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くわしいジャガイモの育て方&ジャガイモのプランター(鉢)栽培

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ジャガイモの収穫

嬉しいジャガイモの収穫!
ジャガイモは育てる喜びを早く実感できる野菜のひとつです。
 
ジャガイモはナス科ですが、日本には、1600年ごろにオランダ船によりジャカルタ港より運ばれたそうです。当時のジャカルタが「ジャガタラ」と呼ばれていたため、「ジャガタライモ」と呼ばれるようになり、呼び名が変化しジャガイモになったそうです。
「馬鈴薯」(ばれいしょ)とも呼ばれていますが、「馬鈴薯」の由来は諸説があるようです。

春の簡単ジャガイモ栽培 2012年
悪い条件が重なった春のジャガイモ栽培記 2011年度
ジャガイモ デストロイヤー(グラウンド・ペチカ)栽培記   2015年

タイトルのプランター(鉢)栽培は長くなってしまったので、別記事にしました
ジャガイモのプランター(鉢)栽培 
インかのめざめ   
ジャガイモ デストロイヤー 秋のプランター栽培

ジャガイモは短期栽培で収穫ができ、一度は育ててみたい野菜です。
たくさん収穫できたら貯蔵もできるし、料理でもよく使う野菜ですし・・・
北海道のように昼夜の温度差が大きいほどジャガイモは肥大しホクホクしておいしいです。
でもこの辺でも近頃は本当においしいジャガイモができるようになりました。

今までに栽培したジャガイモではキタアカリが一番おいしかったけど、全部の種類を栽培したわけではないので何が一番とはいえません。
調理目的に応じて種類の使い方をすればいいわけですね。

ジャガイモの種類は定番人気の男爵、メークイン、キタアカリ、ワセシロ、デジマ、ニシユタカ、とうや、インカのめざめ、インカのひとみ、シンシア、チェルシー、シェリーシャドークイーンノーザンルビーデストロイヤー、十勝こがね、ホッカイコガネなどたくさんあります。

ジャガイモが育つのは10-23℃で、生育適温は15~20℃で、17度前後が最もジャガイモが大きくなるそうです
ですから地域によって種イモの植え付け適期は違います。

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ジャガイモの育て方(2008年のジャガイモ栽培記

ジャガイモの植え付け

私の住んでいるつくば市ではお彼岸前後に植えつけますが、家によって、種イモの植え付けは早い遅いはあります。

温地帯では春の生育期間は80~100日と短期間なので、霜害を受けない範囲でできるだけ早く植え付けたほうが育ちがよいようです。
現在は温暖化が進んでいるので、以前より早く植え付けてはいますが・・

遅霜予想の場合は、不織布やワラや落ち葉などで芽を保護します。
でも黒くなり駄目になってしまうといっても、別のところからまた芽が出てきます。
ジャガイモの芽はくぼみのところからいくつか出るのでちょっと遅れるだけなのです。

植え付け時期については、近くで長年栽培している農家の人に聞いたほうがいいと思います。
農家の人って聞かれると嬉しいもので喜んで教えてくれます。


ジャガイモは種イモ専用のものを買わないとうまく育ちません。
ウイルス病にかかったイモを種イモとして植えると、生育がとても悪くなり、収穫できなくなることもあるのです。

※種イモは購入したらよく日光に当ててください。たまにひっくり返してまんべんなく当てます。
 初期に芽を太陽に当てることにより、丈夫なジャガイモに育ちます。

ずいぶん昔の話(1980年頃)ですが、ジャガイモの植付けが遅れてしまい、急いで育てようとマルチ栽培にしました。
でもジャガイモが全然大きくならないことがありました。
その時は不思議で仕方がなかったのですが、あとでジャガイモが大きく育つ適温があると知りました。
多分、植え付けが遅れた上にマルチをしたことにより、だいぶ高温になっていたからだと思います。


ジャガイモの切り方
種イモのジャガイモを30g~40gづつ切り分けます。
大きさによりますが、大体半分~3分の1にカットします。大きなものは4つ切りします。
カットする際は、イモの頂部(芽が集まっているところ)から縦切りにします。
できれば植付けの3~4日前にカットし、切り口をコルク化させてから使用すると、植付後の腐敗を防ぐことができます。
昔は草木灰を切り口に付けてから植えたのですが、現在は自然に乾燥させてから植えています。
SまたはSSサイズの小粒の種イモが手に入れば、カットしなくて済むので便利です。

一昨年(2006年)はSSサイズの種イモが手に入ったので、カットしないで育てました。
気温などの条件が違うので一概には断言できませんが、生育はいままでの通常サイズをカットしたものより良好でした。
1株でもたくさん収穫できました。


2008年はキタアカリ、インカのめざめ、キタムラサキを栽培しました。
キタアカリは美味しくて毎年作るのですが、インカのめざめ、キタムラサキは初挑戦です。

種イモ キタアカリ、インカのめざめ、キタムラサキ


ジャガイモの種芋  
キタアカリ(右側2㎏)、インカのめざめ(左上1㎏)、キタムラサキ(左下1㎏)

※ジャガイモ栽培の注意点
●連作障害が起こらないように輪作を行います。
同じ科の野菜は同じ場所に続けて作ると、病害虫が発生しやすくなるなどの連作障害を起こしやすくなります。
ナス科は3~4年以上間をおく必要があるので、畑の作付け計画(割振り)を決めて育てます。

・畑を4分割~5分割して、1ヶ所にナス科の野菜をまとめて栽培し、1年づつ隣りに移動すれば、」毎年どこに作るか悩まなくてもいいのでは・・・ 
私は物忘れがひどいので、そうしています。
※面積がない場合は土壌自体を堆肥やぼかし肥料などを入れて病気に負けない土作りをするとよいみたいです。
関連記事 我家の堆肥 ぼかし(ボカシ)肥料

我が畑も土作りが成功したみたい(?)なので2011年は連作して確かめてみます。
これが成功したらすごいことだと思ていたら、近状の友人はいつも連作しているけれどうちでは大丈夫だよとさらりと言っていましたね・・・。


ジャガイモを植える土づくり
スコップや鍬であらかじめ畦(うね)間を60cmくらい、深さは25㎝程度に耕して平らにならします。冬の間に天地返しをしておくと病虫害が少なくなります。
(2本列に作る場合は120cm畦(うね)間を作ります。あまり場所が無い方は100cmでも大丈夫です)
幅が狭いと後で行なう2~3回の土寄せができません。

※注)上は2007年までのジャガイモの畝の方法でしたが、2008年は、少し狭くし45cm幅だけ耕した畝を4本つくりました。
45cmというのはジャガイモが育つ場所の範囲と考えてのことだからです。
ジャガイモの畝と畝の間隔は我が家では90cm弱ぐらいですが、場所が少ない場合は70~80cmぐらいでも大丈夫でしょう。

この方法で試してみた結果、収穫は変わりなくこれから我が家ではこの方法でいこうと考えています。
だんだん体力も落ち、なるべく省力でたくさん収穫ができる家庭菜園を目指しています。
この45cmの畝を利用してジャガイモの後は「地這いキュウリやサツマイモを植えるのです。キュウリは晩秋まで収穫できます。


ジャガイモの土壌酸土はpH5.0~6.0で弱酸性が適しています。
それより酸性に傾いているときは植付けの2週間前までに1㎡あたり1握りの苦土石灰を施します。
(苦土石灰を過剰にならないようにします。そうか病などかかりやすくなるみたいです)
前作の野菜のときが苦土石灰を多く施した場合は石灰は必要ないかと思います。


ジャガイモ栽培は水はけのよい場所が大事です。そのためジャガイモの畑は高畝とするとあります。でもうちの畑自体が水はけがよいのでほんの少しだけ高い畝にします。
あとで2回ほどジャガイモの土寄せをすると、自然に高畝になるからです。
最初から高畝にすると土寄せが結構大変です。植える場所により判断してください。


余ったジャガイモを植えた場所は土というより腐葉土だらけのところだったのですが、ビックリするほどいいものができたのです。
水はけが良くて、サラサラになっていた土だったからかなと思います。
芽が出たあとでジャガイモ専用の有機肥料を一度少々施しただけで、なんの手入れもしませんでした。
砂地などもよいジャガイモが出来るみたいだし、サラサラした土がポイントかな?
※後に秋ジャガイモ栽培した時のこと、サラサラした土壌で雨が降らなく乾燥した日が続いてもダメでした。


ジャガイモの肥料
植え付け1週間前に、畝の中央に深さ15cmの溝を掘り、草木主体のぼかし肥料あるいは堆肥2kg(バケツ1杯)/㎡と元肥の化成肥料150g/m2(N・P・K=8・8・8)またはジャガイモ専用肥料を入れて軽く混ぜます。
ジャガイモはスタートダッシュ型なので元肥主体にします。


ジャガイモの植付け
30cm間隔で深植えにならないように、ジャガイモの切口を下にして植え付けます。
↓この場合は小さいので、丸のままで植えました。

IMG_1856-1.jpg



ジャガイモの芽かき
一つの種イモからたくさんの芽が出るので、草丈が10cmくらいになったら生育のよいのを2~3本に間引く。
アブラムシや疫病の防除は早めにやっておきます。
ジャガイモを大きくしたくない場合は、通常の栽培に比べ株間を詰めたり、ジャガイモの芽の数を3本ぐらいにします。
私は毎年3本に決めています。芽の数が多いほどジャガイモは小さくなります。
この辺ではジャガイモの芽の数が1本の人もいれば2本の人もいて人さまざまです。
このぐらいの時ジャガイモの芽かきを行ないます。


IMG_2756-4-14-1.jpg

芽かきをする際は、種イモが抜けないよう、株元を押さえて斜めに抜きます。
 

ジャガイモの追肥・土寄せ
間引きが終ったら株元に化成肥料50~60g/m2(N・P・K=8・8・8)、またはジャガイモ専用肥料を追肥して軽く土寄せをします。
2週間後に2回目の追肥をしてから、土寄せをします。

土寄せはジャガイモの露出による緑化の防止、雑草防除、えき病による腐敗の防止、イモの肥大促進の目的があります。
土寄せした深さは10~15cmくらいが目安です。
土寄せをしてからもジャガイモが株元に見えていたら、また土寄せを行なってください。
ジャガイモは種イモの位置より浅いところ(地表に近いところ)にできるので、土寄せは必ず行ないます。

※ジャガイモの緑化したものはソラニンが増えて有毒です。毎年のように中毒事件が起きています。ジャガイモの緑化が進行するような条件(直射日光や高温)にジャガイモを放置しないことです。

土寄せが足らず緑化してしまったジャガイモ
(外側だけが緑化しているので、私は厚く皮をむいて食べていますが、いまのところ何事もなく無事でいます。食べない方がよいのでしょうか? よくわからないので、まねしないで下さい)


緑化ジャガイモ



ジャガイモは種イモの位置より浅いところにできるのはなぜかと思いますか?
種芋の上に白いもの(ストロン)が伸びて先がふくらんでいます。

DSC05981-11-5-1.jpg



これは畑にある草木を捨てる場所から自然に出ていたジャガイモです。
いつ捨てたかわからない小さなジャガイモ(多分爪ぐらい)でもひとりでこれだけになっています。
そしてみんな種芋の上から子ジャガイモが出ています。


DSC05902-10-31-1.jpg

ジャガイモは短くなった茎が塊になっている球根で、塊茎(かいけい)なのです。
根が太ったのではなく、茎の一種だったのです!



5月上旬のジャガイモ畑

↑5月上旬のジャガイモ畑。土寄せを行ったばかりです。



5月下旬のジャガイモ畑


↑5月下旬のジャガイモ畑。蕾が出た頃に再度ジャガイモの土寄せを行います。
奥には数種類のブルーベリーが植えられています。


ジャガイモの花

ジャガイモの花 2007-5-30
ジャガイモはナス科なので可愛らしいナスの花に似た花が咲いています。
種類によって花の色が違います。白や紫、白・紫の混色など・・・
ジャガイモの花は小花でかわいいので、ときどきフラワーアレンジで楽しんでいます。


ジャガイモの小さな実

品種によっては、小さな実がなる場合があります。これはいつまで経っても大きくなりません。
本当は花も実も摘んだほうがいいのかな?と思うときがありますがどうでしょうか? 
でも違う品種を交配させた実を育てて、種をまけばオリジナルのジャガイモができるかも。


ジャガイモの病害虫
ジャガイモには、さまざまな病害虫がありますので、症状がでたら、専用の薬剤等で防除します。これまでの我家の場合は1~2度、殺菌、殺虫剤混合で防除していました。

一般的にジャガイモ畑にはテントウムシダマシ、アブラムシなどが多いですが、ジャガイモだけでなく他の野菜や後からの野菜まで影響があるので、防除は必要です。

でも2008年は我が家では1度の防除だけでした。
というのはぼかし肥料主体からなのか、あまり病害虫が発生している様子が見受けられなかったからです。
土がよくなれば野菜が強くなるのかな?

テントウムシダマシ類にはニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウが知られています。
葉肉をさざ波状に食害するニジュウヤホシテントウ

ニジュウヤホシテントウ

反対にナナホシテントウム、ナミテントウムシ、ヒラタアブ、カマキリなどはアブラムシを食べる益虫なので退治しないでください。
我が家のジャガイモ畑でもテントウム、ヒラタアブ、カマキリが活躍してくれています。
テントウムの幼虫もすごい食欲なのですよ。色々な模様のテントウムシがいます。大切にしてください。
テントウムシの種類と画像 天敵(てんてき)としてのテントウムシ
ヒラタアブ類
カマキリ

IMG_3266-1.jpg


ジャガイモの収穫
茎や葉が黄色くなってきたら収穫適期です。畑が乾いているときに収穫します。
畑が濡れているときに収穫するとイモが腐りやすいので、雨の後などの収穫は避けましょう。
収穫後は日陰で2週間くらいジャガイモを積み上げないで並べて乾かしましょう。
腐ってしまうジャガイモがあるので、このときに取り除きます。

 2008年春 ジャガイモの収穫

インカのめざめとキタアカリの収穫 6-28
2008/6-28

写真は1株ずつに分けたものです。
これほどの収穫は初めてで、手前が「キタアカリ」、奥の小柄なジャガイモが「インカのめざめ」
キタアカリは少し早めに収穫しました。
奥にまだ植えたままで葉が見えるのは「キタムラサキ」です。

ジャガイモ「インカのめざめ」 栽培記

「キタアカリ」
関連記事 キタアカリ栽培記
2008/7-7
キタアカリ 7-7

一株で一番多く収穫 したのはこの株です。小さいと思うでしょうが、かなり大きいのもあります。
上から3番目あたりが普通サイズです。残っていたキタアカリもこの日全部収穫。


キタムラサキ
関連記事 キタムラサキ

キタムラサキ 7-14


2008年のジャガイモの収穫の感想

植え付けの際いろいろな大きさの切り方で試しました。ノートに列やら何番目にどのようなジャガイモがあるかとか詳しく書いておきました。
収穫のとき写真を撮ってはおきましたが、年末にまとめようと思い、そのままにしておいたら後で写真を見ただけではよく分からなくなってしまいました。

やっぱり研究をするかた達とは違い、そのつど何グラムなどと量れないし難しいことでした。
感想としてS(SS?)サイズのキタアカリは今年も大収穫。
「インカのめざめ」は初めてでしたが、早く葉が黄色くなって早めの収穫。極早生のジャガイモでした。
キタムラサキはタネ種芋が大きく、また芽が1~2個しか出ていなくて晩生タイプでした。葉がいつまでも黄色くならず、キタアカリより1週間過ぎてからの収穫でした。
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2009年度ジャガイモ栽培

少しずつ我が家のジャガイモ栽培は変化していきます。畑ではキタアカリ、メークィーンを栽培。
2009年は昨年までと違い、一切農薬はしませんでした。別に無農薬にこだわったわけではなく、忙しくてついそのままの状態だったのです。

アブラムシがたくさん付いてしまったのですが、なんとテントウムシがたくさん出てきて、あっというまにアブラムシを退治してしまいました。
天敵の威力をあらためて見せつけられた感じでした。

結果、今年も豊作でした。
でも生育初期はアブラムシに吸われてしまったから、ウイルス病が潜んでいるかもしれないですね。
食べるのには差支えがないですが、種芋にするには問題があるかも。
リンクの鉢栽培はそのときの種芋で秋に植えたものです。この場合はたまたま問題がなかったです。

畑も鉢のジャガイモも画像をたくさん撮ったのですが、つまずいてパソコンにお茶をこぼしてしまい、育っていく様子の画像はほとんど(2009年分)消えてしまいました(大泣)((>_<。)。。

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ジャガイモの保存について
ダンボール箱などにジャガイモが呼吸できるよう小穴をあけ、光にあてないように暗い場所で保存します。
なおリンゴを入れると発芽抑制効果があります。でもリンゴなどから発生するエチレンガスの濃度のコントロールは難しいそうです。
じゃがいもは通常5C以下の冷暗所で保存するといつまでも芽は伸びないそうです。たくさん貯蔵するのは難しいことですね。

収穫から2~3ヶ月はじゃがいもの休眠期なので、なるべくその間に食べてしまうとか、喜んでくれる人にあげるとかしたほうがよさそうです・・・
芽が出てきたらこまめに芽かきをすると、芽に栄養を取られないのでじゃがいもがへこみを遅くします。

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