●自家種芋 秋植えのジャガイモ栽培記

自家種芋といえば、今年の夏に2007年の赤いジャガイモ(名前?)と2006年のメークィンを収穫。
場所は野菜、草、木々など処分する大きな穴のまわりです。


収穫処分のジャガイモの根に付いていた運のよい子ジャガイモが1†3年かけて育っていたのです。
まさかこんな大きなジャガイモが育っているとは思いませんでした。
毎年冬になると、穴に火をつけて燃やしてしまうのですが、ここ2年ほど燃やしていませんでした。(2006年から)
というのは以前は白菜畑でしたが、今は芝畑になっているからです。芝が枯れているときは燃え移ったらあっという間にメラメラと畑いっぱい燃えてしまいます。


いろいろな条件が重なり、無事、往年のジャガイモが大きくなっていたというわけです。
見つけたときはハッピーな気分になりました。


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こんな感じで出ていました。2008/7-20




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毎年、別品種の変わったジャガイモを育てているので何年のものか分かります。
2005†2006年もの メークィン。無肥料でも市販のものより大きい。13†14cmはある。




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2007年もの 赤いジャガイモ(名前?)


自然に育っていたジャガイモを見て今年はダメもとで秋植えのジャガイモに挑戦しました。

自家種芋 秋植えのジャガイモ  2008年
8月下旬†9月に植え、11月下旬†12月に収穫する秋植えのジャガイモ。
自家種芋は休眠処理をしていないのとウイルスなどの病気にかかっている場合があるので、購入した種芋を植えるたほうがいいそうです。
そして種芋は暑い最中の植え付けなので、切らないで丸のまま植えつけたほうがいいみたいです。 


私はいつも秋はジャガイモを作ったことはありません。この辺ではできないと思っていました。
ところがことしはあの8月末の豪雨のころ、春に育てた「インカのめざめ」がめざめて芽が出てしまったのです。春植えで夏に収穫した小さな「インカのめざめ」がたくさんあってもったいないと思っていました。
それで植えてみようと思ったわけです。


畑の片隅に空き地があって、そこに芝の葉刈りをしたのを山に積んであります。
そこに植えることにしました。そこはぼかし肥料の失敗したものも積んであります。
10個ずつ2本畝にしました。9月7日のことです。
だめもとだから元肥は1列は化成肥料パラパラだけ、あとは無肥料でただ植えただけ・・・
なにしろ予定がない突然の思いつきの秋ジャガイモの植え付けでしたからあわてて準備がなかったのです。


植えてから2週間後に化成肥料をパラパラと少し施しました。
芝の葉刈りを春に積んだもので、まだ全部は分解されていません。
見たところ、およそ土が2割で芝の葉の半分解が8割ぐらい・・・



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10-5


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10-5


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10-12の様子
10月20日ごろ、ジャガイモ専用有機肥料を施す。
これは遅かったかも。ジャガイモはスタートダッシュ型なので、秋植えはなおのこと。
肥料は元肥と一回目のときに施すだけでよかったかも。



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10-31


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霜が降りるとこのように凍傷で黒くなってしまう。 11-22



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こうなるともうダメなので、結局その日に全部掘ってしまう。並んだところをハイ、パチリ! 11-22


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11-22


インカのめざめは中央より上が全部。あまり大きくならない性質なのでこのくらいで仕方がないかな。
夏に収穫したインカのめざめの7割ぐらいの大きさです。

左手前は春植えたもののとり残しで、ひとりで生えたキタムラサキ。
下の中央部分はキタアカリの取り残し。
思ったより収穫が多く、秋に植えたのより、春植えの取り残したジャガイモがよく育っていた。


秋のジャガイモ栽培は初めてだし、しかも自家種芋です。ちょっと物足らないけれどまあまあの収穫。
春の収穫に比べるとずいぶん差があるが、今年は強い霜が早くきてしまった。
10月中はジャガイモが育つのに程よい気候だったので、そのときに大きくなったのでしょう。
秋のジャガイモは霜害が問題で、それまでにいかにジャガイモんが育つ温度を長くできるかがポイントかな。
夜だけ霜よけをすると良いのだけど、そこまでしなくても・・・と思ってしまう。


自家種芋は休眠処理をさせていないので、やはり購入した種芋を植える事が有利です。
ジャガイモは収獲してから品種によって違いがありますが、30†50日近く萌芽しない休眠期間があります。
秋じゃがは寒くなってゆく時期なので一日でも早く芽を出させてまだ暖かいうちに茎葉を大きくするほうが収量が上がります。そういった理由で販売された種芋のほうが萌芽がよいのです。
やはり秋のジャガイモにふさわしい品種があって、その品種を植えたほうが効率がよいのは当たり前。それに自家種芋はウイルスに感染していると収穫が落ちるそうです


秋のおススメのジャガイモ

農林一号
中部関西での秋植えの定番品種で各種病気に強くて、芽の浅いやや偏平な丸い芋がとれます。
食味とは普通で、高温期の青枯病にも強いので作りやすいです。

◆デジマ
外観がきれいで、暖地で春・秋2回作れる品種です。

ニシユタカ
美味しさと大きさならニシユタカ。
デジマと同じくらいの収穫期ですが、後半の肥大性は抜群です。春と秋の両方栽培したのですが、春のニシユタカはビックリするくらいの大きさでした。
少し病害に弱いので栽培は丁寧に。
芽も浅く適期に穫ると外観良いのですが、収穫遅れになると肌荒れが目立ちます。
淡黄色の肉色でやや粘質なので煮くずれしにくい特長があり、シチューや煮込み料理に最適です。

◆アンデスレッド
暖地向けの品種。形が丸く、芽も頂芽以外は非常に浅く黄色い皮と相まって上々の外観です。
黄色い肉色でやや粉質系の肉質になり、マッシュポテトや粉ふきいもに最適です。
青枯病に弱いので秋の植付けを早くしない事と風で枝が折れると軟腐病が出やすいので丁寧な栽培を!
春も秋も栽培できる品種です。その分休眠が短く貯蔵には向かないので早く召し上がって下さい。

◆普賢丸
暖地向け。

春栽培のジャガイモは↓
くわしいジャガイモの育て方&ジャガイモのプランター(鉢)栽培
簡単ジャガイモ栽培はこちら↓
悪い条件が重なった春のジャガイモ栽培記 2011年度
春の簡単ジャガイモ栽培 2012年

※ここつくば市では主に春栽培です。

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