●★シンビジュームの年間の管理・育て方

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シンビジュームの年間の管理をしっかりとして来年もまた花を咲かせましょう!!

シンビジュームは数多くある洋ランの種類のなかでは扱いやすい種類です。

シンビジュームはは春と秋はほどほどの手入れでよく、冬の間は株は生育しないで成長休止期になっているので、温度の点にさえ気をつければ、あとはあまり手はかかりません。
一番忙しいのは夏だと思います。

冬の管理
■冬のシンビジュームの置き場 
明け方の温度が5℃以下になりそうな場所には置かないようにします。
このぐらいの温度だと株はあまり寒さ負けしませんが、シンビジュームの蕾は寒さに弱く、もし1†2℃までの寒さにあわせると、黒っぽくなって落ちます。
シンビジュームの花を長く咲かせるための適温は10†15℃ですが、高い場所は思いのほか高温になります。暖かくなる場所は下に置いたほうが無難でしょう。

シンビジュームは日光のよく当たる廊下や玄関、ショーウインドウなどには飾らないようにします。
こうしたところは日中こそ日が当たり暖かいのですが、明け方には室温がぐっと下がるのでよくありません。でも日光不足になると蕾が開花しないことがあるので、週3†4日はガラス越しの日光に当てます。
また、日中23℃以上、夜間温度が21℃以上ともなる場所では開花せずに黄色くなって落ちる傾向があるからです。夜間は暖房をしている部屋では温風の当たらない場所がベストです。


■冬のシンビジュームの水やり 
シンビシュームは、球状のバルブをもち、この中に水分を蓄えていますから、2†3日ぐらい水やりが遅れても花がしおれることはありません。

植え込み材料の表面が乾いてきたときに水を与えるだけで結構です。
乾いたかどうかは、植え込み材料の表面に指を当てて判断しますが、だいたい3†4日ごとの水やりで十分です。与えるときには鉢穴から水が少し流れ出るぐらいに行います。


なお、夕方からの水やりは根が冷え込むので避け、午前中に行うようにします。
また、冬の水道水は冷たいので、水道の水をそのまま使うのは避けます。
汲み置いた水を、鉢のそばに1†2時間置き、室温と同じ温度になったものを与えます。


■冬はシンビジュームの肥料は施しません。


※シンビジュームの花穂はすべて満開40†50日後になってから、花茎の生え際から切り取ります。
 花は切り花として楽しめます。そうすることにより、来年の花芽がまたできます。
切り取る際には消毒したハサミを使わないとウイルスに感染するときがあります。


春の管理

■春のシンビジュームの置き場 

少し暖かくなると、バルブの生え際から新芽が伸び出てきます。

これは株が成長期に入ったサインなので、新芽を確認したら、ガラス越しの日光がなるべく長く当たる場所に置きます。


関東地方以西ならば、八重ザクラが散って10日もすると、戸外に出せます。
ベランダでも庭でも、毎日5†6時間は日光が当たる場所に置きます。

何株もあるときは、株と株との間を100†120cmあけておき、込み合わないようにしておくと、今年出てくる葉はあまり垂れず、よい形の株になり、花芽も多くなります。


春の終わりから初夏にかけて戸外栽培に移ります。
シンビジュームを戸外に出す際、株元から出てくる新芽を調べ、口径20cm鉢で3個以上出てきたときは、3個を残して残りを折り取り、新芽の数を制限しておきます。
6月頃から新芽の脇に新しい芽が出てくることがありますが、この新芽は全てかきとってください。
根から吸収した栄養分をできるだけ花芽に集中させるためです。


■春のシンビジュームの水やり 
与えた水は早く乾くようになりますから、2†3日ごとに水やりをします。


■春のシンビジュームの肥料 
新芽が伸び始め、今年の成長がはっきり確認されてから肥料を施し始めます。
1000倍に薄めた液体肥料を週1回の割合で施します。

また、同時に油かすと骨粉とを混ぜて固めた固形の肥料を5月上旬に施し、引き続き6月上旬と7月上旬にも施し、合計3回、5†6個ずつを置き肥し、これ以後は施しません。


■春のシンビジュームの植え替え、植えつけ後
1†2年経過した株は、鉢いっぱいに大きくなります。
この株の姿を見ると、毎年植え替えたくなるものですが、植え替えると、新しい根を張るのにエネルギーを取られ、次の年は花芽が出なかったり、出ても本数が少なかったりします。

そこで、植え替えは1†2年おきとし、株分けは、株の大きさが直径25†30cmになった後に、これを3株ほどに分け、別々の鉢で育て直します。
シンジジュームは株が増え、鉢いっぱいになったころにたくさんの花を咲かせる性質があるので、頻繁な株分けは避けます。


シンビジュームの株分け
鉢から抜いたら、植え込み材料を落とし、古根、萎れた古バルブを切り離す。
芽のあるバルブのうしろに葉の落ちたバルブもつけて、最低3個以上のバルブをまとめて1鉢とします。
シンビジュームは細長い鉢に植えつけます。
植え込み材料はバーク単用やバークに軽石などを混ぜたもの、洋ラン用培養土などです。
昔はミズゴケで植えたものですが、今はあまり使われないようです。

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シンビジューム


シンビジュームの夏の管理
シンビジュームにとって一番忙しい手入れどきです。

■夏のシンビジュームの水やり 
与えた水はすぐに乾くので、一般に最低限毎日1回の水やりが必要です。


■夏のシンビジュームの肥料 
液体肥料の1000倍液を週1回施します。


■病害虫の防除 
7†8月の酷暑のころは葉裏にハダニが発生しますから、週1回殺虫剤をかけて防除します。


秋の管理
■秋のシンビジュームの置き場 
秋の終わりまでは戸外栽培とし、秋の終わりごろ、最低気温が10℃ほどになったら室内に入れて冬の管理にします。


■秋のシンビジューム水やり 
夏に比べると回数は半分かそれ以下で2†3日ごととなりますから、春と同じぐらいの割合です。
夏と同じように乾いたら水やりを行います。


■秋のシンビジューム肥料 
9月末までは液体肥料の1000倍液を週1回施します。


■秋のシンビジューム作業 
花芽が伸びてきたら、支柱立てを行います。

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