●ミズナ(水菜 )の育て方 畑&プランター栽培

ミズナ(水菜 )

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10-29 

ミズナは「京菜」とも呼ばれ、京野菜として有名です。
京都で古くから栽培された漬菜(つけな)で旬は2月ですが、近年はどんな料理にも使えるということで一年中出まわっています。かつては大株に育て、もっぱら煮物や漬物に用いられていましたが、茎のシャキシャキした歯ざわりの良さと鮮やかな緑の葉や独得の味わいがサラダとしてもよく合い、近年人気が高まっています。

早生種の「京みぞれ」、大株に育つ「白茎千筋京水菜」、最近は新品種「水天(すいてん)」と「早生(わせ)水天」などがあります。
葉先がまるいミブナはミズナ(水菜 )が変化して生まれたものです。

昔はこの辺りでは大株の育て方しかしませんでした。ですから私はミズナ(水菜 )というものは、冬†春の漬物のイメージしかありませんでした。今みたいにサラダとか鍋物などの利用は考えられませんでした。

栽培は簡単でタネをまけば収穫まで短期間で収穫できるのもミズナの特長です。
(気候や生育環境によって多少異なります)
ミズナ(水菜 )は発芽温度は15†25度です。真夏を除けば長期間栽培することができます。プランターでも簡単に栽培することができますから、挑戦してみてはいかがですか?
関連記事 ミズナ(水菜 )プランター栽培記


ミズナのプランター栽培

■小株に育てる
 密植栽培にして小さな株で利用する育て方
(プランターの場合はこの方法がよいでしょう)
 逐次種まきして、生育途中で収穫します。
 サラダなどの生食または汁の実など、和洋を問わず幅広い料理で楽しむことができます。

プランターなら肥料入りの野菜用土を用い、液肥を週一程度の割合で与えます。
また、春栽培の場合は一日中直射日光に当てるより、半日陰状態で栽培した方が、葉が柔らかく大きく育ちます。
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9-30 種まき 
用土を乾かさないように濡らした新聞紙などを置くと発芽もよく、手間要らずです。


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10-2 芽ばえ 早いでしょう!   


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10-4 この場合はあまりに厚すぎなのでこの段階で間引きました。
小さな段階からベビーリーフとして利用できますよ。


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2008/10-8 種まきから8日目の様子 育つのが早いです!


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2008/10-12 さらに4日後の様子。

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2008/10-23 

間引きのものを空き缶の底に穴を開けて植えたり(一番上の画像)、下のように畑に植えて育ててました。いろいろな容器栽培をして、飾りながら収穫すれば楽しいですよ。

関連記事
秋のベランダ(軒下)菜園 コンテナ(プランター)栽培

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家庭菜園(畑)での栽培

■大きな株に育てる
◆畑の準備
1平方メートル当たり苦土石灰2握りをまいて耕起しておき、元肥に完熟堆肥2kg(ピートモスやヤシがらでも可)と発酵油かす、化成肥料を2†3握り施しておきます。

※私の場合は、ぼかし肥料をタネまき時に元肥として与え、生育中(10cmくらい)の追肥は化成肥料をうね間に施し、軽く中耕します。

◆種まき
†秋まきの場合は8月末†9月上旬ごろにプランターまたは育苗容器にタネをまきます。
発芽するまでは乾かさないように毎日水を与るか上記のプランターを参考にしてください。

本葉2枚のころ苗床に移植し、本葉5†6枚の苗を作り、うね間50†60cm、株間35†40cmに植えつけます。※でもこのように正確にしなくても大丈夫ですよ。プランターのところを参照

†またはまき溝を作って直まきし、本葉2†3枚のころ6†7cmの株間になるようハサミでカットしながら間引きします。もちろん間引き菜も利用できます。
上と同じく本葉5†6枚の苗になったら、株間35†40cmに植えつけます。

◆追肥
小株で利用する場合なら1回程度、大株育てなら2回ほど施します。



2008/11-9 上記のプランターから畑へ移植したミズナ
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奥にあるのはダイコンとホウレンソウ


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11-22 大株になっています。子供のころに見ていたミズナです。

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根っこを上にして半分に切ってみたところ。。


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小分けすると何束できるか・・ 冬にこんなミズナが直売所に並んでいます。
ミズナ(水菜 )は寒さ(霜)に合わせると美味しくなります。


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春まきのミズナ


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2009年は3月にまきました。
種をまく2週間前に苦土石灰をまき、1週間前に自前のぼかし肥料を範囲の溝に入れておき、化成肥料を少々混ぜておきました。そして種(サラダミズナ)をまいてからたっぷりと水やりをして、べたがけ資材をかけておきました。

約1ヵ月後に上の画像のミズナが育ちました。シャキシャキしてサラダなど生で食べると美味しいのが分かります。それにしてもミズナの生長の速さに今更ながらビックリでした。
べたがけ資材(不織布)をしてから様子を上から何回かは見てはいたのですが、1ヵ月弱で収穫できるなんて・・


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ミズナ(水菜 )の自家採取をしてみました。野菜畑での結果は↓

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↑ 大きな葉っぱのものがでてきました。
ミズナ(水菜 )は交雑しやすいのでしょうか?


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こぼれ種のミズナ(水菜 )
↓ 庭で自家採取の種取りをしたときのこぼれ種でしょうか。
何本かでていましたが、葉幅の大きいものをそのままにしておきました。(肥料無しです)

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春暖かくなったら、つぼみが出てきて花が咲きました。専門家ではないのでよくわかりませんが、畑の交雑したものと庭のこの花の違いはないと思います。見かけはコマツナに近い葉と花です。葉の段階での味の違いを比べてみればよかったのでしょうが、食べないでそのままにしてしまいました。
もちろんつぼみはこのぐらいの柔らかなときの摘んで食べると美味しいですよ。コマツナより少し苦いような記憶もありますが・・

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上のつぼみと花のアップ
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本物のコマツナ
ちょっと見では違いがわかりませんね・・

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ミズナ(水菜 )の栄養と料理

緑黄色野菜のミズナ(水菜 )は栄養豊富で美肌効果もあるそうです。
ビタミンA・C・Eと葉酸が豊富に含まれ、ミネラルではカルシウム、リン、鉄などが含まれています。

水菜ポリフェノールは、肌にとてもよいといわれています。
ゆでるより、サラダや塩漬けのほうが、ビタミンCが減りません。日持ちしないので使うときにその都度取って利用しましょう。
ミズナ(水菜 )はサラダのほか冬の鍋物、煮物、いため物、漬物などに大活躍する万能野菜です。最近は抗糖化作用のある食材の一つにもなっています。


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定番の鍋物に。


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ミズナのつぼみをさっと塩ゆでしてチャーハンにトッピング。ナバナやコマツナより細めのつぼみです。蕾には花を咲かせるための養分がぎっしり詰まっていて栄養満点ですよ。

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