家庭菜園 モロヘイヤの育て方 プランター栽培
モロヘイヤの育て方, エジプト,健康野菜,プランター栽培,露地植え,家庭菜園,中華風スープ真夏のモロヘイヤ 2008/8-17
モロヘイヤ
モロヘイヤは古代エジプトで「王様の野菜、宮廷野菜」といわれた熱帯原産の野菜です。
クレオパトラも好んで食べたといわれ、上流階級の人々の重要な栄養源でした。
カロテン、カルシウムの含有量は緑黄色野菜の中でトップクラスだそうで、高ビタミン、高ミネラルの健康野菜です。・・ (◎。◎)!
モロヘイヤは日本には1980年頃導入されたそうです。
クセのない味で、若い茎葉を利用しますが、刻むとオクラやトロロに似たぬめりが出てきます。モロヘイヤのネバネバはペクチンの水溶性の食物繊維によるものです。
また血糖値の上昇を抑える働きもあります。
食べ方は葉や茎をさっと湯がいて、お浸しや和え物、酢の物、お味噌汁の具、天ぷらななどで。
※最近(2015年から)はモロヘイヤのグリーンスムージーにすっかりハマッてしまい、夏~秋までほぼ毎日のように飲んでいますが、体の調子が大分よくなりました。。
モロヘイヤ の育て方 露地植え
◆種まき
遅霜の心配のなくなった5月上旬に、9cmのポリポットに数粒播種し、発芽後間引いて一本にします。本葉4枚ほどになったら定植します。
高温を好むので、初期の生育はゆっくりですが、ハウスで育苗すると早く大きくなります。
モロヘイヤ はもちろん苗でも出回っています。家庭菜園ぐらいでしたら、苗から求めたほうがよいでしょう。
春に購入した苗で小さくても花芽がある場合があります。花芽や種は摘み取っておきます。
花芽は温度の関係かしら? 栄養面から?
花芽は見つけるたびに摘み取ると、やがて花芽が出なくなり、茎葉が伸びてきます。
植え付け後はまだ気温が低くてなかなか思うように大きくなりませんが、やがて暑くなると見る間に大きくなっていきます。
◆植え付け
植え付け1週間前に1㎡当たり、苦土石灰100gをまきますが、消石灰と違い苦土石灰なら肥料と一緒でもOKだそうです。
消石灰なら2週間前には土と混ぜて酸度調整をしておきます。
元肥として1㎡当たり化成肥料100gと堆肥うをバケツ1杯ぐらい入れ、株間70~80cm前後で定植します。
私は1本のモロヘイヤに自前のぼかし肥料を元肥として軽くバケツ1杯を入れています。
ぼかし肥料がない場合は発酵油かす、発酵鶏糞、発酵牛糞などを合わせて代用できます。
割合は適当にやっていますが、発酵油かす3:発酵鶏糞3:発酵牛糞4ぐらいかな。
モロヘイヤは草丈が1~1.5mになるので、まわりの野菜の草丈や日当たりなどを考えて植えつけます。
◆ 水やり
土が乾くと生育が悪くなるので、乾燥するようなら水やりします。
草丈が少し伸びたら、芽先を摘んで脇芽を何本も出させるようにします。
◆収穫
緑黄色野菜の少ない真夏にも高温と湿り気を好むモロヘイヤはどんどん収穫ができます。そういう条件下ではモロヘイヤは面白いほど伸びるのが早いです。
収穫は先端から10cm程度の柔らかい茎葉を摘み取って利用しますが、摘み取ったあとに葉がないとわき芽がでません。
そのわき芽が伸びて再び収穫できるようになりますので、1本でも相当収穫できます。
モロヘイヤとゴーヤ。これらを食べていれば夏バテなんかしませんよ!
関連記事
ゴーヤ (にがうり、ツルレイシ) 育て方・管理
最近教わった佃煮→一番おいしいゴーヤの佃煮
愛用の一輪車で夏野菜の収穫
タネなしスイカ、カボチャ(鹿々谷かぼちゃと打木赤皮甘栗南瓜)、キュウリ、ハグラウリ、トマト(サマーキッス、桃太郎ゴールド、桃太郎)、ナスも泉州水なすやグリーンなすを栽培しました。
竹製のざるにはモロヘイヤとミニトマト、暑いので苦味が増したサニーレタス、オクラが入っています。
関連記事 ミニトマト
2010-8-13
◆追肥
収穫開始後から20日おきに化成肥料を100g程度株まわりに施し、軽く土をかぶせておきます。
別に油かすや鶏糞、牛糞、有機肥料を株まわりに施し、軽く土をかぶせておくと秋まで柔らかなモロヘイヤが収穫できます。
私は自前のぼかし肥料を元肥に入れて、もう一度梅雨明けごろモロヘイヤのまわりを少し掘って入れておきます。
モロヘイヤは肥料切れすると茎葉が硬くなるので、有機肥料あるいは化成肥料も時々追肥します。
◆害虫
マメコガネやハスモンヨトウ、シャクガの幼虫がつきますが、初期に捕殺すれば無農薬でも栽培できます。
そのほかにはオンブバッタが食害しますが、しばらく前になりますが、カマキリを捕獲してモロヘイヤのところに置いたら、それ以後オンブバッタが全くいなくなりました。
その他の天敵にニホンカナヘビやテントウムシなど結構いるし、いまのところはモロヘイヤに対して農薬を使用したことがありません。
モロヘイヤは1本でもこんなに大きくなります。
すぐに摘まないと硬い茎になってしまうので、食べない日でも摘んでいます。
捨ててしまうのが多くなってしまい、乾燥してフリカケにしたりしました。
モロヘイヤの料理をもっと考えないと・・・
※その後は前述のモロヘイヤのグリーンスムージーを作り始めて足りないくらいになりましたが。
2008-10-3
9月にはいると、黄色い花が咲きだし、そのままにしておくと細長いさや状の実がなります。
つぼみや花は全て摘んでしまい、枝を更新させます。どんどん摘んで若い葉をださせるのです。
花芽は短日条件により形成され、本州では9月始めごろから開花・結実しますので、この頃からの収穫は注意してください。
モロヘイヤの種子は有毒ですからで口にしないように注意してください。
モロヘイヤの種子には『ストロファンチジン』という毒性物質が含まれていて、牛が食べて中毒死した事例があります。
モロヘイヤの種(鞘)と花(黄色)です。
2009/10-31
*******************************
プランター栽培
プランター栽培もできます。
上記のポット苗をプランターに1~2株、植え付け、根がついたら油かすを株元に少量与えます。
2016-6-25
◆容器と用土
野菜専用のプランターを用意し、野菜専用の用土をいれて、1~2株まで栽培できます。
用土に肥料が入っていない場合には発酵油かす、発酵鶏糞、発酵牛糞、又はぼかし肥料を加え、水もちのよい用土にします。
プランター栽培なら苗を求めて栽培するほうがよいと思います。
1ポットに2~3本ぐらい入っているので、その中の元気の良い苗を植えます。またはそのままの状態で植えてもよいでしょう。
種まきの場合は発芽適温が28度と高めなので、5月になって暖かい日を選んでまきます。 種は一晩水につけてからまくと発芽しやすくなります。種まき後は薄く土をかぶせ、たっぷりと水やりします。
◆間引き
葉が触れ合うようになったら、良い芽を選び間引きをします。
◆摘心
細長く伸びだしたら側枝を伸ばすために、草丈15cmぐらいになったら、主枝を摘み取ります。
◆水やり
乾いたらたっぷりと与えます。葉が茂る夏には朝夕の水やりが必要です。
◆追肥
薄めの液肥を週1、施します。化成肥料ならは20日に1回程度施します。
生育が盛んになったら、水と肥料は切らさないようにしましょう。
◆.収穫
草丈が40~50cmほどになったら収穫できますが、葉を3~4枚付けて枝先ごと摘み取って収穫します。
わき芽が出るようにその枝の下の葉は残すと、追肥すればわき芽が伸ぴて、どんどん収穫できますよ。
2016-7-12
収穫! モロヘイヤのグリーンスムージーにします (=∩_∩=)
2016-7-12
*******************************
モロヘイヤの料理
細かく刻んでスープに入れたり、フリカケにする食べ方もあります。
我が家は塩・コショウ、鳥ガラスープを作り、そこに細かく刻んだモロヘイヤを入れ、最後にかき混ぜた卵を入れた中華風スープを作ります。
夏は中華風スープをお味噌汁代わりに作りますが、簡単だしおいしいですよ。