エキナセア
学名 :Echinacea purpurea
キク科 多年草
別名 : パープルコーンフラワー、 ムラサキバレンギク
原産 : 北アメリカ東部
花期 :7†10月頃
花色 :赤紫、白、黄色(エキナセア ハーベストムーン)、グリーン
現在は品種改良が進み、八重咲きもあります。
エキナセアはわりとしっかりした茎の先に花径10cmぐらいの大きな花をつけます。
ですから我が家のエキナセアの花が折れたり、茎が曲がったりすることはありませんでした。
心花は大きなイガグリ状に盛り上がり橙褐色に色づいて、いつまでも長く残っています。下の画像のイガグリ状のもの。
花弁が垂れ下がっていく形が馬簾(江戸時代、火消しの際に用いたまといの飾り)に似ているので「馬簾菊」とも呼ばれています。
エキナセアの語源はギリシア語で「ハリネズミ」を意味する「echinos エキノース」です。
echinos「ハリネズミ」を語源とする植物には他にエキノプス(ルリタマアザミ)があります。
どちらもハリネズミみたいにトゲトゲしています。
エキナセアはアメリカインディアンの民間療法で利用されていたことで有名です。
風邪などの予防のほか直接ウイルスを攻撃する抗ウイルス作用もあるとのことらしいのですが、本当にそうだったらスゴイことですね。
ガラガラヘビに噛まれたときの傷口の消毒、また天然痘や風邪やインフルエンザなどのウィルス性疾患にも効果があったといわれています。
エキナセアの強い薬効成分に着目したのは19世紀のドイツ人化学者で、北米には1970年代に逆輸入のような形で紹介されました。
エキナセアは体全体の免疫力を高め、抵抗力をつけるので、アレルギーの季節が来る前に摂ると効果的だそうです。
またエキナセアは免疫をただ強化するだけではなく、過剰に働かないようにする効果もあるそうなので、体のバランスを整えるのにぴったりですね。
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エキナセア(エキナケア)の育て方
・地植え(庭植え)
エキナセアは日当たり、風通し、水はけが良く肥沃な土を好みます。
日陰では生育が悪く、排水不良は根腐れや株腐れを起こしやすい。
痩せている土地の場合は、腐葉土や元肥などを入れましょう。
株間は40cmぐらいとります。
植えっ放しでも長い間、同じぐらいの株張りでいます。
エキナセアは耐寒性・耐暑性ともに強く、病害虫もほとんどありません。
我家では濃いピンクの花が咲くエキナセアを畑で育てています。肥沃な畑なのでほったらかしにしています。肥料は特に施していません。
2007年に1本植えたエキナセアが、今年はこれだけの株になりました。
2008-6-4
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今年のエキナセアの花はこんなにたくさんさきました!
後方左にあるのはシダレハナモモです。大きくなったので、毎年きれいな花を見事に咲かせてくれます。
2008/7-15
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◆エキナセアの増やし方
エキナセアは株分けは難しく、無理に分けると枯れることがあるので、タネをまいて増やしたほうが無難です。
春か秋にタネをまくか、もしくは根伏せ・根挿しでも増やします。
私は根伏せ・根挿しはまだ挑戦したことはありません。
タネをまいて増やす場合はバーミキュライトなどにまき、本葉2†3枚で鉢上げし、しっかりした苗になったら定植します。(発芽適温15†25度)
秋に出来たタネを株元近辺に埋めておいたら2008年春には何本か出ています。
そのままの状態で育ててしまいましたが、別のところに移植すればよかったかも・・・
春になったら花壇に植え替えしましょう。
エキナセアは生育がよいと1年以内で開花します。
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・鉢植え
鉢土が乾いてから水やりするようにしましょう。
鉢植えは根づまりしやすいので、一年に一度植え替えするようにする。
植え替えは3†4月が適期です。
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エキナセアのフラワーアレンジメント
エキナセアが入ったアレンジ
古くなった花びらを取ってあります。濃茶の丸いものがそうです。
エキノプス(ルリタマアザミ)、姫ヒマワリ、マリーゴールド、ラムズイアーの葉、ヒペリカム(赤い実)、バラが入っています。
関連記事 自前のバラのフラワーアレンジメントがたくさんあります。
バラの花のフラワーアレンジ(自己流)
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エキナセアは切り花にしたり、ドライフラワーにしてリース、ポプリなどに利用されます。
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エキナセアの効用
エキナセアは花、葉、根が使うことができます。
・根を煮出しした液はノドの痛みを抑えるうがい薬や全草を乾燥して砕いておき、風邪予防のハーブティとして常備しておくといいと思います。
新型インフルエンザには対してはどうでしょうか?
直接ウイルスを攻撃する抗ウイルス作用もあるということなので、効き目があるといいのですがどうでしょうか?・・・
今年(2009年)は試しに全草を乾燥して砕いておき、風邪予防のハーブティとして常備してみましょうか・・・・
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