« 画像 »
我が家のロウバイ 2010-2-1
今までソシンロウバイと思っていたが、マンゲツロウバイかも知れない。
我が家のロウバイは開花が年末†年始にかけてです。
関連記事 香りのよい花木
ロウバイ
ロウバイ科 ロウバイ属の落葉低木
原産地:中国
別名: カラウメ(唐梅)、ナンキンウメ(南京梅)
英名 Winter sweet
Chimonanthus(チモナンサス) ギリシャ語の 「cheimon(冬)+ anthos(花)」が語源。
「冬の花」を意味する。
ロウバイ(蝋梅)の種類
・ロウバイ
花は三重になっていて、内側の花は小型で暗紫色。1月下旬†2月中旬に開花。
・ソシンロウバイ(素心蝋梅)
内側の花も黄色なので全体が黄色できれいです。
・マンゲツロウバイ(満月蝋梅)
開花が12月下旬で早く、ソシンロウバイより花がやや大きく、色も濃く花弁に丸みがある。
・トウロウバイ(唐蝋梅)
・黒花蝋梅(アメリカロウバイ)
アメリカ原産のロウバイで5†7月に暗紅色の花を咲かせる。
蕾(つぼみ)が丸く、まさにその名のように蝋(ろう)のような質感です。
マンゲツロウバイのような雰囲気です。
2009/1-10
« 画像 »
このくらいのときの花の咲き具合もマンゲツロウバイのようです。
1-10
« 画像 »
さらに咲き進むと、ソシンロウバイかな?と思ってしまいます。
ソシンロウバイはもっと花びらが細くなるのでしょうか?
2009/1-25
« 画像 »
蝋梅(ろうばい)の漢名が和名となっていますが、ウメとはまったく無関係です。
蝋梅の漢名のように半透明でロウのような質感がある花は、とてもよい芳香を放ちます。
◆ロウバイ(蝋梅)の育つ環境
ロウバイは場所をあまり選ばず、かなり日陰のところでもよく育って開花する丈夫な花木です。
日当たりの余りよくない半日陰の場所でも育ちますが、花付きはよくありません。
できるだけ日当たりのよい場所で育てた方が花もたくさん見られます。
日本の気候によく合った樹木ですので、冬の寒さや夏の暑さにとりたてて気を使う必要はありません。
植え付けて根付くまでは乾燥させないように気を付けましょう。
ロウバイは樹高は2†4mになり、よく分枝します。
庭植えで木が十分に大きくなっていない場合は花が咲かないことがあります。
花つきの鉢植えや根巻き苗を庭植えにすると、木が本来の開花サイズに育つまで花が咲かないか、まばらにしか咲きません。
鉢植えで花が咲くのは、根が伸びるスペースが限られているので小さな木でも早く老化するためであり、根巻き苗で花が咲くのは、根が切ってあるためです。
鉢植えのロウバイを室内に置き、香りを楽しむのもいいですね。
ロウバイの剪定
ロウバイの剪定は開花直後か、新しい葉が展開した5月中旬から6月上旬に行いますが、この剪定が遅れると花芽分化の時期(6†7月ごろ)に充実した芽ができないため、蕾がつきません。
またロウバイはその年にのびた枝に花芽を付けますが、勢いよく伸びた枝や、間延びした長い枝にはほとんど花芽を付けずに、枝や幹の基部に付く短い枝に花芽を付ける性質があります。
長くのびた枝は落葉後すぐか、花後につけ根から20cmほど残して、短く切りつめます。
花が終わった2月下旬†3月上旬に、「ひこばえ」を剪定しておきます。
春からの伸長が止まった5†6月に、こみ枝や徒長枝を剪定して、日当たりや通風をよくしておきます。
また、秋以降に剪定するとせっかくできた蕾を切り落としてしまいます。
※ひこばえ
ロウバイの地際から長くて勢いのある枝が出てきます。それを「ひこばえ」といいます。
ひこばえは樹形を乱すだけでなく、たくさん発生すると今までの充実した枝や幹の勢いを弱めるので切ります。普通は2†3本を残してあまり大きくならないうちに切ってしまいます。
木が古くなっても咲かない場合は、1年枝を毎年4†5本残し、木の若返りを図ると花が咲きます。その際長すぎる1年枝の先端だけ切ります。
1年枝を残す本数分だけ3年以上の太枝を切ります。1年枝はあまり咲きませんが、翌年は短い側枝を伸ばしたくさん咲くようになり、3年目はよい枝ぶりになります。
こういう具合に株の若返りを図ると、毎年同じ枝数で花も平均して咲くようになるでしょう。
短い枝を内側に向けて密生して生やすので、短い枝であっても木の内側に向かってのびている枝は光をさえぎり株元まで充分日光が当たらない原因にもなるので切りつめます。
ロウバイの剪定のまとめ
●その年出た長くのびた枝、間延びした枝→花芽がほとんど付かない→根元から20cmほど残して切る
●内側に向かって伸びる短い枝→樹形を乱したり日光をさえぎる原因→切りつめる
●ひこばえ→樹形を乱す、株の勢いを衰えさせる→2†3本残して早めにかき取る
●花後に長くのびた枝→5†6年後に枝の更新をはかるために切りつめる
*******************************
肥料
油粕と骨粉を同量混ぜ合わせたものを株元に1†2握り施します。
肥料を行う時期
2月下旬†2月上旬、8月下旬の年2回です。
チッソ分の多い肥料を与えると枝が間延びしたり葉が必要以上に茂る原因ともなりますので気を付けましょう。
土がやや過湿になるような環境の場所ではあまりよく育たず、葉がしおれるような障害を起こすことがあります。かといって乾燥しすぎる場所もよくありません。
保湿性があり、かつ排水性のよいことが大切ですので、植える場所には腐葉土などをあらかじめたっぷり混ぜ込んでおきましょう
*******************************
植え付け
落葉時期に行いますが、真冬の厳寒期は避けた方がよいでしょう。
あらかじめ植える場所には堆肥や腐葉土を充分に混ぜ込んでおきます。
植える穴は苗に対してやや大きめに掘り、株元がまわりの地表よりやや高くなるように水がたまらないよう、排水をよくするために山高に植え付けます。
植え付け後は極端な乾燥を避けるためにワラや不織布などで株元を覆ってやるとよいでしょう。
ロウバイは一度庭などに植え付けてしまうと、移植するのは難しい樹木です。
どうしても必要に駆られて移植しなければいけない場合は、一年くらい前から根回しを行う必要があります。
※根回しとは
樹木の根を切る(植わっている状態でスコップなどを土にさして断ち切る)ことにより、そこから新しい根を発生させて、植え替え後も根付きやすくさせるための作業で、そのまま植え替えても根付きにくい植物に対して有効です。
※実はロウバイを移植しなければならなくなり、2012年春に移植を行い、その時の様子です。
落葉樹「株立ロウバイ」の移植
ロウバイはタネまきと接ぎ木で増やすことができます。
接ぎ木は基本的に「呼びつぎ」で行い、台木にはタネから育てた3†4年生の株を使用します。
3月下旬頃が作業の適期で、5月までできます。
※台木を掘り揚げずにする「居接ぎ」や2月†3月上旬の「切り接ぎ」、8月中旬†9月上旬の「芽接ぎ」や「腹接ぎ」などの方法もあるようです。
*******************************
ロウバイのタネまき
晩秋になると、焦げ茶色のアズキくらいの大きさの実を5mmほど覆土しておくと、春分を過ぎてから生えてくる。なおタネから育てたものは、花が咲くまでに8†10年ぐらいかかるそうです
冬にタネを埋めておいたら発芽したロウバイ (*^†^*)
2010-4-2
« 画像 »
2010-5-13
« 画像 »
この後に畑に植えたのですが、草に覆われて自然消滅してしまいました (∪_∪。。)グスン
2010-8-7
« 画像 »
●カテゴリ
Template by WEB2.0的ラボ