●くわしいソラマメ(そら豆)栽培 

ソラマメ マメ科

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ソラマメの育て方
■畑の準備
ソラマメ栽培をする場所は日当りと水はけがよく、3†4年マメ科植物を作っていない所です。
ソラマメは連作をすると生育が悪くなりますので3†4年は休むようにします。
 (なおエンドウはもっと長く5†6年休みます。)
高さ10†15センチの畝を作り、タネまきの2週間前に苦土石灰 200g/†を施しておきます。
タネまきの1週間前には堆肥 2kg/†、化成肥料 50g/†を混ぜておきます。
1条、2条蒔きで畝間は違いますが、1条まきで畝間70cm、2条蒔きで畝間130cmにし、株間は30†40cmにします。

■種まき
●時期
ソラマメは秋に苗を植えつけ、初夏に収穫します。
ソラマメの種は、10月頃にまきますが、その最適期は地域によって異なります。
暖地では10月上旬、中間地では中旬から下旬にかけてがソラマメの種まき適期となります。
暖地ほど早くまき、寒冷地や高地はまきどきを遅らせ、小苗で冬を越させます。
寒冷地や高地は、冬に入るまでに育ちすぎると寒害を受けやすくなってしまうからです。
また翌年に鞘(さや)ができてからは遅霜などの寒害で影響を受けます。
寒冷地や高地は3†4月に種をまいて7†8月に収穫します。


●直播き
株間30†40cmくらいの目安でソラマメのタネを1か所2粒ずつまきます。
そのとき、おはぐろ(黒い部分)を斜め下にして土中にさし込みます。
おはぐろを斜め下方に向けて土にさし込み、土に隠れるぐらいの浅めにします。

ソラマメのタネは発育がそろわなかったり、発芽しないものがあったりして失敗することがあります。
よく発芽させるには深くまきすぎないことです。約1週間で発芽します。


●ポリポットまき
径8†9cmのポリ製の鉢に種まきし、発芽して本葉が2枚くらい開いたころ畑に植えると不揃いになりません。根を崩さないよう苗をポットから取り出して植えつけます。
たくさんタネを蒔く場合は72穴のセルトレイにまきます。


ソラマメはポリマルチをすると地温を高め乾燥を防いだり、アブラムシの飛来防止(反射マルチ)の効果になります。この場合はまき時を数日遅らせるようにするとのことです。

コンテナ栽培の場合、幅65センチのプランターなら2株が植えつけの目安。
鉢底石を敷き、元肥入りの培養土を使いましょう。
※ソラマメの生育適温は15†20℃で暑さには弱いです。


ソラマメの管理
■追肥
一般地では12月と3月上旬の2回、化成肥料を1株当り10g施します。

■摘心・葉の整理
春になり、本葉が4†5枚出たら、摘心を行うと側枝(そくし)が伸びてきます。
光がまんべんなく当たるように、枝は6†7本を目安に整理します。
また土寄せを行って株の倒伏を防ぎます。
土寄せは追肥をしてからそのときに行います。
側枝に花が7†10個ついたら、側枝の先をつむと実が充実します。


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ソラマメの花


■収穫
上を向いていたさやが下向きに垂れ下がってきたら、実が充実してきた証拠。
そろそろ収穫です。さやの背筋が黒っぽくなって光沢が出始めます。
早いと美味しくないし、最初は収穫の適期が難しいかもしれませんね。
収穫したソラマメは早めにいただきます。


■病害虫
病気・・・立枯病、サビ病、輪紋病など
害虫・・・アブラムシ、ソラマメゾウリムシなどが発生するので早めに防除する


■ソラマメの栄養と効用
・たんぱく質やビタミンB1、B2、C、ビタミンK、カリウム、葉酸、銅、亜鉛、リン、食物繊維総量、鉄が多く含まれます。
・体内の余分な塩分をのぞくカリウムが豊富で、血圧を下げ、利尿をうながす効果がありむくみ解消になります。
・鉄分、カルシウムが多いので、貧血が予防できます。
・皮ごと食べれば食物繊維も摂取でき、便秘予防にもなります。
ビタミンB1が多く含むので、疲労回復に役立ちます。
 (ビタミンB1は糖質(アルコール)を分解してエネルギーに変える)


※収穫後は鮮度が落ちるのが早いので、すぐにさやから豆を出してゆでましょう。
ゆでたものは冷凍保存が可能です。


■ソラマメの料理
そら豆のスープがとても美味しいのでおすすめです。
○材料
 そら豆・正味   250g
 新玉ネギ(玉ねぎ) 1/2個
 バター   大さじ1
 水      カップ2
 コンソメ(固形)  1個
 牛乳(豆乳でも) カップ1
 生クリーム   カップ1/2
 塩      少々
 こしょう    少々
 パセリ    適量


○作り方 4人分 
・ソラ豆はサヤから出し、サッと塩ゆでにして薄皮は取り除いておきます。
・新玉ネギは横に薄切りにする。
・鍋にバターを溶かし、玉ねぎをよく炒め、水 カップ2と固形のコンソメ1個 を加えて煮立ててから
 そら豆を入れて3†4分煮ます。
・ミキサーでそら豆と牛乳(豆乳)をよく撹拌し、鍋にもどしてあたため、塩・こしょうで味をととのえる。
・器に盛り、パセリを散らす。
※パセリのみじん切りの変わりにクルトンでもよい。

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