●アイスランドポピー 育て方

アイスランドポピー
2007-5-8 自宅庭にて
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アイスランドポピー
学名:Papaver nudicaule「パパウェル・ヌディカウレ」
ケシ科 ケシ属
別名:シベリアヒナゲシ
原産地:シベリア、中国、モンゴルなどのアジア大陸北部
花期:3†6月
花色:オレンジ、ピンク、ローズ、黄、クリーム、白など
秋まき一年草。高温多湿の日本では夏越しが難しいので一年草扱い(原産地では多年草化)

園芸種として人気があり、一日で散ってしまう他のケシと異なり、アイスランドポピーは花が数日間持つので切花にも用いられています。

よく南房総にお花見に行くのですが、そのときにストック、カレンデュラ(キンセンカ)キンギョソウと共に咲いているのはこのアイスランドポピーです。

1月下旬から2月にかけて行くので、春一番の草花といえば真っ先に思い浮かぶのはそれらになります。
お土産に買ってくると皆さんにとても喜んでくれます。我が家でもその花々を仏壇にお供えしたり、アレンジしたりしています。
もうすぐ咲きそうなつぼみを選んで摘んでくるのですが、しばらく楽しめます。
つくば市ではアイスランドポピーは5月になってから咲くので、春一番の花はスイセンチューリップのほうが一般的ですが・・・

葉は根生し、羽状深裂。1株からいくつもの花柄が出て一輪ずつ花をつけます。 
よく似たポピー(ヒナゲシ)は葉のついた茎を伸ばし、枝分かれして花をつけます。
2007-4-14
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似たものどうしのアイスランドポピーとポピー、シャーレーポピーの違いは?

アイスランドポピーは白っぽい緑色の葉で、毛がなくつるつるで光沢があります。
それに対し、ポピー(ヒナゲシ)の葉は浅緑色で毛があるので区別がつきます。
またアイスランドポピーは、株元から一本ずつ花柄を伸ばして一輪ずつ花をつけます。
アイスランドポピーは色あいが淡いものがほとんどで、ポピーは鮮やかな色のものが主です。
シャーレーポピーはポピーの園芸種です。

2007-4-21
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茎とつぼみには長い毛が生えています。耐寒性のある植物は毛が生えているのは寒さから身を守るためと思われます。
2007-4-14
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アイスランドポピーがあと1†2日経つといっせいに咲きそうな感じになってきました。
↓姉妹猫がもう2匹いるのですが、このきぃちゃんが2015年3月現在で一番丈夫です。
きぃちゃんの右後方はチドリソウ、左後方にはウメモドキの木があり、その株下にはリュウノヒゲや半夏(はんげ)という名のカラスビシャク(烏柄杓)が見えます。
関連記事 ハンゲショウ(半夏生)の画像とハンゲショウを育ててみると

2007-5-8
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水盤に浮かべたアイスランドポピーです。アイビーやアグロステンマの花が入っています。
2007-5-20
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アイスランドポピーの育て方
苗から育てると簡単ですが、たくさん育てる場合にはタネまきします。

タネまき
◆時期 
9月末から10月にかけてが播種に適しており、初期の生長が遅いので、秋早めにまきます。

◆タネまきの場所・まきかた 
戸外の直接鑑賞する場所に直播きする、鉢に直播きする、また床まきして移植するなどの方法があります。
細かい粒を芥子粒(けしつぶ)というほどタネが細かいので、砂と混ぜてまくと均一にまけます

◆発芽適温
やや発芽適温は低めで、15†17℃。です

◆覆土 
タネが細かい上に好光性種子なので、土をかぶせないかあるいは薄く用土をまきます。
水やりは底面吸水にするとタネが動きません。

◆発芽日数 
7†12日

◆好む場所・土壌 
陽当たりがよく、水はけのよい有機質に富んだ土を好みます。
アルカリ性土壌を好むので、苦土石灰をまいて酸度調整をします。
耐寒性はありますが霜には注意し、べたがけシートなどで寒さよけすると開花が早まります。

◆移植・定植
直根性なので移植嫌いのケシ科ですが、アイスランドポピーは移植可能です。
ただし、本葉3†5枚の小苗のうちに行ないます。連作を嫌うので、前年に栽培した別の所に植えましょう。
深植えはしないで株間は15†20センチぐらい。密植すると通風が悪くなり、暖かくなると蒸れてしまいます。

◆水やり 
乾き気味を好むので、庭植えは必要ありません。
鉢植えも与えすぎないように注意します

◆肥料 
鉢植えでは肥料切れしないよう、月に†3度の目安で規定に薄めた液肥などを与えます。
苗を求めた場合には緩行性肥料を混ぜてから植えつけます。置き肥などでも。
 
病虫害
我が家では発生したことがないので、薬剤はまだ散布したことがありません。
アブラムシ、灰色かび病が発生した場合は適した薬剤を散布します。

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