●ジャガイモ栽培記 春栽培(自家採取の種芋)の画像 2010年度

2010年度の我が家の春・秋のジャガイモ栽培は昨年に引き続き無農薬栽培でした。
(2009年度のジャガイモ栽培は画像消滅のため、細かいことが思い出せなくて残念ながら省略します)
春栽培は自家採取のジャガイモを種芋にして育てました。たくさんのジャガイモが余ってしまったので、ダメもとで栽培してみたのです。いつもなら残ってしまったジャガイモは捨てていました。
※狭い場所での栽培には種芋は購入をお勧めします! 
自家種芋は余裕のある場所でだめもとの気持ちで。 

我が家の自家種芋での無農薬栽培はどうなったのでしょうか?
ヒョロリと長く伸びたジャガイモの芽は全部取って処分したところです。
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上の中からよさそうなものを選んで種ジャガイモに。
ひと際鮮やかなオレンジの「インカのめざめ」や赤色ジャガイモのノーザンルビー、紫の「キタムラサキ」などまだ珍しくカラフルなジャガイモは家庭菜園にお勧めです。まだ一般的には出回ってはいないので、自分で育ててみましょう。 ワクワク、ドキドキの連続です!
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昨年種芋を購入したノーザンルビーだけど、たしか600g(?)しか入っていませんでした。そして小さな芋を切っておいたら、なんと切り口が黒くカビてしまったのです。無事だった2†3個の種芋を育てただけなので、チョッピリの収穫でした。なのでもったいなくて食べることができませんでした (†。†;) 
それを今年は全部種芋にして育ててみることにしました。
昨年味見をしなかった分、特に期待大! どんな味か楽しみです。


紫色の皮と肉のキタムラサキは大きくなるタイプ。今まで育てた経験からは病気に強いと感じました。
これは2008年に種芋を購入してから3年目のキタムラサキで、昨年の収穫の残りのものです。
左は半分に切ったところ。
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今年(2010年)は最初からキチンとしたジャガイモの育て方はできませんでした。あろうことか、畑の準備ができていなかったのです。
キタアカリは畑の準備と植え付けが同じ日になってしまいました!

植える日に45cm巾ぐらいに荒起こしをしてから、元肥のジャガイモ専用の有機肥料を予定地に撒き、もう一度マンノウで全体に混ぜ込みました。(1列植え)
そして植える畝の中あたりに広い溝を掘り、その溝全体に自前のぼかし肥料を散らして種芋をおきました。キタアカリは切っていない丸のままを植え付けました。


キタアカリをいつもの年より少し狭い間隔で置いたようです。別に理由はなく、気持ちの余裕がなかっただけです。
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ジャガイモの芽がたくさん付いていましたが、元気なものを3芽だけ残し、あとの芽は植えるときに取ってしまい、芽かきをする手間を省きました。
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赤ジャガイモのノーザンルビーや紫のキタムラサキの予定地は早くから決まっていたので準備ができていたので、ただ植えただけです。
自前のぼかし肥料と元肥のジャガイモ専用の有機肥料を施しておきました。
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※「ノーザンルビー」は「キタムラサキ」の自然受粉種子の中から選抜された品種ということです。
※北海道農業研究センターの資料より


その日に作った即席の畝でもキタアカリはそれなりに育っています。

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上の画像から3日後に雪が降ったときは心配しましたが、霜ほどの影響はありませんでした。というかほとんど影響なしです。

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ここなどは芽かきをしてから植えても、後から出てきてこみ過ぎになっています。

この頃に1回目の追肥と土寄せをしました。

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あれっ? しおれている茎があります。

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見ると根元近くがかじられています。ネキリムシ? または何かの虫?

ジャガイモは茎が1本ではないので、全部かじられなければOKです。近所では1本にして育てている人もいます。

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もうこんな可愛い赤ちゃんジャガイモが育っていました。

知っていましたか? ジャガイモは根が肥大したものではないのですよ。茎の一種である匐枝(ふくし)と呼ばれる地下茎が肥大して塊状になったもので塊茎(かいけい)というそうです。根は細くなっているものがそうです。よく見ると違いがわかります。

余談ですが、サツマイモは根が肥大化したもので塊根(かいこん)というそうです。

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5月中旬のジャガイモ畑の様子です。この時期はジャガイモは育つのがとっても早いです。

20日ごろに2回目の追肥と土寄せをしました。

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ジャガイモの花です。ジャガイモの種類により花もさまざまな色になります。

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ナス科なのでナスとソックリの花!

ナスは中央のめしべが回りのおしべより長くないと良いナスができません。

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ジャガイモの花も体の調子のバロメーターになっているのかしら?
そうだとしたら雄しべより雌しべが長いのでこのジャガイモの株は快調ということになるのかしらね。種から育てたものとは異なり、ジャガイモは養分を蓄えている芋から栄養をもらうので、最初は何もしなくてもある程度はスムーズに成長します。


何の種類かわかりませんが、絞りの花もありました。
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淡い色のジャガイモの花。
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白いジャガイモの花。廃棄処分の場所から出ていたジャガイモです。
これは赤肉ジャガイモのノーザンルビーの花? あるいは紫肉キタムラサキの花か?
ノーザンルビーやキタムラサキのイモがその花の咲いている辺りからでてきたので、どちらかわからなくなってしまいました。今度からどの種類のジャガイモの花なのか、ちゃんとチェックしておきます。
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廃棄処分所はこちらです。白い花が咲いているでしょう。
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よく見るとアブラムシがいます。
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葉にもアブラムシがいます。
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でもテントウムシの幼虫もいます。
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体の模様がナナホシテントウです。
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こちらはナミテントウです。おなじみのナナホシテントウと模様が違います。
このテントウムシの幼虫は動きが早く、いつも忙しそうに動き回っています。
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昨年に続き、今年もたくさんいてアブラムシをパクパク食べてくれました。このようにアブラムシを退治してくれるテントウムシやクサカゲロウやヒラタアブ類などを天敵(てんてき)といいます。
このような天敵が我が家の畑や庭にはたくさんいます。虫の画像はたくさんありますが、まだほとんどアップしていません。


テントウムシさん、今年もごくろうさまでした。おかげさまで虫の消毒は一回もしないですみました。
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テントウムシの興味があるかたはこちらを。
テントウムシの種類と画像 天敵(てんてき)としてのテントウムシ

ジャガイモの育て方はこちら
くわしいジャガイモの育て方&ジャガイモのプランター(鉢)栽培

クモもまた虫類を退治してくれています。畑には何種類ものクモがいます。
自然のままにしておくとそれぞれの営みがわかってきて非常に面白いです。

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まだジャガイモを掘ってみないと大きさがわかりません。随時土寄せをします。
6月15日現在のジャガイモ畑の様子です。黄色く色づいてきたのがあります。今年は色づくのが1週間ほど早いようです。天候のせいなのか自種で消毒もしないから病気なのか、どちらでしょう?
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ジャジャ†ン
1回目のジャガイモの収穫です
早く黄色くなってしまった成績の悪い赤ジャガイモのノーザンルビーを先に掘ってみました。
意外に粒が大きいのもあります。でもこれでは大きさがわからないでしょう?
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ちなみに私の手の長さは、手首の一段目のシワから測って17cmあります。
これは2つのジャガイモがくっついてL字形になっています。
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上の変形ノーザンルビーは右上です。大きいほうです。中身はきれいでした。
1回目は早く黄色の葉になったものを掘ったので形も大きさもよくありません。
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ここでは変形ノーザンルビーは右上になっています。
本来ならば収穫するのは、よいお天気が続いて土がサラサラになっているときがいいのですが、雨上がりの後だったのでしょうか、大小いろいろのジャガイモがぬれていますね。早く食べきる予定です。
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1個だけ大きな虫食いのジャガイモがありました! 何の虫でしょうね? 
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2回目のジャガイモの収穫
2回目の収穫は1回目の収穫から6日後です。
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左側
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右側。この画像の右の上下と左上のジャガイモはノーザンルビーではありません。
以前に栽培したジャガイモで、皮だけが赤くなっていて名前はわかりません。。
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2回目の収穫のノーザンルビーはどのくらいの大きさというと、先ほども申しましたように手の長さが17cmあります。昔はとてもスマートでした・・いや、そんなことはどうでもいいことですが、ジャガイモの大きさが大体わかっていただけたでしょうか。もちろんノーザンルビーの中身は腐敗や空洞がなくきれいでした。
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こちらはとっても美味しいキタアカリ。これは大小のムラがありました。
中身はきれいでおいしかったです。
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こちらはメイクイーン。ノーザンルビーの形は赤のメイクイーンといったところでしょうか。
メイクイーンとノーザンルビーの収穫したものは時間が経っても腐敗や空洞がなくきれいでした。形もほれぼれするほどよかったですし・・
キタアカリは何個か腐ってしまったのがありましたが、以前の消毒していた時と比べても多くなく、同じぐらいでした。購入の種芋でなくても腐ってしまう率が同じなのはぼかし肥料のおかげかな?
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ノーザンルビーを除く全体の様子。手前がキタアカリ。奥がメイクイーン。
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今年の春はジャガイモを植える場所を確保できていなかったので、2回目の収穫でこれで終わりになりました。大好きなキタアカリは即席の畝でなお且つ購入の種芋でないためか粒も不揃いで量も少なかったです。いつもの1/3の収穫なので、よそさまにさしあげるほどありませんでした。
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ジャガイモの収穫が少ないので、秋にも作ってみることにします。

2年にわたって育ててみたノーザンルビーは家庭菜園向きです。
赤皮のノーザンルビーやキタムラサキは日に当っての緑化が見分けが難しいと感じました。栽培上の注意点は土寄せ(培土)をキチンと行なうことが大事だということです。ご存知のように緑化したジャガイモは毒があります。

・・・ところで気がついたかたはいるでしょうか?
私もここでやっとこさハタと気が付いた次第です!
最初のあのジャガイモの種芋をご覧になってください。
あのたくさんあった「キタムラサキ」や少しですが「インカのめざめ」はどこへ行ってしまったのでしょう!?
植える場所を求めてあちこちと種芋を持って歩いているうちに、植えたつもりになって失くしてしまったか、または選別のときに植えないほうに入れてしまったのでしょうか・・我が家の七不思議です。

気を取り直し、せっかく育てた赤肉ジャガイモ「ノーザンルビー」の自己流の料理を紹介します。
ノーザンルビーの赤紫の色素はアントシアニンで、生いも1gあたり2mg程度含まれているそうです。
※北海道農業研究センターの資料より

アントシアニンはフラボノイドの一種で、花色素とも呼ばれて染料や食品の着色料として利用されてきました。動物実験では抗酸化作用がある物質となっているそうです。人に対してはまだはっきりとしたデーターがないみたいです。薬も認可されるまで長い道のりがあると同じように時間がかかるのでしょうね。

アントシアニンは水溶性なので茹でると水に溶けて肉の色が薄くなってしまいます。せっかくのきれいな色が流れてはもったいないですね。溶けたほうの水を利用するのならいいですが・・・
アントシアニンは酸性で赤やピンクに、中性で紫、アルカリ性で青に変化という性質があるそうですよ。いろいろ試してみれば面白いかも。
左は薄皮をむいた生のノーザンルビーの美しさ。右は茹でて薄くなったノーザンルビー。
秋にもノーザンルビーを育てたのですが、それはそれは春栽培よりもっと鮮やかなルビー色でした。もっともルビーとは無関係でしみじみ見たことはありませんが、きっと本物より美しいかもしれませんよ。
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参考までに秋のノーザンルビー。まだこの秋栽培はまとめていません。2011/02-18現在
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蒸す、焼く、炒めるといった料理をすると色が残ります。
ナスとインゲンと一緒に焼いただけ。これより実際は薄い。 色は少しキツイけど栄養がありそう!
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から揚げの素をからめて揚げた。グリーンは一緒に揚げたズッキーニ。
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なお、真夏に例の廃棄処分する場所のジャガイモを掘ってみたら、嬉しいことに「キタムラサキ」が出てきました! 多分昨年に処分したものだと思います。
こういうのってほんとうにハッピーな気分になります。
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かなり大きくなっているでしょう。
肥料はおろか何の手入れもしないでスクスク育った「キタムラサキ」。
カラフルポテトは料理次第できっと面白くて楽しい食卓になると思いますが・・
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さらに11月下旬にはその近くにまたまたキタムラサキとノーザンルビーが・・
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楽しいジャガイモ栽培を是非お試しください。種苗会社や商社などの各社がいろいろな名前で売り出しています。名前が違う分ジャガイモも違うのでしょうか?
赤系
白肉の「ベニアカリ」、「アイノアカ」、赤皮黄肉の「スタールビー」
我が家の名前がわからない赤皮のジャガイモはもしかしたら「スタールビー」?

紫色のじゃがいも
「シャドークイーン」、「キタムラサキ」。皮だけ紫の「ジャガキッズパープル」
「シャドークイーン」はノーザンルビーと同じ年に種芋を購入したのですが、植える前に管理が悪かったためか腐ってしまって育てるまでには至りませんでした。

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