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落葉樹「株立ロウバイ」の移植 

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落葉樹「株立ロウバイ」の移植
2012年春
畑のロウバイはシダレハナモモとイチジクの間に植えてあります。
小さな苗のときは十分間隔をとったはずでしたが、シダレハナモモと株立ロウバイが大きくなって、お互いの枝が入り混んでしまい、ごちゃごちゃしてきました。
もう3~4年前から何とかしなくてはと思いつつもそのままになっていました。

中心がロウバイで左側がシダレハナモモ、右側のゴチャゴチャしているのが放置状態のイチジクです。右後方の黒い樹木は2ヶ月後に移植のワビスケです。
常緑樹 ワビスケ(侘び助)の移植
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ロウバイの移植は義弟がしてくれることになり、まず邪魔な枝を剪定しました。それから株のまわりの根を切っていきます。根回しもしないで根がむき出しのまま、いきなり移植とは大丈夫かな・・・
落葉樹の移植は葉の無い時期だからこそ安心してできるのだそうです。
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イチジクやハナモモの太い根があるので、すんなりとはいきません。
株元はハナニラの葉です。数株あったのですが、何年か経つともうビッシリすき間なく生えています。
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それでも大分進んできました。左後方はスイセンです。これも木陰になってしまい、それほど花はさきませんが、他に植えてあるスイセンは日当たりがよいのでたくさん咲いています。右側はヒヤシンスも。
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この左下あたりの赤っぽい太い根っこを切ります。
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これが上の画像の切ったイチジクの根です。太いけれど柔らかいので、スムーズに切ることができたようです。
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土をどかしながら中心の根を切りにいきます。(このときのエンピの向きに注意
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ようやく全部の根を切り終わったところです。
株を倒したら枝を仕上がりを想像しながら剪定しています。
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ロープを掛けていますが、土がほとんどありません。裸苗で大丈夫なのでしょうか?
このまま植え付けるということですが、ホームセンターや造園などでは、大きな株はよく根巻き苗にしてあります。我が家のはすぐに植え付けるので、これでいいのでしょうね。ロープは一輪車に乗降するためのもの。
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ロウバイの株の真下部分。細かい根が少しだけです。この根が大事とのことです。
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ロープに棒を入れて手伝いを頼んで持ち上げます。右側は見物していた私のダンナです。
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道路脇に持ち出したロウバイの株立ち。かなり根の部分が小さいです。
義弟は山林から2階の屋根に届くほどの大きな松を移植したことがあります。
それも棒根なのに根付かせました。300坪近い庭に数え切れない樹木を移植させたので、自信があるのでしょう・・・

さていよいよ愛用の一輪車の出番です。
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私が一輪車を持って安定させる役目で、2人でロウバイを持ち上げて一輪車に乗せ、3人で押したり引いたりして7~8メートル離れた裏門に到着。ここで一輪車のタイヤを見たら・・・あらまぁ、なんということでしょう
タイヤがペチャンコなのです。義弟が「息が切れそうだったから、おかしいなと思った」
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なんやかんやで元の場所から80メートル離れた目的地にようやく到着しました。一輪車でこんな大きなロウバイを運べるなんて想定外でした。
一回りほど大きな穴を掘ってあったので、そこにロウバイを立てて向きを調整しました。株元を地面より少し高い位置にします。それほど深く掘っていなかったので、直しもなくちょうどよい高さに収まりました。
今までより株元を見せるようにしたので、ロウバイがワンランクアップしましたよ。ずい分株元が太かったのには改めて見とれてしまいました。株立にしようと思ってのことではなく、放任していたらこのような株立ちになったのです。義弟がこのような大きな株立ロウバイはめったにないと言っていました。

庭の土が良いので、腐葉土などは入れませんでした。土を戻してから水を入れて、棒で突きながらすき間なく土を入れていきます。白く見えるのは水の泡で、まだ本格的な水鉢は作っていません。
※根巻き苗にくるんだ麻布の場合はそのまま植え付けても自然に土になります。
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株元から7本の幹が出ていますが、真ん中は弱っています。弱っている辺りの幹元にキノコが生えていたので、それを取っておきました。その幹が枯れたら6本になってしまうので、株元から出た芽を育てるようにするつもり。
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※この後の10-28 になってからのことです。ナラタケ病という病気があるそうですが、もしかしたらこのキノコはナラタケならナラタケ病になっているのではと心配になりました。
そうだとしたらどうしましょう・・・このつづきは現在進行形なので後ほどにします。
※追記2016年 なんら問題はありませんでした。
さて話は戻ります。
それぞれの幹に麻布を巻いて、風でぐらつかないように支柱を4~5ヶ所に立てます。水鉢を造り、たっぷり水を与えて終了です。移植後は3~4回ほどですが、乾いたら水をたっぷりやりました。
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4月になり、新芽が出てきましたよ! (ほっ
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チラホラですが、葉が全体に出てきています。
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5月の様子です。幹に巻きつけた麻布は自然に分解するのでそのままです。
葉はそれほど付いてはいません。
ここは表門のところなので、ロウバイの葉が茂るようになったら、自然にシェードガーデンになるでしょう。
最近はシェードガーデンのほうが手間要らずなので好きです。
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2012年10月現在。葉は少ししか展開しませんでしたが、花芽は付いているようです。
2015年あたりからロウバイの株は勢いが出てきて、2016年はたくさんの花が咲きました。
少しずつ形を整えて、古くて太い枝は元からバッサリ切るつもりで予備の幹も育てているのですが、どの幹も弱らないので何本の幹があるのか・・・?
込み合う太い枝を切って、お正月用に近所に配ると良い香りがするのでとても喜ばれます。