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イチジクの話 イチジクの育て方

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2007年のイチジク(1才イチジク) 早生日本種とは違うのかな?
ドーフィンとは違った甘さで、とにかく美味しい (*⌒ー⌒*)

2009年のイチジク(ドーフィン)  7月下旬から収穫になり現在8月下旬でも毎日収穫できる。
8-22
イチジク(ドーフィン) 8-22

これは夏果と秋果の間の収穫だけど、どっちなのかしら?
この気候の変化で狂ってしまったみたいです。区切りが分からなくなっています。
大きくても甘い・・・ 今年はイチジクがいつもよりたくさんなっています。でも夏果をつけると秋果の肥大が劣るため、秋果専用栽培にしたほうがよいとのこと。

大きさを比べるとこんな感じです。夏果かな?
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イチジク
科 名: クワ科 イチジク属 落葉低木 
原産地: 西アジア~アラビア半島南部
別名:南蛮柿(なんばんがき)、唐柿(とうがき)

イチジク は漢字で「無花果」と書きます。花がないわけではなく実の中に小さな花をつけるため、外からは花が無いように見えるだけです。イチジクを半分に切ると赤いつぶつぶがたくさんつまっていますが、それが花で、じつは花を食べていたのです。
イチジクの名前の由来は、毎日1つずつ熟すことから「一熟」が「いちじく」になったという説もあります。
人類最古の栽培食物ではないかといわれているイチジクを育ててみるのもいいかもしれませんね。
一般的にイチジクは暖地向けの果樹で、栽培適地は関東地方以西です。
イチジクは日当たりがよく、風当たりの少ない場所を好むようです。
そして過湿を嫌うので水はけの良い所で管理します。でも乾燥気味になるところは適しません。この辺り(茨城つくば市)では各家庭の庭に昔からイチジクが植えられていました。

イチジクの完熟したものは美味しくて、その味が忘れられずに毎年楽しみに作っているのです。イチジクの最も美味しいときは完熟して落下直前のものだそうです。ですから家でつくっていないと本当の美味しい味はわかりませんね。

またイチジクは曇りや雨の日が続くと果実が裂けてしまいます。
もうすぐ完熟だと思われるイチジクを雨が降る前に摘み取り、1日程おき、柔らかくなってから食べるのですが美味しくありません。未熟というほどでもないのですが、糖度が低く美味しくありません。

最近のイチジクの品種
選ぶのはたくさんあって迷うし、どれが美味しいかも分かりません。
バナーネ、パスティ、アンジェリー、タザン、ノアールシュクレ、ブラウンターキー、ロードス、ピータスハニー、シュガー(小型)、ホワイトゼノア、グリースグローズ、プレコス、ビオレソリエス、ビオレドーフィン、ドウロウ、コナドリア、リサなど

※イチジクはミカンの栽培適地が理想ですが、「セレスト」という品種は耐寒性があり、北海道南部でもつくれます。このセレストは秋果専用品種で、8月上旬~9月中旬にかけて収穫できます。
小果ですが食味良好です。
※鉢栽培にはドイツ産のバイオレッタ(ヴィオレッタ)があります。夏・秋の二季なりで甘みが濃く、実つきがよく育てやすい品種らしいです。ほかにアーチベル、ホワイトマルセイユなどの鉢栽培に向いているとか。

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鉢植えのイチジクの管理
寒い地方では鉢植えでしたら楽しめますね。
植え付けは適期は11月から3月とありますが、我が家の鉢植えは6月に植えても大丈夫でした。
10号鉢に植えて、根鉢は底は1/3はカットし、脇の根鉢も切り込みを入れて、上の土もけずりとります。
(趣味の園芸で今朝みたところです)
夏期の乾燥時は水切れに注意します。
寒冷地では冬期は室内で管理します。
剪定は自然樹形で2~3年経ったら、冬に3本枝を残し弱い枝は選定して、枝元の2芽を残し剪定します。

※プランター/コンテナ栽培記があります。
ミニイチジク「ホワイトゼノア」の育て方
2012年晩秋は「ゼブラスイート」というイチジクも入手。
イチジク「ゼブラスイート」 プランター/コンテナ栽培記

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地植えのイチジクの管理
庭植えの場合は落葉している12月~3月に植えつけをします。
イチジクは水はけが良く、保水性がある土壌が適します。
植え穴は植付ける1ヶ月前までに準備し、有機物や石灰等を入れて準備しておきます。

イチジクは浅植えにします。
植え終わったら風で倒れないように支柱をします。
乾燥しないように敷きわらをします。
弱アルカリ性~中性を好むので、毎年石灰を施すとよいと思います。

我家の地植えのイチジクも剪定は自然樹形で2~3年経ったら冬に枝元の2芽を残し剪定します。
イチジクは柔らかな枝なのでちょっと高くなっても枝を持って倒すと容易く収穫できます。
プロの栽培農家の選定は一文字剪定が多いようですが・・・


イチジクの夏果(1才イチジク) 
2008/4-26
イチジクの夏果 4-26


■イチジクの夏果と秋果
イチジクは収穫期により夏果専用品種、秋果専用品種、夏秋専用品種に分けられます。

夏果は前年の秋、枝先についた幼果が冬に発育を停止し、春先から再び発育して6月下旬~7月上旬に成熟するものです。夏果のほうが大きくなります。
秋果は春から伸びる新梢(1年枝)に花芽をつけ、それが、8月中旬~10月中旬まで、枝の基部から上部へ次々に成熟するものです。


2008/年のイチジクの夏果(1才イチジク)   
2008/7-15
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測ったらこの画像では9cmぐらいにしか見えないけど約10cm。秋果はこの半分ぐらいしかない。ドーフィンに比べると小さい。
夏果も美味しかったけど、秋果のイチジクのほうが小さい分だけ味が濃く甘い・・


カミキリムシの被害

イチジクの被害画像


一番の悩みがカミキリムシ(テッポウムシ)です。カミキリムシはイチジクの木が特に好きみたいで、葉の食害のほか樹皮に傷をつけて産卵をします。
ふ化した幼虫が木の中に入って内部を食い、おがくずの粉のようなふんを穴の外に出します。
幼虫が木の中に入ると、木が衰弱したり、実つきが悪くなったり、果実が肥大しなくなります。

土壌の乾燥などで樹勢が弱まると加害を受けやすいので、水やりや施肥を適切に行い、樹勢の維持に努めます。
大きな被害を受けて食害部が株元にまで及んでいても、株元からシュートが出てくるので、食害部を切除して木をつくり直します。


カミキリムシ(テッポウムシ)の駆除
6月から9月ごろにかけて成虫が飛来するので、見つけしだい捕殺するか、事前に適切な殺虫剤を3~4日おきに2~3回散布します。
また幼虫のふんが出ている食害部を見つけて針金やキリ、クギで刺殺するか、適切な殺虫剤で穴を見つけて処置を施します。
細い管付きのスプレー式のカミキリムシ専用殺虫剤などが便利です。
但し、被害が大きければ様子をみて枝を切り捨てて処分します。

カミキリムシ(テッポウムシ)の幼虫はこちら

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※最新情報
「現代農業」という本を友人から借りて読んでいたらカミキリムシの防除に「石灰乳」を塗るとよいとありました。まだ試したことがないのですが、今度チャレンジしてみたいです。

「石灰乳」の作り方
材料
耐熱性の容器(カメなど)
熱湯      10邃骭€ 
生石灰粉末  2kg 
ラード     300g  展着剤
食塩      200g  乾きを早くして、雨で流れにくくする

生石灰粉末2kgを入れた容器に熱湯10邃唐・黶Aひと煮立ちさせてラード300gを加え、かき混ぜる。
最後に食塩200gを入れて完成です。
冷やしたらイチジクの木全体に塗ります。どうなるかお楽しみに・・・€ 
 
※熱湯10邃唐・黶Aが文字化けしてしまったようです。
資料が見つからず申し訳ありません€が、わかり次第直します。リットルあたりでしょうか? 

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イチジクのオイリング処理
また早く成熟させるために成熟を促進させるために'オイリング'という処理を行うといいみたいですよ。
オイリング処理を行うと、通常より7~10日間ぐらい早く収穫できるそうです。
イチジクの肥大が停止し、果皮の緑色が薄くなり、穴の部分が赤くなって開きかけたころ(成熟する10~15日前)が適期です。
その方法は、果実の頂点の穴の中にごま油やオリーブオイル、サラダ油、大豆油などの植物油を1~2滴スポイトやストローなどで注入するというものです。
オイリング処理の時期が早いと実の発育が悪くなり、収穫ができなくなるそうです。
時期が遅いと実がだめになることはありませんが、成熟促進の効果がわかりません。


●連作障害に注意
イチジクの木をつくり直す際は、植えつけ場所を変えるか、木を一度掘り上げてから、土壌を広く浅く掘り上げて新しい土に入れ替えてから同じ場所に植えつけます。
入れ替える新しい土は、赤玉土2、腐葉土や堆肥など1に石灰を少量加えたもの、または別の場所の土を用意します。
イチジクは根から分泌される有害物質によって、連作障害が起こりやすいそうで、同じ場所に植えつける場合は、古い根が残らないように取り除いたほうがいいかも。
私はまだイチジクの連作障害はおこしたことがないが、そのわけはカミキリムシで樹の被害があったときは新しい株を違う場所に植えるようにしているからか(?)
それとも有機質をたくさん入れているからと思っていますが・・・


イチジクのさし木
6~7月上旬にさし穂をとります。
伸長の止まった新梢を葉を2枚付けて10cmぐらいの長さに切り、さらにその葉を半分カットします。
さし床は鹿沼土で、さし穂に発根促進剤をつけます。
たっぷり水を与え密閉して1~2ヶ月間、日陰で乾燥させないように管理します。
徐々に日光に当てさし木後3ヶ月ぐらいで鉢上げします。

またさし木をしなくても、株元から芽が出てくるのを引っ張ると少々根の付いた苗が取れます。
その苗を植えると簡単に増やせます。

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イチジクの主な効能
イチジクはカリウムを多く含んでいます。
カリウムは血圧を下げる効果があるので、高血圧や動脈硬化などの防止になります。
またペクチンをはじめとした食物繊維も多く含まれているので便秘改善にも期待できます。

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イチジク料理

霜に遭うとだめになってしまうイチジク。
完熟になっていないイチジクがたくさんあるのでいちじくの甘露煮をしてみました。
イチジクの甘露煮

イチジクの甘露煮

イチジクの甘露煮の材料
・イチジク・・・・1.3kg  
・砂糖・・・   325g (イチジクの4分の1)
・ハナユズ・・・7~8個(我が家のハナユズはたくさん生ったので小さいので)

イチジクが半端の数量ですが、砂糖をイチジクの4分の1として、お好みで加減してください

イチジクは熟しているものと未熟の皮の硬いもの一緒に煮込みました。
皮の硬いイチジクは全部皮をむいて、熟しているのは皮つきで、頭が柔らかで付け根が固いのは付け根だけ皮をむきました。
もちろんヘタは切ってあります。


イチジクの甘露煮の作り方
1)鍋にイチジクと用意した砂糖の3分に1を入れて、弱火で30分煮て火を止める。
  途中、ハナユズを横半分に切って種を除き、手で直接絞って鍋に入れました。(3個)

2)火を止めてから残りの砂糖の半分を入れておきました。
  もう少し酸味があってもいいかな・・・ハナユズ2個追加。

3)次の日に最後に残った砂糖を入れて味をみます。これはお好みで砂糖を加減します。
  私は少し砂糖を足しました。
  酸味があったほうが美味しいと・・・ハナユズ2個追加。
  私は前の2回はイチジクを煮込んだあとでユズを入れました。  
  最後は最初からユズを入れてとろ火で10分煮込みました。

煮込む時間もハナユズを入れるのも自己流ですが、このハナユズとイチジクの甘露煮は最高においしかったですよ。
ユズを入れると、イチジクの風味が無くなってしまうのではと思いましたが、どちらの風味も
生かされて、これ以上のコンビはないのではと自画自賛 ο('v')ο~♪
ハナユズも全部収穫できないほど大豊作なので役に立ちました。

前にイチジクだけの甘露煮をしたことがあるのですが、物足りなくパンチ不足でした。
ユズがなければレモンやポッカレモンなど酸味のあるもので代用できるのでは・・・

それからイチジクはやっぱり皮をむいたほうがなめらかで舌触りがよかったです。
皮をむくと熟していない硬いイチジクでもおいしかったですよ。
熟して薄皮でしたらそれほど舌触りが悪くないですが・・・

イチジクの軸を切ったときに出てくる白い液体はフィシンというタンパク質分解酵素です。
イチジクが傷ついたときに侵入してくる細菌を殺すためとか。

イチジクのフィシンが肉のタンパク質を溶かすので、肉料理が軟らかくなるそうです。
これは試してみる価値がありそうですね。

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2010年
今年の夏果はもうすぐというときに2個がこんな風に・・
1個は完熟だったらしくきれいに食べてしまい、あとは熟していないのでおいしくなかったらしく残してありました。
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多分カラスかと思うのですが・・・
カラスは黄色が見えないということで、黄色の袋を探して洗濯バサミで挟んで被せておきました。
結果、バッチリでしたよ!
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イチジクの果物酒を作ってみました。

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作り方は適当なビンが無かったため、コーヒーの空きビンにイチジクを入れて(丸1個では入らないため3つに割る)、氷砂糖、ホワイトリカーをビンの9割ぐらい入れただけ。氷砂糖もお好みの量で。
レモンが無かったため、買い物に行ったときに忘れずに買ってこないと・・
レモンを入れてビンの口いっぱいになってしまったら、作ったばかりの他の果物酒に入れます。

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果物酒を作っておくとあとのお楽しみが増えます。半年~1年で飲めますが、もっと寝かせておけば色も濃くなりおいしくなりますよ。


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