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キョウチクトウ(夾竹桃)
キョウチクトウ科 キョウチクトウ属
原産 : 地中海沿岸、西アジア
別名:半年紅、ミフクラギ(目膨木)、
常緑小高木 樹高約3†5m
開花時期 : 6月†9月
夏の代表的な花木のひとつのキョウチクトウはとても丈夫です。
ピンク、白、黄色、オレンジなど多数の園芸品種があり、一重や八重咲きがあります。
葉がタケに似ていることと、花がモモに似ていることから中国でキョウチクトウ(夾竹桃)と名がついたみたいですね。キョウチクトウは乾燥や大気汚染などの公害にも強いということで、街路樹や高速道路沿いにもよく植えられています。原産地が地中海沿岸、西アジアなので耐寒性はやや弱い。弱いといっても茨城県南では傷んだキョウチクトウは見かけませんね。
海岸の砂地、やせ地でも育ち、土地を選びませんが、花を咲かせるには日当たりの良い場所が最適。
インド原産の在来種は江戸時代に日本へ入ったと言われており、種名のNerium indicum のindicumはインドに由来しています。
地中海原産のセイヨウキョウチクトウ(Nerium oleander)もあり、在来種のキョウチクトウの花に芳香があるのに対し,セイヨウキョウチクトウには芳香がない点で区別しているそうですが・・・・
キバナキョウチクトウというのもあるそうですが、まだお目にかかったことはございません。
ピンクで八重のキョウチクトウの花
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白いキョウチクトウもなかなかいいものです。
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キョウチクトウのふやし方はさし木が簡単で、さし穂も古枝でもよく、時期、用土も選ばず、水ざしもできるとのこと。
また、一重のキョウチクトウからは種が採れ、発芽するそうです。
経験はないのですが、機会があったら蒔いてみたいですね。もとの親とは違う花が咲く場合もあるそうです。
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キョウチクトウは利尿作用がある成分や強心作用を含む物質を含んでおり、民間薬としても使われているそうです。
反面、心臓発作や下痢、痙攣などを引き起こす毒性の強い植物でもあります。
キョウチクトウの枝を串ざしに使ったり、箸(はし)として使用した結果、死亡者が出ています。
枝、葉・花・果実・樹液だけでなく燃した煙も有毒だそうですが、枯れたのをそのままにしておき(1年)、腐葉土になれば毒性は無くなるそうです。また周辺の土壌にも毒性があるとのことです。
キョウチクトウはあの青酸カリをも上回るという、植物の中では非常に強力な部類に入る猛毒をもっているそうですから、取り扱いには十分注意が必要です。家のまわりにキョウチクトウを植えてあったときは、みんなで教えあいましょう! 特に子供たちに教えておかないと危険です。
そのほか有毒成分が含まれる植物には、チューリップ、スイセン、ジギタリス、エンジェルトランペット、スズラン、オモト(万年青)、フクジュソウ(福寿草)、クリスマスローズ、アザレア、アジサイの葉などが身近にあります。
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