●小蕪(こかぶ)栽培 育て方のコツ コンテナ(プランター)菜園

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我が家の春のコカブ(小かぶ)のトンネル栽培
私が嫁いだときの思い出は2月に小かぶの種をまいている義母の姿です。
まき終わってトンネルをかけるところでした。
「こうすると早くから食べられて期間も長くていいんだよ」と言っていました。
他のことは忘れても、この小かぶのことは昨日のことのようです。実家も農家ですが、春の小かぶのトンネル栽培はしていませんでした。

春の小かぶは葉もかぶもとっても美味しいのです。我が家では間引き菜は軽く塩もみして浅漬け風にしたり、お味噌汁の具としてお味噌を入れる直前に入れますが、くせがなく柔らかくて◎です。市販のかぶより小さめの小かぶは食べてみると、なめらかで味は最高です。
トンネルがけをしない普通の露地まきだと小かぶは3†5月にまきますが、トンネルがけで保温すれば2月からまけて、早くから収穫でき、長い期間楽しめます。
途中間引きをしながら、5月の上旬ごろまで順次収穫ができます。

育て方はひとによりいろいろでしょうが、我が家の育て方を紹介します。
小かぶの種まきの畑の準備
1月に天地返しをしておき(害虫が死ぬ)、種まきの2週間前には石灰を1†あたり100gまいておきます。(うっすら白くなる程度)
我が家では2月になってからすぐに苦土石灰をまき、トンネルを掛けられる幅の畝を作り、耕しておきます。裾に土を掛けるだけの幅の余裕を残します。種をまく2週間以上前が目安です。

小かぶは根もそんなに長くないし、地表に上がって肥大しするので、15†20†ほどの深さによく耕しておけば大丈夫です。
種まきの1週間前になったら1†あたり2†の完熟堆肥(我が家では自前のぼかし肥料)、1†あたり100gの有機質肥料または化成肥料をまいて 全体をよく混ぜて平らにしておきます。
※前作で堆肥を施してある場合は、新たに入れなくてもよいでしょう。
完熟堆肥でも2週間前のひともいれば1ヶ月前というひともいます。
我が家では自前のぼかし肥料なので、大体が1週間前ですが、当日の場合もあります。また果菜の追肥にもつかっています。


2009年の画像消滅のためお見せできませんが、2010年は撮り次第アップします。
2009年春は「あやめ雪」もまいてみました。いつものコカブより少し大きめで色合いが赤みがかった薄い赤紫と白がきれいな小カブです。

↓※「チンゲンサイの栽培」のところに2009年のトンネル栽培(不織布)がアップしてあり残っていました。春はトンネルも3ヶ所作り、まく時期をずらして何種類か栽培しました

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※最近はホームセンターで一番小さいトンネル用の半円のパイプを買って使っています。

幅45†50cmの幅の畝で、狭い幅の分なので野菜が手軽に栽培できます。不織布(パオパオなど)やビニールを掛けるのに一番手軽な大きさです。寒いときは種まきと同時にビニールと不織布を両方とも掛けます。暖かいときは不織布だけでいいでしょう。

これで小かぶは2条まきができます。もちろんバラまきもできます。

2011-3-8
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赤紫色と白のコントラストが美しいサカタのタネ「あやめ雪」。気温が高くなると色が薄くなるようです。初めて栽培した春栽培の「あやめ雪」はタネ袋の画像より少し薄かったです。

秋の「あやめ雪」のプランター栽培は後のほうにあります。

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小かぶの種まき 春栽培
我が家では通常はトンネン栽培で2月中†下旬ごろにしています。
かぶのタネまきに最適な温度は20℃前後です。トンネン栽培でない場合は春は3†4月、秋は9月の適温になってからまきましょう。

畝が乾いている場合はジョウロでたっぷりかん水しておいて、時間をおいてから種まきをします。
このまく前日に水をたっぷり!がポイントです。トンネルをかけてしまうため乾燥すると発芽やその後の小かぶの成長に影響します。できれば雨上がりのあとでまくと十分に湿っているのでよいでしょう。

幅1mの畝ならまき溝は20cm間隔で4本列、両脇は20cm空けておきます。
私の場合は狭い畝なので全面にパラパラとまいています。狭い畝なら全面にまいた方がいいかも。あるいは2†3条まきぐらいがよいのかも? お好きなほうで。

条まきのときは、種は2†間隔ぐらいにまき、1†ほど覆土します。
間隔も覆土もそんなにきちんとはできませんから、目安にして行なえば大体は発芽してきます。
種をまいたら足で踏んでおく、あるいは板で鎮圧しておきます。
水分が足りないと感じたらたっぷりジョウロで水やりをしておきます。


小かぶのトンネルがけ
ビニールのすそに土をかけて密閉するので発芽が早くなります。発芽して本葉2†3枚に育ったらトンネルの頂部に小穴を開けて換気し、さらに内部が25℃を超えるようになったらすそを開けて温度の上昇を防ぎます。かぶは冷涼な気候を好み、高温と乾燥に注意をします。その頃になったらビニールを外し、不職布または寒冷紗だけにします。
白菜を晩秋にまき、春に出荷している農家では冬の間はビニールトンネルの中に不織布をベタがけしています。そしてマルチをしてありますから、3重に保温してあるわけです。こうすると秋採り野菜を冬に栽培できる野菜に応用できるのではないでしょうか。春まきや秋まきの区別のない年間を通してまくことのできる野菜が無難でしょうが・・・でもコストがかかりますね。早春に店頭に並んで白菜を見たら高いと思わないでそういう苦労をしているから当たり前ねとみてあげてください。


防虫対策
小かぶに限らず葉野菜は不職布や寒冷紗を掛けないとすぐに虫の穴だらけになってしまいます。(レタス類を除く)ビニールトンネルを外すと同時に不職布または寒冷紗をします。
有機栽培・無農薬にこだわっているかたは特にそうしたほうがよいと思います。
もしくは早めに(発生期前)に登録農薬(殺虫剤)を散布して予防します。


かぶの害虫ははカブラハバチ、ハスモンヨトウムシ、ナモグリバエ、モンシロチョウ、ニセダイコンアブラムシ、モモアカアブラムシ、キスジノミハムシ、タマナギンウワバ、ハイマダラノメイガ、ナガメ、コナガ、ナメクジなどたくさんいます。


天敵やコンパニオンプランツの利用
捕食性天敵としてはテントウムシとその幼虫やクモ類、アシナガバチ類、ゴミムシ類、アマガエルなどがあり、コナガの捕食性天敵としてはクモ類がかなり重要とのこと。
花ではハナグモが大活躍してくれました。野菜ではクモが何匹かいるのを見かけましたが、活躍のほどはわかりません。


でもかぶは栽培期間が短いので、天敵が活躍するまでに栽培期間が終わりになってしまうような気がします。防虫ネットの場合は0.8mm目以下の細かい編み目を用意します。
かぶはカブラハバチが大量に発生するので、防虫の役目もする不職布または寒冷紗は欠かせません。


小かぶの病気
かぶモザイク病、べと病、白さび病、根こぶ病、黒腐病などがあります。
連作は根こぶ病の発生につながるので、輪作をします。


小かぶの間引き
葉が触れ合うようになり、こみ合ってきたらトンネルを外して随時間引きをします。
本葉1†2枚の時期に3†4cm間隔になるよう間引きして土寄せもします。


間引き菜を浅漬けにするとこれまた柔らかでとてもおいしいですよ!
春の小かぶはこの間引き菜が楽しみのひとつなのです。


小かぶの水やりと追肥
もし乾いていたら、トンネルを外したついでに水やりもします。
また葉の色が淡くなっていたら追肥もします。化成肥料をパラパラ程度に施し、もしくは規定に薄めた液肥を施します。
こみ合ってきたら随時間引きをします。3回ぐらいを目安にします。


小かぶの収穫
小かぶなので5†6†ほどに育ったら大きいものから収穫していきます。
春の小かぶはほんとうにおいしいですよ。特に早めにまくトンネルがけは長い期間収穫期間があります。


育て方のコツ
・春の小かぶはビニールトンネルで育てると早い時期からまくことができる。
・できれば雨上がりのあと十分に湿った後にまく。
・ビニールトンネルの中の温度に注意する。
・不職布や寒冷紗を利用すると防虫や保温になる。
・間引きをしないとかぶの玉が太ってきません。

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コカブ(小かぶ)のコンテナ(プランター)栽培
コンテナ(プランター)でも農業が楽しめます。
小かぶはコンテナ(プランター)栽培も簡単にできます。
たっぷり水やりをして用土が落ち着いたら、深さ1cmのすじを2列に入れます。
そのすじに1cm間隔に種をまきます。
乾燥しないように新聞紙をコンテナ(プランター)の上において、まき終わったらその上にたっぷり水やりをしておきます。
2†3日で発芽するので、新聞紙は取り除きます。
もしくは発芽するまで乾かさないように毎日水やりをするとよいでしょう。

3-8
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はり金をプランターにセットして簡単なトンネルを作り、不織布または寒冷紗を張って防虫します。
トンネルを作らずそのままベタがけにしても大丈夫です。カブの成長に合わせて自然に不織布が上がってきます。ですからその分不織布を余裕を持たせて被せておきます。

これは小かぶをタネまきをしてから寒い日が続き、ゴミ袋を被せたもの (/_\)
3-8
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害虫対策には「木酢液(もくさくえき)」や牛乳やトウガラシを使った液を作りスプレーをするやり方もありますが、不織布や防虫ネットが一番簡単でしょう。
その場合は種まき直後に不織布や防虫ネットを張っておきます。播種時にすでに土壌中に生息している虫類にとっては効果はないので、雑菌や虫がいない野菜専用の用土を利用したほうが良いと思います。

3-26
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3-31
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菜園と同じように葉が触れ合って込み合ってきたら2†3回にわけて間引きをします。
間引きが終わったら規定に薄めた液体肥料を与えます。
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4-7
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一個の径はまだ大きいもので4cmぐらい。
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おしくら饅頭状態なので、これからひとつおきに収穫します。
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一個の径は大きいもので6cmぐらいになりました。
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5-8に収穫終わり。

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育て方のコツ
コンテナ(プランター)栽培は追肥をしないと養分が水やりのたびに流れてしまうので、肥料不足になりうまく育ちません。とはいえ、一度にたくさん肥料をすればいいというものではなく、適度の間隔で適度の肥料を施します。過肥料になると根が傷んだり、最悪の場合は枯れてしまいます。(肥やけ)

そして過度の水やりも根腐れをおこします。鉢底から流れるくらいにたっぷりと水やりをしたら、あとは土が乾くまで与えません。多少しおれるくらいになってから水をあげます。いつも湿っていては根っこが息ができなくなってしまうのです。


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strong>小蕪(こかぶ)栽培記 2010年度
秋に栽培した小蕪(こかぶ)の「あやめ雪」です。秋栽培はとても鮮やなあやめ雪でした。
花のプランターに種をまく。青く小さなあやめ雪の種。
9-17
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どうしたわけか「あやめ雪」の芽が出てこない (→.←) ん†...
やっと2本だけ出てきましたが、乾燥させてしまったかもしれません。それとも春にまいた残りの種だったので、置いた場所が適切ではなかったのかも。
もう待ちきれなくてそこへミニチンゲンサイの種をまいてしまいました。ミニチンゲンサイの芽はすぐに出てきてきました。

下側の大きな芽があやめ雪
10-3  
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全体の様子を上からみたところ。
小蕪(こかぶ)栽培がミニチンゲンサイ栽培になってしまいました (>_<)
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↑↓小蕪(こかぶ)のあやめ雪2本と小型のチンゲンサイのシャオパオですが、あなたはわかりますか

10-13
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虫に食べられたような・・・多分モンシロチョウの幼虫かと思います。捕殺したような?
アブラナ科の葉っぱに穴が空いていたらそこには必ず虫がいます。プランター栽培でしたら捕まえるのが一番。今年はいいことを覚えました。それはカマキリにあげることです。
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カマキリのことはこちら
家庭菜園 天敵としてのカマキリ

10-20 小蕪(こかぶ)の赤ちゃん
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上より赤みがでてきて、丸くなってきた。
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さらに赤みが濃くなり、大きくなってきた
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もうそろそろ収穫する時期 o^□^o ♪

11-10
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さぁ、収穫です!  別のプランターで育てたラデッシュの「ズラータ」も一緒に収穫。
11-13
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種袋の写真より我が家のあやめ雪のほうが赤紫の割合が多い。
土をかけない部分が赤紫色に、土をかけたところが白になるのかもしれません。赤紫が1/3†半々ぐらいになるように土寄せをするとちょうどいいかもしれませんね。春には試してみるつもり。ではまた・・・

えらい長くなってしまってすみません・・・

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