●リーフレタスの育て方

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プランターのリーフレタス 2009/4-15


レタスはキク科の1†2年草です。タンポポ、フキ、シュンギクヒマワリなどもキク科です。
レタスの仲間は葉をかきとって食べるカキチシャ(チマサンチュ)、葉の立つタチチシャ(コスレタス)、16世紀頃から発達したとされる結球型のタマチシャ(玉レタス)、サラダナ、不結球の縮葉・チリメンチシャ(サニーレタス、グリーンレタス)、茎レタス(ヤマクラゲ)などがあります。

その中でも不結球性の種類は、涼しい気候を好むレタスの仲間の中でも暑さにも強く、生育期間が短く、簡単に育てることができるので、畑はもちろん、ベランダやバルコニー栽培にも向いています。
上手に育てれば1年中栽培も可能ですが、3†5月の春まきと、9月上旬から10月の秋まきが作りやすいです。
生育適温は15℃†22℃です。 25℃以上で徒長、8℃以下で生育が停滞します。


リーフレタスは虫の被害がほとんどないので消毒しないで育てられます。
自分で育てた野菜は食べる直前に収穫すればいいのですから新鮮かつ便利です。
この病害虫の心配がいらないということは食の安全につながり重要なことと考えます。

私も畑とプランターの両方でリーフレタスを栽培していますが、プランターのリーフレタスはキッチンのそばにあるので、ついこちらばかりを利用してしまいます。 

1袋の中に数種類のリーフレタスの種が入っているのをよく利用しています。
(ガーデンレタスミックス、ガーデンベビー、焼肉向きサラダミックスなど)
赤系、緑系、丸葉、細葉で切れ込みの大きい葉、葉の縁がフリル状に縮れる葉など変化に富んで、観賞としても楽しめます。
秋まきの場合は外葉から1†2枚をかき取りながら花が咲くまで利用できます。


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またこんな方法もあります。上の方だけ葉を切り取るのです。↑
生長点を残しておけば、また葉が生長します。
これは近所のプロの方の畑のリーフレタスです。ベビーリーフとして若い葉を摘んで出荷しているようです。
数種類の葉をミックスして「ベビーリーフミックス」として1つのパックで市販されています。
サラダ、サンドイッチや肉料理の付け合せになどに利用されているようです。


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春の自家菜園のサラダ
畑やプランターからリーフレタス、ミズナ紅白はつかダイコンルッコラなどの野菜・花をササッとかき集めての昼食のサラダ。
消毒無しなのでエディブルフラワーのパンジーの花も食べられる。
十字架みたいな花はルッコラ(ロケット)で紅菜苔の花も生でサラダに。

関連記事 ↓玉レタスやベビーリーフのプランター(鉢)栽培記です。
玉レタスの育て方 画像でみるプランター(鉢)栽培記
ベビーリーフの種類と栽培
パンジー・ビオラの寄せ植え 写真(画像)


プランターや野菜専用容器でのリーフレタスの育て方
◆容器
プランターや野菜専用容器など、15cm程度の深さがある容器を使います。
鉢底にネットを敷いてから、鉢底石を底が隠れる程度に入れます。


◆用土
用土の参考例
排水がよく、保水力がある用土を使います。
・小粒の赤玉土6、腐葉土2、バーミキュライト2の割合で混ぜ合わせます。
・または赤玉土6:腐葉土4などでも。
タネをまく10日†2週間前に用土10リットルあたり苦土石灰を20g施しておきます。
その5日†1週間後に、用土10リットルあたり化成肥料8:8:8を10g混ぜます。
さらに4†5日経ってからタネをまきます。
※野菜専用土を用いると調整済みなので、すぐまくことができます。


◆種まき
レタスのタネは好光性なので、覆土は種子が見えなくなる程度で薄くします。
蒔いたら十分に水をやり、発芽するまで乾燥しないように注意します。
発芽適温は15†20度です。25度以上や10度以下では発芽しにくくなります。
※高温期の播種
夏の高温期にまくときは発芽しにくいので、芽だしをしてからまきます。
種を数時間水につけ、冷蔵庫に2†3日入れてからまくと発芽しやすくなります。
タネをまいたら隠れる程度に覆土して板切れなどで鎮圧し、たっぷり水やりします。


細長いプランターで栽培の場合は、2列に4cm間隔で1ヵ所4†5粒ずつの点まきにします。
またはすじまきでもかまいません。
丸いコンテナなどはバラまきをして、間引きしてベビーリーフとして利用・観賞しながら育てましょう。
ポリポットに蒔く場合も4†5粒ずつ蒔きます。


要するに難しく考えないで、リーフレタスの種を蒔くときは薄く土をかけて発芽まで乾かさないように水やりをすることに気をつければ発芽します。
乾かさない方法は、十分に水やりをしたら新聞紙をかぶせて、上から水をかけて新聞紙を湿らせておきます。乾いたら新聞紙の上に水やりをしておけばやがて発芽します。

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発芽したら新聞紙を取り除き、日光にあてます。


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コンテナでのリーフレタス  12-28
リーフレタスは小さな時からベビーリーフとして間引きしながら食べることができます。


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●リーフレタスの夏†秋の種まき
 まきどきの幅は広く、8月上旬ごろから秋まで
●リーフレタスの春の種まき
 3†6月まで
 ※レタスは気温が上がると苦くなります。
 栽培・収穫時期をみるとほぼ一年中でき、暑さ寒さにも強いとありますが、暑い時期は苦くなります。
 冷涼な場所以外は夏直前に種を蒔くのは止めたほうがいいと思います。
 

置き場所 
涼しい時期は日当たりのよい場所におきます。
発芽適温より高いときは、日陰の風通しのよい涼しい場所に置きます。
リーフレタスは結球タイプより寒さ暑さに強いのですが、高温、長日のもとで種まきすると「とう」が立ちしやすくなります。        

発芽してからは十分に日光に当てて、早朝に水やりをします。
多湿になると苗立ち枯れ病が発生しやすいので、乾いてから水やりをします。
苗が育っていく段階で水やりを忘れたとき、かなり萎れてしまっても水やりをするとピンとしてきます。リーフレタスは乾燥には比較的強いと思います。

◆間引き
4cm間隔で点まきにしたリーフレタスは子葉が2†3枚のころ生育のよい1本だけを残し、間引きをします。隣通しが触れ合うようになったら今度は1本おきに間引きます。(間隔は8cmになる)
さらに隣通しが窮屈になったらまた1本おきに間引きます。(間隔は16cmになる)


すじまきした場合も同じような間隔で間引きながら育てます。
まず子葉が開いたら1†2cmの間隔にして、生育の悪いものを間引きます。
本葉4†5枚のころには15†16cm間隔に間引きます。
(1つのプランターに6本ぐらいになるように)
そのとき千鳥植えにすると葉が重ならずに日が当るようになります。

※丁寧に間引いたものをアブラナ科の野菜があるときはまわりに植えてみましょう。
 コンパニオンプランツとなり、アブラナ科の防虫になるそうです。(今、実験中)


苗を購入の場合は15cm間隔に植え付けをします。(1つのプランター17×60×17に6†8本ぐらい)
やはり重ならないよう千鳥植えにします。

◆追肥
 規定に薄めた液体肥料を1週間に1回与えます。
 または化成肥料を植付け2†3週間後、更にその2週間後の2回、与えます。
 
◆収穫
 本葉が重なり合うようになったら、育つための葉をある程度残しておき、外の葉からかき取りながら収穫します。
 春まきはあまり放っておくと、葉が硬くなりとうが立つので早めに収穫します。

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菜園・畑でのリーフレタスの育て方
直まき、または育苗してから植え付け、あるいは苗を購入でもお好きな方法で。
種をまく10日†2週間前に苦土石灰を施しておきます。(うっすらとした程度)
種をまく5日†1週間前に1†あたり完熟堆肥をバケツで一杯(私は自前のぼかし肥料)、化成肥料8:8:8を大さじ5杯混ぜます。20cmの深さにまで行き渡るように耕しておきます。


※種まき、収穫はプランターのところを参考にしてください。
 
雨が降った時の土の跳ね返りで汚れや蒸れを予防に切りワラやフィルムなどでマルチをします。
畑では穴あきのフィルムを張ってから種を蒔くとか育苗してから植え付けをすると良いかもしれません。
私は何もしないで種を蒔き、後に芝の葉刈りをしたものをマルチにします。
乾きやすい畑では、ときどき水をあげると良いでしょう。


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畑のリーフレタス


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我家では秋に畑にまいて間引きしたリーフレタスをプランターに植えました。
最初は上のようにいじけた感じでしたが・・・


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すぐに生長がはじまります。移植には強いです。
これは2007年のサニーレタスの春の画像です。このときは千鳥植えにしていなかったです。
このプランターは普通(内径58cm)のより小さくて長さが内径33cmしかないのですよ。


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そしてプランターがなかったらポリポットの大きめのものでもこのとおり!
このポリポットは径12cm、深さ12cmぐらいです。そしてリーフレタスは3本入っていました。
1本は窮屈になってきたので、抜いてサラダにしました。


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このバッグに入っているリーフレタスもやはりポリポットに植えてあるものをそのまま入れてぶら下げているだけです。 センスのよい方だったらもっとオシャレに飾ることができます。
ペンキのはげた布団干しに下げてありますが、塗る予定で道具はすべて揃っています。でもなかなかできませんね・・・
ラテスなどがあれば野菜のハンギングなども飾りたいなと思いますが、これ以上ものを増やすとスゴイことになってしまいます。

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