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2007-5 3
パンジー・ビオラは春花壇をはじめ、プランター、鉢植え、ハンギング、寄せ植えなど用途もかなり多く、花の少ない冬から春にかけて活躍してくれます。暑さには比較的弱く、本来は宿根草なのですが、日本では秋から春の花として楽しまれています。
チュリップなどと混植する場合は、どちらもばらばらに植えると印象が薄くなるので、グルーピングして植えます。チュリップをパンジー・ビオラの間とか、花壇の中列、後列などに植えます。(チュリップも同種にまとめて点植え)
レンガ、枕木などを効果的に使ったり、初夏に咲く苗を一緒に植えておいてもいいのでは・・
■パンジーの学名はビオラ・トリカラーといいます。
別名三色スミレともいい、下向きに咲く様子から、フランス語の"考える/思い"を意味する「Pensee(パンセ)」が語源となっているそうです。
パンジーの花言葉は「私を思ってください」でバレンタインの花でもあるのです。
キリスト教では恋人たちの神・聖ヴァレンティヌスの花とされ、ギリシャ神話では愛の神エロスに気に入られてなど、パンジーというのは愛とか恋と深い間柄にある花のようです。
近年バレンタインにチョコにパンジーを添えてプレゼントするひとも増えてきました。
ビオラは、パンジーよりも原種のスミレに近く、パンジーと並びガーデニング向きで人気があります
ビオラの花言葉は誠実 です。我家の花壇や寄せ植えも最近はビオラのほうが多くなっています。
近年ビオラ、パンジーは交配が盛んに行われ、その境界が曖昧(あいまい)になってきているそうです。
一般的に花が5†6†以上のものがパンジー、それ以下のものがビオラと判別するそうです。
そしてビオラはたくさんの花が咲きます。
パンジーとビオラの中間の花が「パノラ」というそうです。
「パノラ」はつい最近テレビで初めて聞いたばかりの品種です。
調べたら早生で分枝がよく花数も多く、温度が高くなっても徒長しないらしい。
パンジーやビオラのいいところをとった交配種かな?
さらに「パノラ」を詳しく調べたら、パンジーの花径にビオラの花立ち、パンジーとビオラの両方の性質をあわせもった品種で、 冬の連続開花性も強く、秋†春まで色鮮やかにガーデンを彩るということです。 花色も豊富でミックスも含め全27色あるそうです。
冬にも休まず、花を咲かせ続ける「よく咲くすみれ」(サカタのタネ)なども「パノラ」なのでしょうね。
でも市販の苗には「パノラ」の文字は全然ありませんね。現在つかわれていないのでしょうか?
パンジーより小さめの「パノラ」のような」花が多いと感じますが・・・
それに「ビンゴ」という大輪早生のパンジーという種類もできたみたいです!
姿はコンパクトでも花弁が上向きにあがってくるので上からみると花が目立って見えるみたいです。これは試しに植えたいシリーズです。
あと「切り花用のパンジー」にもお目にかかりたいですね。1mの背丈になるそうです。
以前に普通のパンジーの花をフラワーアレンジに使ったら、結構長持しました。このページの一番下にあります。可愛いフラワーアレンジになり、とってもよかったですよ・・・
・・・続けて調べていたら、きりがないほどパンジー・ビオラはたくさんの種類がありました。
こんなにいろいろの種類やシリーズがあるなんて知らなかったです。奥が深いですね。
毎年のように新シリーズができ、もう覚えきれないほどです・・
※パンジー・ビオラは日照不足だと、葉が黄色くなり、花つきが悪くなったり茎がひょろひょろに育ってしまいます。何よりも日光が好きな植物ですのでよく日光に当てて育てるようにしましょう。
北向きの場所では花つきが悪くなります。
パンジー・ビオラは寒さには強いので特に防寒を行う必要はありませんが、ベランダの寒風がもろに当たるような場所では葉が紫色っぽく変色してしまうこともありますので注意してください。
逆に高温多湿に弱いので、9月頃に苗を買い求めたらできるだけ涼しい場所で育てるようにしましょう。切り詰めておけば花がたくさんさくようになるでしょう。植えるのは10月頃が適期です。
寒さがくるまでに充分に根を張らしておくと、暖かくなったときの生育がよいうえに、花も長期間楽しめます。
パンジー・ビオラの苗の選び方
・株がぐらつかず葉色が濃く、葉柄が間のびしてないもの
・鉢底から根があまりはみだしていないなど(詰まりしている)
※パンジー・ビオラの植えつけの前に
購入した苗がかなり根詰まりしていたら、思い切り根を3分の1そのままの状態でカットして、軽くまわりをほぐします。
パンジー・ビオラの根のカットした様子です。
4-13
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根詰まりしていなかったら、そのままもしくは軽く根をほぐしてから花壇、寄せ植え、コンテナなどに植えつけます。
横張りタイプのビオラの苗のときは、葉を2†3枚残して葉茎全体を切り詰めておきます。勇気が要りますが大丈夫ですよ! 私は毎年この方法で育てています。
根詰まりの根をカットしたり、上の葉茎部分をカットすると一時的には生長が止まりますが、長く楽しむためにはこれがベストの育て方なのです。
茎葉の数が多くなり、もとの状態より何倍もこんもりとしてきます!!
1鉢で花いっぱい咲かせたいときは試してみてはいかがですか?
これはあくまで横張りのビオラです!
すべてのビオラやパンジーでは試したことがないので断言はできません。
ただ伸びすぎてクタッとしてしまったビオラやパンジーをそのままにしておいたら、株の中心から新芽(新枝というか新茎というべきか?)が出てきて花を付けるので、株が乱れたら早めに切り戻しをすれば、又花が咲くのではと思っています。
本には、徒長したら各茎ごとに2†3枚残し切り戻しをして追肥をすると約1ヶ月で花が咲くと出ていましたから、多分他のパンジー・ビオラでも大丈夫だと思います・・・
安全のために新芽がいくつか出ているのを確認した上で剪定をしたほうがいいと思います。
パンジー・ビオラは切り戻しをしても芽が出ないと思っているひとが多いと思うのですが、わき芽というより新芽がでるのです。もしかしてわき芽もでるかもしれませんが?
倒れてしまったパンジー・ビオラの切り戻し 倒れそうなひとのひとりごと
2007年は寄せ植えの切り戻したビオラをそのままにしておいたら夏まで枯れずに少しずつ咲いていました。パンジーよりビオラのほうが暑さに対し強く、でも真夏になったらさすがに花が咲かなくなったので終わりにしてしまいましたが、枯れはしませんでした。
ビオラ、エリカ、スイートアリッサムの寄せ植えを整理してこれだけカット・・・
2007/5-20
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切り詰めたビオラが満開。
2007/6-14
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まだ満開のビオラの寄せ植え
2007/7-10
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もう一度ビオラだけ切り詰める。
さらに1ヶ月経つと、もうビオラの花が咲いていませんでした。
2007/8-6
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このまま続けてビオラを育てればよかったのに、中途半端で終わりにしてしまいました。
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★★★パンジー・ビオラのプランター(鉢植え)の育て方・管理★★★
詰まりしているパンジー・ビオラの苗は上の方法で根を処理してから鉢に植えつけます。
■パンジー・ビオラの用土・肥料
絶え間なく花が咲き続けるのでスタミナ切れをしない充実した株にしなければなりません。
そのために用土と肥料は重要です。
植え付ける前に土にあらかじめゆっくりと効く粒状の肥料(マグァンプKなどの緩効性の肥料)を混ぜ込んでおきます。
10日に1回の割合で液体肥料を与えるようにしましょう。
有機質に富んだ水はけのよい土が適しています。
例 赤玉土(小)7:腐葉土もしくはピートモス3
赤玉土5:ピートモス3:バーミキュライト2
すぐに植えることのできる「パンジーの土」も販売されています。
私は腐葉土の代わりに自前のぼかし肥料です。
■パンジー・ビオラの水やり
・冬場は夕方以降に水やりをすると、夜間の冷え込みで土が凍ってしまうことがあるのでできれば午前中に与えるようにしましょう。
土が凍ってもパンジーは枯れることはありませんが、水が吸えなくなるのでしおれたようになることがあります(日が射してきて暖かくなって土の中の水が溶けたらピンと戻ります)
※水やりは土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。
■パンジー・ビオラは普通は一年草としてみなし、6月頃には株が乱れてしまいますので植え替えの必要はありません。または元気のよいビオラを上の画像のように育ててみてはいかがですか?
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★★★パンジー・ビオラの花壇植え(庭植え)の育て方★★★
カットした苗の場合、直に根に肥料が当らないようにします。
日当たりと水はけのよいところを選び20cm間隔で植えます。(2株分ぐらいあける)
(鉢植えはもう少し詰めます)
パンジー・ビオラは品種別のグループでまとめて植えたり、背の高いチューリップとの混植などが楽しめます。
降霜の前に植えますが、寒い地方や地植えに遅れた時は2月中旬以降のほうが根の張りがよくなります。
その場合はポットのままで日当たりの良い軒下、暖房の無い日当たりの良い部屋で育てます。
■元肥として1†あたり化成肥料を30g、堆肥1†2†を土と混ぜます。
または緩効性化成肥料でしたら1†あたり250gです。(目安で)
追肥は窒素分が少なく、カリやリン酸の比率が高いものを、継続的に施し、肥料切れさせないようにします。
私は植え付けの後2週間ほど過ぎたころから、追肥として株の回りに月に2回ほどパラパラと化成肥料(リン酸が多くチッソ分が少ない)を大体の目分量でしています。
化成肥料は少ないほうが安心です。そのほか液体肥料を、たまに様子を見ながら施しています。
花を育てるにあたってこの様子を見ながらというのは大事だと思います。
地植えの場合は水やりは活着すれば必要ありません。
■病害虫対策
花壇やコンテナなどのパンジー・ビオラはアブラム・灰色カビ病などの対策に専用の殺虫剤・殺菌剤の混合液を作り、春に散布しています。
灰色カビ病対策にもなるし、またタネを付けると株が消耗するので花を時々摘むことは必須。
オルトランなどを株元に蒔いておくと防虫対策になります。
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ハンギングバスケットのパンジー・ビオラ
2007年
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上のパンジー・ビオラが春になるとくす玉のようにこんもりしてきます。
2007-4 19
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全体の様子
2007-5-4
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これらは上手にはできませんでしたが・・ (〃^▽^〃)
工夫次第ですばらしいパンジー・ビオラのハンギングバスケットができるでしょう。
ハンギングバスケットの土は軽いものが適しています。赤玉土4(鹿沼土4):ピートモス3:バーミキュライト3の配合に根腐れ防止にミリオンAを土に対し1†2割加えます。または手軽なハンギングバスケットの土も市販されています。
ハンギングバスケットのパンジー・ビオラの水やりの回数はコンテナと比べ多くなるので、私の場合は液体肥料も規定の倍ぐらい薄くして5日の1度の割合でします。肥料は濃くして与えると根を傷めて生育不良になるか悪くすると枯れることがあります。
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寄せ植えのビオラ
ビオラ モコ「こゆき」、ストック、プリムラ
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プリムラの記事はこちら
プリムラの種類と育て方 プリムラの寄せ植え
プリムラの夏の管理 プリムラの夏越し
寄せ植えのパンジー・ビオラ
5-3
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左ビオラ(ピーチジャンプアップ)、右(よく咲くすみれレモネード)
4-14
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パンジー・ビオラの寄せ植え 写真(画像)
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リースのパンジー・ビオラ
パンジー・ビオラが8種類。廃棄物利用のリースです。
このあと立てかける予定だったのですが、重くて断念。
育ちすぎて穴がふさがってしまいました。
2007-4-19
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こぼれ種のビオラ
4-28
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花壇のパンジー・ビオラは数種以外はほとんどこぼれ種です。
畑に咲いていたものを春になってから植えましたが、こぼれ種ならの変な配色もあります。
5-1
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こぼれタネのパンジー・ビオラ
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◎ 私流のパンジー・ビオラの楽しみ方◎
■主に鉢植えのパンジー・ビオラは軒下などに置きますが、真冬に日当たりの良い窓辺に数鉢のパンジー・ビオラを置いて、一足早い春の気分を味わっています。
2月ごろまで楽しんでから、切り戻しをして肥料を施し、3月になってから地植えにすると2度楽しめます。
※部屋に置く場合はくれぐれも暑いところは厳禁です。5†6月のころのパンジー・ビオラの間延びした状態になってしまいます。
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こぼれ種でも増える畑のビオラの花をエディブルフラワーとして利用しています。
エディブルフラワーとは食べる花です。
もちろん畑のビオラには土にも花にも消毒はしていないので安心です。
花壇や鉢植えのパンジー・ビオラの花後のお気に入りは畑に植えておきます。
次の年、こぼれタネから思わぬ花が咲いたり、同じような花が咲いたりしてまた楽しめます。
またパンジー・ビオラは切り花としても案外長く楽しめます。
虹色すみれ、ミルフル
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キッチンの窓辺に置いてあります。
切り戻しをしたパンジー・ビオラですが、このように飾って楽しめます。
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