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夏の宿根フロックスの様子
宿根フロックス
ハナシノブ科
原産:アメリカ
別名:クサキョウチクトウ、オイランソウ
花色:白、ピンク、赤、覆輪
草丈:60†120cm
宿根フロックスは真夏の花の少ない時期に、明るい花を長期間咲かせ続ける数少ない宿根草花です。
別名のオイランソウは花魁(おいらん)がつける白粉(おしろい)のような匂いがすることからと言われています。 でも我家の宿根フロックスはうどんこ病で白粉(おしろい)をふりかけたようで、その意味合いのオイランソウです。
我家にはありませんが、種子で殖やすタイプの背の低い1年性のフロックスもあるようです。
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赤い花が草丈があまり高くならないタイプの宿根フロックスです。
そのほか斑入り葉の宿根フロックス「ダーウィンジョイス」やピンクの花びらに中心が濃いピンクの宿根フロックス「ミスペッパー」などがあります。
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春の宿根フロックスの様子↑
宿根フロックスの育て方
■栽培する場所
日当たり、水はけ、風通しのよい場所で育てましょう。
宿根フロックスは丈夫な植物なので栽培は比較的容易です。
宿根フロックスは生育旺盛なので、植えつけ前に堆肥や油粕などの有機物を十分に施しておきます。
草丈が高いので花壇では後方に植え込みます。株間を40†50cmぐらいあけて植えます。
高くなるタイプの宿根フロックスは摘心をすると、脇芽がたくさん出てその分花房が増え豪華になります。摘心は芽が15センチくらいに伸びたときに行ないます。
我家には普通の宿根フロックスと草丈があまり高くならないタイプの宿根フロックスがあります。
私は前面に植えてある宿根フロックスの株だけ摘心しています。
■肥料
多肥を好むので一般の宿根草花よりやや多めに肥料を施します。
1ヶ月に1回程度、規定に薄めた液体肥料をあげましょう。
■水やり
用土の表面が乾きはじめたら、水をかけましょう。
どの花に対してもそうですが、花にかからないように株元にかけるのがポイントです。
■花後の管理
花が咲き終わったら、花首のところで切ります。そうするとまたわき芽から花が咲きますが、花を切らずにおいても宿根フロックスは同じところからまた花が咲くのですよ。
霜が降りると地上部は枯れてしまうので、少し茎を残し刈り取ります。(目印になります)
春、芽が出て15センチくらいに伸びたときに茎の先端を摘心してやると、ボリュームのある株になり、花数もふえます。
■株分け・植え替え
地植えの場合は2†3年に1回程度、株分けをして株の更新をはかります。
鉢植えの場合は毎年植え替えたほうが良い花が咲き、葉も枯れ上がりません。
秋または春に株分けを兼ねて植え替えを行います。
春は芽が動きだしたときに掘り起こし、5芽くらいを1株として分けます。
さし芽や根ぶせなどでふやすこともできます。
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宿根フロックスは早くからうどんこ病が発生します。 2007/6-1
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2007-7-10
宿根フロックスがきれいに咲いてもうどんこ病が発生しては興ざめです。
窒素分を控えるとうどんこ病が発生が大分少なくなります。一番上の白い宿根フロックスは、2012年のものですが、この年は一回も肥料を与えませんでした。土壌の関係もあり、一概には言えませんが、草丈も伸びずにしっかりしていて、我が家で育てた宿根フロックスの中では一番よかったです。繰り返し花も咲いてくれましたし・・・
あとは風通しを良くすることがうどんこ病予防になります。
■病害虫
宿根フロックスの育て方のポイントはうどんこ病に注意することです。我家の宿根フロックスはとにかくうどんこ病が発生しやすいのです。
通風を考えて植えることと早めの殺菌予防を心がけます。
我家の花たちの中でうどんこ病といったらこの宿根フロックスとガーベラの二つが筆頭です。
2012年は乳酸菌防除液を作って、2†3回は葉や株元にかけています。丈夫になったのはそのおかげかも・・?
アブラムシ、ハダニも発生しやすいので注意します。
これは以前は殺虫剤をかけていたのですが、現在は自然に天敵達がやってきて退治してくれています。
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