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ハーブ ルッコラ(ロケット)栽培 ルッコラの画像と育て方

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ルッコラ-1.jpg


ルッコラは地中海沿岸原産の-10℃まで耐寒性のある1年草です。
イタリア名ではルッコラ またはアルグラ
英名ではロケット
和名はキバナスズシロ
利用方法:料理に葉、花、種が利用できます。
収穫期:10~7月
花期:2~3月、5~8月

葉にゴマのような風味とクレソンに似たぴりっとした辛み、ほのかな苦みがあります。
古代ギリシャ人はルッコラ(ロケット)を薬用、料理に用い、エウゾーモン(スープを美味しくするもの)と呼んでいました。
また古代ローマではミックスサラダに入れる野菜として人気があったそうです。
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■ルッコラ(ロケット)の種蒔き
ルッコラ(ロケット)はタネをまいて育てるのが簡単です。
育てたいプランターや場所に直接まいていきます
性質が丈夫で発芽しやすいので、案外手軽に楽しめます。
春は5~7月、秋は9月頃にまくと、よい気候の時期に順次収穫ができるでしょう。
成長は早く、発芽1ヶ月で収穫ができます。
タネをまく時期を少しずつずらして数回に分けてまくと長期間収穫できます。
育てやすいのは虫の心配が少ない秋まきです。

タネは重ならないようにまいて2~3mm土をかぶせて発芽まで乾かさないようにしましょう。
発芽してから密生しているところを少しずつ間引きながら、育てます。もちろん間引いたものはサラダなどに利用できます。
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2007-9-24
DSC05314-19-9-24-4.jpg



一度にたくさんのタネをまくと食べきれないので、ずらしまきをします。手前が後でまいたルッコラ。
トンネル栽培なら2~3月頃まくと早めに収穫できます。
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DSC02055-2007-5-10-1.jpg


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■ルッコラ(ロケット)の植え場所 
ルッコラは日当たりのを好みますが、4~5時間程度日光が当たれば十分です。
地植えの場合は真夏は30%程度の遮光を行うと、葉が固くならず柔らかいものが収穫できます。強い日差しのもとでは葉が固くなり、辛味と苦味がまします。


■ルッコラ(ロケット)の用土
地植え
水はけがよく、肥えた土でアルカリ性の土を好みます。
タネをまく前にあらかじめ石灰、腐葉土などを混ぜて肥沃な土にしておきましょう。


鉢植え
プランターや鉢植えの場合は赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
水はけをよくするために川砂を全体の1割ほど混ぜてもよいでしょう
もしくはあらかじめブレンドされた野菜の培養土でも。
ルッコラ(ロケット)の鉢植えは子供さんとベランダなどで栽培するのに最適だと思います。
ルッコラ(ロケット)で成功したらほかの野菜も挑戦しましょう。子供さんが野菜好きになること間違いなしです。
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■ルッコラ(ロケット)の肥料
追肥として週一回1000倍に薄めた液肥を与えていきます。冬場は与えなくても良いです。


■ルッコラ(ロケット)の水やり
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
あまり乾燥させすぎると葉の苦みが強くなって香りや風味も弱まってしまうので気を付けましょう。


■ルッコラ(ロケット)の収穫
暖かい時期に種をまくと6~8週間で生長した柔らかな葉は摘み取れます。
草丈が10cmくらいになったら、密集している時は株ごと抜き、株数が少ない時は外側の葉っぱから順に収穫して利用します。


ルッコラ(ロケット)は 成長とともに苦味が強くなっていくのが特徴です。
葉を収穫する場合は花芽が出てきたら花軸ごと摘み取ります。
花芽を摘み取ることでとう立ち(開花時期を迎えて、花軸が長く伸びること)を防ぎ、新しい葉の生長が促されてたくさん収穫できるようになります。
また、とう立ちさせてしまうとどうしても葉がかたくなり、食用に適しにくくなりますので、その意味でも収穫が目的の場合は花軸を摘み取ったほうがよいでしょう。摘み取った若い花軸も利用できます。
花を楽しむ場合や種を取る場合はそのまま摘み取らずに育てます。
ルッコラの花
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DSC06680-1-10-1.jpg


「貴婦人のスミレ」、または夕方特に香りが強くなるところから「宵の明星の花」とも言われるそうです。
古代ローマ時代には葉と種子の風味が尊ばれたそうです。
現在でも種をマスタードの代わりに使うことができます。


ルッコラ(ロケット)の花はその株の状態や気候の関係で11月頃から咲き始め、翌4~6月に一斉に咲きます。
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■ルッコラ(ロケット)の料理
ルッコラ(ロケット)の柔らかい芽や葉は、サラダ、パスタ、リゾットなどに利用します。
我家では天ぷらにしたり、スープにもします。
成熟した固い葉や蕾は加熱料理すると、苦味、辛味が和らぎます。
トマト、オリーブオイル、チーズなどと相性がよく、イタリア料理にはもちろん、ごまの風味は和風や中華の料理に使ってもあまり違和感ありません。
焼きたてのピザの上に、オリーブでからめた新鮮な葉をのせたり、温野菜、ソースにも利用できます。
サンドイッチ、肉料理に添えても。
またおひたしにしたり、ごま和えも美味しいです。


自家菜園で採れた野菜とルッコラ(ロケット)、ビオラの花が入ったサラダ 
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ルッコラ(ロケット)の花が入ったサラダ


新鮮だからとってもおいしいですよ (^o^)v開花した花はこのようにエディブルフラワーとして利用できます。
ルッコラ(ロケット)の花も食べるとピリっとした辛味があります。
花はサラダの飾りやカナッペなどのディップの飾りにも使えます。また押し花や切花として利用できます。


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2008年

ルッコラ(ロケット)のタネが出来、そのままにしておきました。
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こぼれ種から真夏にルッコラ(ロケット)の芽が出てきました。発芽条件が揃っていたのでしょう。 2008/8-1
こぼれ種から発芽したルッコラ(ロケット) 8-1

ルッコラ(ロケット)の害虫
葉っぱが変です。葉やけかなと思ったのですが、よく見ると虫がたくさんいます。 
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テントウムシに似ているが背中の模様が違う虫・・・これはなんという名前の虫でしょう?
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ルッコラ(ロケット)に付いた虫 8-26.JPG


※調べた結果、ナガメというカメムシの仲間とわかりました。 黒い体に赤やオレンジの筋が付いています。
アブラナ科の花や葉によく見られますが、名前まで意識していませんでした。
ナガメとは「菜の花につくカメムシ」という意味だそうです。葉の汁を吸うので色が抜け、白く丸い痕がたくさん残ってしまいます。
ルッコラ(ロケット)が特に好きみたいです。


寒冷紗や不織布をかけて栽培すると害虫を防げます。また日ざしを強く受けるより、やや日陰で栽培したほうが、やわらかい葉になります


一部のルッコラ(ロケット)が青枯れ状態になっています。
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抜いてみたら根がかじられています。何の虫でしょうか?多分コガネムシの幼虫かと思うのですが・・・
関連記事 コガネムシの幼虫の被害
9-28
DSC05442-9-28.JPG


8月下旬~9月になると雨が多かったので、ルッコラ(ロケット)の葉っぱがイキイキしてきてきました。
そのころ初めて化成肥料を施しました。適当にパラパラ・・・と。
適度の水分、温度、栄養があれば柔らかなきれいな葉になります。虫の消毒は一度もしませんでした。多少は虫のあとも残っているのですが、あのたくさんいた虫たちはどこへいったのでしょう?
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ルッコラ(ロケット) 9-13



こぼれ種のルッコラは一株で小さな株がいくつか集まっています。
2008/9-13
DSC05187-1.jpg<


こぼれ種のルッコラ(ロケット)の収穫です。やっぱりハーブはたくましいと感じました。こぼれ種からなので得した気分で~す。
2008/9-13
ルッコラ(ロケット)の収穫 2008-9-13.jpg   


ルッコラ(ロケット)には強壮、健胃、利尿作用などがあります。
ビタミンCを含むので、美肌にも効果があります。
カロテンは小松菜より多く、鉄分、ビタミンCも豊富です。小松菜もまたすばらしい栄養がありますが・・・
カルシウムはピーマンの約30倍、ビタミンCはほうれん草の約4倍、鉄分はあの栄養野菜のモロヘイヤに匹敵するそうです。

追記
葉酸も多く含まれるので、わが団塊世代には認知症や動脈硬化の予防などに効果が期待できます。
テレビで埼玉・坂戸市の葉酸のプロジェクトを紹介していました。1日400マイクログラム摂取する運動を進めているそうです。
私が作っているグリーンスムージーの材料にもルッコラ(ロケット)を追加しなくちゃ。