなくなるので鉢に書いてあります。
処分品なのでどんな花が咲くかまだ分からない。
赤いカランコエかな・・・白いカランコエかな・・・それともピンク?
かなり楽しみ!
それとも通常のカランコエより高めの値段が付いていたので新品種かな?
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2009年のカランコエ
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10月下旬になると茎が伸びて草丈が高くなり、葉も紅葉してきます。
カランコエは短日植物なので蕾も見えてきました。
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無事、花が咲きました。多分このカランコエは「ミラベラ」という品種です。
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カランコエの花のアップ
3鉢ありましたが、2鉢は花が咲いて写真を撮る前にお嫁入り。
通常のカランコエと違ってまだ珍しいからか喜んでいました。
喜んでもらうとこちらもほんとうに嬉しくなり、育ててよかったなと思います。
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