●★クリサンセマム・パルドサム(ノースポール)の育て方

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可愛いノースポールの白い花


<クリサンセマム・パルドサム>通称ノースポール
キク科レウカンセマム属  

原産地:北アフリカ  地中海沿岸
開花時期 :初冬†5†6月
花言葉: 「清潔」 「誠実」 「愛情」


クリサンセマムはキク属全体を指します。ノースポールは北極という意味です。
北極は雪というイメージからかスノーポールという名で呼んでいる人もいます。
ノースポールは草丈はそれほど高くならず、自然に形よく茂り、満開の時期は株を覆うくらい真っ白の花が咲くので、花壇の前列などに最適な植物です。

ノースポールは春のイメージですが、冬から開花し始めるので冬の寄せ植えなどによく使われます。
草丈の高い草花と組み合わせて配色を楽しむのに適しています。
どのような花とあわせても白の花なので違和感がありません。
ノースポールは引き立て役だけではなく、まとめて植えるとチューリップみたいに春の主役になるとおもいます。
ノースポールが大好きな人ってかなり多いですね。

ノースポールの育て方

日当たりの良い庭、花壇などが最適です。
ノースポールは寒さに強く霜に当たると多少葉が痛んだりしますが枯れることはありません。
2007年は暖冬だったので、北関東でも外でもノースポールは元気に咲き続けていました。
ノースポールは耐寒性がありますが、厳寒期には霜よけした方が葉先が痛みません。
でも多少の雪を被っても案外強いものです。
我家ではこぼれ種で増えているノースポールに霜よけはしていません。


基本的にクリサンセマム・パルドサム(ノースポール)は水はけがよくて、やや水もちがよい、有機質の多い肥沃な土壌を好み、過湿や乾燥が苦手なので、水やりに注意をしてください。
鉢植えの場合は水をやりすぎると根ぐされをおこしてしまいます。
水やりをするときは土の表面が乾いてから鉢底から水が流れるまでたっぷりと与えるようにします。

※堆肥などを入れると水はけがよくて、水もちがよい有機質の多い肥沃な土壌になります。
なお


★ノースポールの肥料
肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。
早春から晩春にかけて休みなく花が咲くので肥料切れをさせないように、開花中は追肥として液体肥料を10日に1回の割合で与えましょう。


★ノースポールの用土
庭植えにする場合は腐葉土を混ぜ込んでおくとよいでしょう。
私は腐葉土と一緒に自前のぼかし肥料を入れました。
1本で下の画像のようにたくさん花が咲きました。
今年は庭の植物や畑の自家用の野菜などに自前のぼかし肥料を入れたのですが、育ち方が今までとは全然違います。

鉢植えの場合は市販の花の培養土やまたは赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。


★切り戻し
ノースポールの花が一通り咲き終わったらわき芽が出ているところを残して切りつめます。
ノースポールは咲き終わった花をまめに摘み取れば、こんもりとしてきて次々に花を咲かせます。


一度植え付けると毎年こぼれ種で増えるのもノースポールのいいところですね。
私は早くから種を付けないようにして、花の終わるころそれをこぼれ種とします。


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我家のノースポールは1本でもこれだけのボリューム!



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息子の花壇は、今年は何の手入れもしないでこぼれ種でたくさん咲いたノースポール・・
肥料も花がら摘みもしなかったので長い期間は咲いていないけどとてもきれいでした。
バックの青い花もシロタエギクも植えてから3年目です。
花が咲き終わったら切っただけの省エネ花壇です。

ノースポールの仲間には大輪種のスノーランドや黄花のムルチコーレが有ります。
ムルチコーレは浅鉢に植えたり、ハンギングにも向いています。

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ノースポールの仲間のムルチコーレ(庭植え)


★ノースポールの害虫対策
ノースポールはアブラムシや葉もぐり虫が付きやすいので、暖かくなったら浸透移行性の殺虫剤を散布しておきましょう。私は株元にまく粒剤を使っています。(オルトランなど)

※浸透移行性の殺虫剤
吸汁性害虫(アブラムシなど)や食害性害虫(葉自体を食べたり葉の中にもぐる虫や葉を巻く虫)に長期間効果が持続して、害虫の退治だけでなく予防にも効果があるのでおすすめです。



★ノースポールのさし芽
ノースポールはきり戻しをしたものを挿し芽しておくと発根し、それをまた植えることができます。
わたしは冬の寄せ植えのノースポールが大きくなりすぎたので、それを切り戻してさし芽をしました。

さし芽をするノースポールを水に30分ぐらい(もっと入れておいても大丈夫)入れておきます。
それから挿し木・さし芽の用土あるいは鹿沼土を鉢に入れます。
わたしは鹿沼土ですることが多いのですが、近頃はさし芽や種蒔き用のものも使います。
経験から6†7月のさし木やさし芽は気温が高いので、鹿沼土のほうがすき間があるので発根しやすいと思います。

秋、冬はさし芽や種蒔き用土、鹿沼土のどちらでも大丈夫です。
冬だってものによってはさし芽ができるのですよ!


鹿沼土を鉢に入れたら、受け皿に水を張って鹿沼土を湿らしておきます。
そうして水が3†4センチあるようにしておき、もし蕾がついているときは摘んでからそこに挿します。
挿すときはノースポールの茎が傷まないように、あらかじめ割り箸などで穴をあけておきます。
さしてからぐらつかないように挿したノースポールを軽くおさえておきます。
上から水をかけなくても、いつも湿った状態なので手間が省けます。


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ノースポールとシロタエギクのさし芽


時々受け皿の水がカラになっていないか気をつけます。
植木鉢の場合は底に水が当っているか底を見て下さい。
ポリポットの場合は底が平らだから、水が1†2センチぐらいがいいかも知れません。
あまり深く水を張らない方がいいとありますが、私はもっと多く水を入れています。
まめに様子を見られるかたは浅く、忙しいかたは水を多く入れてもいいのでは・・・


受け皿にいつも水を張っておけば、ジョウロで上から水をかけなくてもこれで100%発根します。
レース越しの暖かい出窓や室内に置いておきます。
冬でも日中は20度ぐらいあります。夜の温度は下がっても大丈夫みたいですね。
簡単なさし芽の仕方ですので、是非試してください。
だめもとで年間を通して、私はそのさし木の鉢に、なんでも切ったのを挿しておきます。

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