昨年秋、初めて茎が長く伸びる新顔のシュンギク「スティックシュンギク」を蒔いててみました。
スティックシュンギクはシュンギクのあの独得の香りと苦味が少なく、茎や葉が普通のシュンギクに比べて柔らかくで歯切れが良いです。
収穫してらそのままコップに挿してスティックサラダにして食べることができるとのことで、早速試してみました。シュンギク同様おひたしや鍋物としてもよいので使い道が大変広いです。
スティックシュンギクの露地栽培
◆畑の準備
日当たりと水はけのよい場所に種をまきます。
10日†2週間ほど前に1†当たり苦土石灰を2握りほどをまいて荒起こししておき、1週間ほど前には元肥として1†当たり完熟堆肥2kg†3kg(ピートモスやヤシがらでも可)と発酵油かす、化成肥料を2†3握り施しておきます。
堆肥を入れると水持ちがよくかつ排水がよい土になります。
このときは(1週間ほど前)私は冬に作っておいたぼかし肥料と化成肥料を使います。
◆蒔く時期
秋の栽培では8月中・下旬†9月上旬、春は4月中旬†5月がまきどきです。
秋は遅くなるとさぁ収穫というときには寒さが訪れてあまり収穫が望めません。
暑い時期なのでまだまだと思っていると収穫が少なくなってしまいます。
そういう私もいつも遅れがちです。今年は旧盆が終わったらすぐまく予定です。
◆種まき
ばらまき、すじまき、点まきができます。
まき終わったら軽く土をかぶせ、たっぷり水をかけます。
種子は好光性なので覆土を厚くすると発芽が不良となるので軽く覆土します。
秋蒔きで多少厚めに蒔いて間引きしながらサラダにして食べたらクセがないので美味しかったですよ。
春はトンネルで被覆すれば1ヶ月は早く種まきができます。
その場合は土壌に十分水やりをしておき、トンネル被覆をはずしません。
日中、トンネル内が暑くなってきたら(4月中、下旬)、トンネル被覆をはずします。
そのあと不織布などの被覆資材でトンネル掛けして成虫の侵入、産卵を防ぐとよいでしょう。
◆水やり
乾燥すると芽の出が悪くなるので注意します。
夏に種を蒔くときは乾燥に注意します。
◆間引き
いずれも触れ合う程度に間引きをします。私はいつでも混んだら間引きという具合にしています。
◆肥料
様子を見て肥切れさせないように育てます。
液体肥料や化成肥料を施しています。
◆収穫
大きくなりすぎると茎が硬くなるので、サラダには早めに収穫します。
天ぷらや炒めものには25†30†になったものを。
あまり大きくすると食味は落ちます。
◆病害虫
少量の栽培なので、春、秋ともに病気はほとんど発生しませんでした。
シュンギクは長雨などの多湿条件下では糸状菌(かび)関係の病気が発生しやすいということです。
スティックシュンギクも同じだと思われます。
シュンギクにはたまにアブラムシ、ハモグリバエ、ヨトウムシ、ネキリムシが発生することがあります。
これらもスティックシュンギクにも当てはまるのではと思いますが・・・
まだ2回だけの栽培なので、どうだか断言はできません。
スティックシュンギクのプランター栽培
種をまいたら、その上に新聞紙をかぶせます。種の飛散を防ぎ、水分も保たれ芽がそろいます。
発芽までの日数は、暖かい時期で3†4日、寒い時期で5†6日ぐらい。
発芽したら芽が間延びしないようにすぐに新聞紙をはずします。
その後は乾いてきたら(2†3日に1回位の割合)、水を与えます。
私は畑とプランターに同時に蒔いて見ましたが・・・
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プランターのスティックシュンギク 10-12
あれっ?なんでリシマキア・ファイヤークラッカーのところにシュンギクが生えてきたのだろう?
不思議なことがあるものだと思いました。
・・・・まことにお恥ずかしい話ですが、スティックシュンギクのタネをまいていたのを忘れてしまって、後からリシマキア・ファイヤークラッカーの苗を植えてしまったのでした (/ω\) ハジカシー
仕方がないのでそのまま育てることにしました。
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プランターのスティックシュンギク 10-25
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間引きしたあとは、化成肥料と油かすなどを追肥し、肥切れさせないように育てますが、リシマキア・ファイヤークラッカーもあるため、そのまま・・
ぼかし肥料をたっぷり入れたのでよく育っている。 おいしそう!
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プランターのスティックシュンギク 11-3
スティックシュンギクは下のほうの葉と葉の間の茎の部分が、育つにつれてどんどん伸びていくシュンギクです。
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畑のスティックシュンギクは1月になるともう寒さで無残な姿に・・・1-10
上と同じ日の軒下のスティックシュンギク
夜と寒い日はだけちょこっと保温してみたのですが・・・まだ霜に当たらないためかグリーンです。
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毎日遊びにきていて、とうとう我が家の居候ニャンコになってしまった3匹の猫のうちの1匹。
この3匹の猫にこのステックシュンギクのプランターが格好の昼寝の場所にされてしまいました。
こんな狭いところに交代で寝ています。
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スティックシュンギク 1-25
軒下のプランター。上のほうはまだ緑色が残っていますが相当弱っている。
やっぱり真冬は軒下でもシュンギクやスティックシュンギクは保温なしの栽培は無理でした。
野菜の栽培は無理な時期は避けて適期に・・・が基本です。
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