山野草 ハンゲショウ(半夏生)の画像とハンゲショウを育ててみると
ハンゲショウ(半夏生),七十二候,夏至の第3候,カラスビシャク畑のハンゲショウの群生 2007/8-6
ハンゲショウ(半夏生)
ドクダミ科
別名:カタシログサ(片白草)
二十四節季は、1年を24等分し、それぞれに名前をつけていて、立春、立夏、立秋、立冬、春分、夏至、秋分、冬至などが有名です。
24に分けられた一つの季節をさらに3つに分けて名前をつける方法を七十二候と呼びます。
半夏生(はんげしょう)はこの七十二候で、夏至の第3候につけられた呼び名です。夏至から 11 日目になります。現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっているそうです。
関連記事
・5色ドクダミ(カメレオン) きれいな葉色のドクダミがあります。
・カラスビシャク(烏柄杓)
近所の畑にハンゲショウの群生があります。
芝畑の端で、下は堀になっています。ここは日没まで日当たり抜群で遮るものはなにもありません。
おそらく1~2本植えたものがハンゲショウの生育に適した土地だったのでこんなに増えたのでしょうか。
湿地帯にあるように記述されていますが、ここは水はけがよくて湿地とは無関係に思えるのですが・・・
場所によってはハンゲショウは絶滅が懸念されているらしいのです。
私はここでハンゲショウを分けてもらいました。
引っ張って取ったのですが、8月7日の真夏でもちゃんと根付きました。
絶滅が懸念されているのでしたら、このように繁殖力があるので適した場所で守ってあげたいですね。
自然界は荒れているのでなかなかそのような適した場所がないのでしょうか・・・
ハンゲショウ 2007- 8-6
これは半夏生から1か月過ぎたときの画像で、ハンゲショウは白から徐々にグリーンに戻るみたいですね。
ハンゲショウ(半夏生)は毎年、この時期になると、葉が白くなり穂状の白花を咲かせます。
花のすぐ下の葉の表面が白く変化し、目立つので葉が花弁のような役目を果たしています。
ハンゲショウは半夏生のころ花が咲くからとか、先端の葉だけが白くなるので「半化粧」だともいわれます。どちらにせよ半夏生のころにハンゲショウの葉が白くなり、花が咲きます。
↑ハンゲショウを水に入れておいたら根がたくさん出てきました。
畑に植えた残りをどこに植えようかなと水に入れておいたら偶然このようなことになったのです。
ハンゲショウはドクダミ科なので繁殖力があるので、当然株分けやさし木(さし芽)が容易くできるのです。
育て方としては昨年から観察していると、あまり難しくなく放っておいて大丈夫みたいです。
ハンゲショウ 200-10-7
・・・・・・
2008年のハンゲショウ
今年2008年は7月1日が半夏生です。
半夏生の日の7月1日現在で、鉢に植えたハンゲショウは穂が出たばかりでまだ葉が白くなっていません。
畑のハンゲショウは白く変わってきました。なぜ鉢のハンゲショウが白くならないのかわかりません。
なお近所の畑のハンゲショウの群生はちらほら葉が白くなり始めた状態です。
2008-6-25
我が家の畑のハンゲショウ。葉がかなり白くなっています。
2008-7-8
鉢のハンゲショウはいつまで待ってもなぜか白くなりませんでした。不思議ですね・・・
2008-7-7
・・・・・・
2009年のハンゲショウ
畑のハンゲショウ。今年の半夏生は7月2日です。
赤い花はアルストロメリアで黄色い花はヒメヒマワリです。
2009/6-28
・・・・・・
2010年のハンゲショウ(半夏生)
大分増えてきて、見た目はきれいですが、増えることにも心配になってきました・・・ 後方の雑草も気になります。
2010-7-10
・・・・・・
2011年のハンゲショウ(半夏生)
あの東日本大震災があった年です。ハンゲショウは相変わらず白くなってきれいです。
このときは我が家でも被害があり、平常心ではありませんでしたが、花を見たときだけはほっとしたものです。
毎年確実に2~3倍かそれ以上に増えているのがわかります。
2011-7-2
・・・・・・
2012年のハンゲショウ(半夏生)
手前にはヒメヒマワリ、宿根カスミソウ、ヒペリカムなどがあり、後方にはアジサイが数種あります。
ハンゲショウは結構見応えがあるようになり、嬉しい気持ちと心配が入り混じった複雑な気分 (-_-;)
なお何も植えていない空白の部分は一応小道になっています。
手前の見えない部分は春は球根の花がいっぱい咲いてとてもきれいです。
畑のムスカリ
2012-7-1
上の画像の反対側右から見たハンゲショウ。このパイプは最初はキウイフルーツの棚でした。
余りにもキウイフルーツのつるが蔓延ってしまい、迷惑をかけてしまったので伐採し、いまでは柿の木の枝を長くして載せたり三尺豆などを絡ませています。
2012-7-1
・・・・・・
2013年のハンゲショウ(半夏生)
足のケガのため、このように草茫々になってしまいました。それ以後は散々な畑の状態になってしまいました。
マネしないでね。靭帯損傷? 闘病記
2013-6-29
・・・・・・
2014年のハンゲショウ(半夏生)
あまりにもハンゲショウと草の勢いがすごくて、はてどうしよう・・・
2014-6-27
この後は畑いっぱいになってしまう恐れがでてきたので、一旦、吸収移行型の除草剤で枯らすことにしました。
2年後に生き残った根からまた数本出てきましたが、放置しています。