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コマツナ(小松菜)の育て方 プランター栽培 栄養・料理

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コマツナの育て方 畑での栽培
コマツナは連作障害が出にくく、比較的病気も少なくて簡単に栽培できる野菜のひとつです。
一般地では露地まきは3月~10月ごろまで蒔けますが、種まきの適期は春はジンチョウゲの花の咲くころ、秋はハギの花の咲くころです。
コマツナはかなり寒さに耐えるので、寒冷地を除き、一般地では秋遅く蒔いても防霜をすれば冬中収穫できます。
コマツナは日当たりと水はけのよい、有機物を多く含む肥えた土で栽培するのが適しています。
肥えた土とやせた土では育ちはもちろん、食味、食感も違います。
葉野菜が高騰するときなどは作っていて良かったと思いましたね。

■畑の準備
タネを蒔く2週間前までに苦土石灰を1㎡当たり100gほど全体的に施し、土壌を中和して耕しておきます。コマツナは根は浅く張りますが、なるべく深く耕しておきます
1週間前には完熟堆肥(1㎡当たり2~3kg)や化成肥料(N:P:K=8:8:8)を1㎡当たり100~150gを全体に混ぜておきます。
コマツナの場合は短期間で収穫になるので元肥に重点を置きます。
特に気温が高い場合は元肥だけにします。


■コマツナ(小松菜)の種まき
蒔く気温によって違いますが、15~30℃ならタネをまいたら1~3日ぐらいで芽が出始めます。
コマツナは幅広い発芽気温(4~8℃でも発芽に対応できる)ため、年間を通して育てられます。
蒔く場所を十分水やりをして土を湿らせておき、深さ1㎝(種の直径の3倍)になるように種を蒔いてください。
ばらまきでも条まきにしてもどちらでもいいですが、厚まきを避けると間引きの手間がかかりません。
コマツナは一度にたくさんタネまきせず、日をずらしながらタネをまくと連続して収穫を楽しむことができます。
蒔いたら雨でたたかれないためと害虫の被害を防ぐため不織布をべた掛けしておきます。この不織布はとても便利で我が家では重宝しています。


■コマツナ(小松菜)の間引き
発芽が揃ったら、不織布を取り、混み合ってきたら約2回ほど間引きをします。
もちろん間引きをしたものも食べれますよ。
葉が触れ合うようになったら間引きしながら育て、大きくしないで早めに収穫します。

■コマツナ(小松菜)の追肥
間引きをしたら、1㎡当たり40~50g程度化成肥料をあげます。(秋~冬)
追肥をしたら条まきの場合は土寄せをします。
防虫ネットをした場合はネットの上から規定に薄めた液肥1㎡当たり2リットルほど施し、土寄せはしません。

■コマツナの収穫
収穫は引き抜くかハサミで地際を切ります。
コマツナの場合、収穫が遅れると繊維質が強くなりすぎ、食味が低下してきます。
本葉4~5枚または草丈20cmくらいから収穫を始めるが、密生している時はもっと早くからでもよく、なるべく早めに収穫します。

何回か間引きを繰り返しながら収穫して株を何本か残し、油粕もしくは化成肥料を施しておくと翌春トウ立ちした花茎を切り取り、菜の花として利用できます。他のアブラナ科でも同じです。
春早く蒔く予定の作物があるときはわざわざ別のところに移植してもいいくらいです。

秋にコマツナが畑に2本生えてきたのをそのままにしておいたら、春には大株になりたくさんの蕾が出てきました。
3-7
コマツナの蕾 3-7

美味しそうでしょう!  コマツナの蕾はこの後摘んでカラシ和えにしました。
1度だけでなく、わき芽が出るところを残せば何度でも蕾が収穫できます。

コマツナの蕾 3-7 


■コマツナの病害虫
アブラナ科はアオムシの被害がひどいので、そのときは不織布のトンネルで栽培するのをおすすめします。これで虫の心配もなくなり、冬も防霜の役目を果たしてくれます。
丁寧に扱えば何回か使えるので、不織布(防虫ネット)はおすすめです。
私は不織布は最初はべた掛けで途中からトンネルにしています。
どうしても薬剤を散布したくない場合はそうしたほうがよいと思います。
もしくはプランターなどでは、水やりのときに虫に気をつけて手で取ります。
でも取りきれないのですよね。プランター用もあるのでお試しになったらと思います。


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コマツナ(小松菜)のプランターの育て方
コマツナはプランターでも簡単に栽培することのできる野菜です。
低温を好む野菜は晩夏から初秋に種まきをして、涼しい秋の気象条件の下で育てると一段と美味しくなります。特に冬になると葉もつやつやして味が凝縮され、美味しいコマツナになります。
関連記事
我が家のコンテナ(プランター)栽培記
・秋のベランダ(軒下)菜園 コンテナ(プランター)栽培
・野菜 親子で一緒に育てる簡単なプランター(コンテナ)栽培

◆用土
元肥入りの野菜用培養土が簡単です。
土を入れたら湿らしておきます。

◆種まき
丸鉢なら種をばらまきし、プランターならすじまきし、種が隠れる程度に薄く土をかぶせます。
新聞紙を1枚かぶせ、その上から水をやると乾燥しないでタネも流れず発芽しやすいです。
発芽したら、葉が触れ合う程度に間引いていきます。間引きしたものも勿論美味しく食べられます。

11月中旬~3月中旬までは種まきを避けます。
長期間低温にあたると春には花芽が出来てしまいます。

◆水やり
葉っぱの野菜は乾燥しないように気をつけます。
コマツナは乾燥するとすぐ葉が傷みます。

◆追肥
1週間に1度、規定に薄めた液体肥料を与えます。

◆病害虫
プランターでも防虫ネットをすると虫の心配をしなくてもいいのでおすすめです。

コマツナの育ちすぎに注意! 春はあっという間に育ちます。早めに収穫して食べましょう。
タネは1袋あれば何回かに分けて蒔くといいかと思います。


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プランターでのコマツナ(小松菜)栽培記 2010年度
タネまきから収穫までを画像でアップしました。
花用の普通サイズのプランターにアブラナ科の野菜であるはやどり小松菜をタネまきをしました。
普通のコマツナ(小松菜)でもいいのではないでしょうか。

用土は野菜専用の用土に自前のぼかし肥料を両手いっぱい。プランターは花用の普通サイズ。

浅い溝を3本作って、そこにタネをまきます。コマツナ(小松菜)のタネが細かいのですよ。
タネが隠れる程度に覆土し、軽く鎮圧(手でペタペタ)してから水やりをします。
用土が乾かないように新聞紙を覆い、再び水をたっぷり掛けておけば乾燥しません。
コマツナ(小松菜)の種をプランターにまき、新聞紙(広告)を掛けて水やりをしたところ 

コマツナ(小松菜)の種まき 10-2


コマツナ(小松菜)の発芽
わずか3日目にはかなり発芽しました。
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長年、野菜や花を育てていても、発芽はやっぱり毎回すごく嬉しくて興奮します (@^▽^@)
最初に出る葉のことを子葉(しよう)といいますが、普通は双葉(ふたば、二葉)と呼んでいます。
コマツナ(小松菜)は発芽適温に巾があって15~35℃だそうです。


発芽と同時に不織布や防虫ネットをかけておきます。(これは不織布)
タネをまいたらすぐにかけないと、この季節にはいろいろな虫の被害があります。
葉野菜は早く収穫になるので、消毒無しのほうがよいと思います。
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3列にまいたのですが、タネを多くまいたようです・・ いつもそう。
9-22
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間引きをしなかったためか、新聞紙をもう少し早く取らなかったからか、ヒョロヒョロとしてしまいました。
この季節は新聞紙は1日だけでいいかな・・・
間引きは葉が触れ合って窮屈そうになったらその都度間引きます。
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水やりは不織布をかけたまま外さなくてもできます。
水やりは乾いてから底から流れるまで十分にが基本です。
我が家の場合は肥料は小さいときは施しません。


本葉がチョッピリ出てきました。込み合ったら間引きし、薄い液肥を施します。
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肥料は多いと「過ぎたるは及ばざるが如し」・・度を越してたくさん施すと枯れてしまうことがあります。
液肥の場合は水やりがわりに規定より薄くしてまめにするのがよいと思います。
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間引いたコマツナ(小松菜)はもちろん利用してください。味噌汁、炒め物、サラダなど。
※最近凝っているグリーンスムージーはプランター栽培のコマツナ(小松菜)がピッタリです。
おひたしなどは量がないとプランター栽培では1回で収穫が終わりです。スムージーなら数枚の葉なので何回も利用できます。
↓モロヘイヤがベースですが、年間通して栽培できるコマツナ(小松菜)に置き換えても。
モロヘイヤのグリーンスムージー


柔らかくておいしそうでしょう (v^∇^)v
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2日前にはわからなかったのですが、虫に食べられてしまいました。コナガかモンシロチョウの幼虫だと思います。
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間引いたコマツナ(小松菜)。まめに間引きしなかったので、ヒョロリとしています。
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今度は大きな穴が空いています。オンブバッタがいました。
不織布を掛けていてもゆるいので、隙間から入ってしまうのでしょう。油断すべからず。
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◆コマツナ(小松菜)の収穫
ガッチリ育てる場合は数回間引いて、株と株の間隔を広くとります。
どうも私のクセで葉野菜はスマートに育てたくなるのです。己の姿の夢が叶わぬからか (T-T)

間引きから8日目・・・コマツナ(小松菜)のプランター栽培のフィナーレ。
私の芸術作品(?)の最後の晴れ舞台です \(⌒∇⌒)/
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日付けを見て気が付いたのですが、ちょうど1ヶ月で収穫となりました。
厄介なアブラムシは全然付いていませんでした。


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プランターでのコマツナ(小松菜)栽培 2010年度パート2
育て方は同じようですが、一応画像があるので、お暇なかたは見て下さい。
サラダ小松菜という種類です。タネをまいた日付けは?です。
多分先ほどの9月より寒くなったので発芽までは4~5日かかったかもしれません。
ばらまきしました。
サラダ小松菜の発芽
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とんでもなく厚まきをしてしまいました。老眼が進んでしまい、細かいタネがよく見えませんでした。
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まだまだおしくら饅頭(まんじゅう)状態です。すぐ間引きをしました。
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サラダで食べるのにちょうどいい感じのサラダ小松菜。とってもおいしそうな色艶!
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発芽からここまで1ヶ月半ぐらいかかりました。一人前になるのに、9月にまいた上記の小松菜より2週間遅い計算です。
葉野菜の秋のタネまきは寒くなっていく時期に育つので時間がかかります。でもその分春まきよりとってもおいしくなります。小松菜はもちろんのこと、ほうれん草、チンゲンサイ、春菊なども・・
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コマツナ(小松菜)の栄養
コマツナ(小松菜)は育て方も簡単でかつ栄養的にも優れています。
■コマツナの栄養素
カルシウム(ホウレンソウの3倍以上)、カロチン、ビタミンA、B2、ビタミンC、E、K、食物繊維、鉄、カリウム、葉には抗酸化作用のあるクロロフィルが含まれています。

■コマツナ(小松菜)の効用
貧血の予防や改善
血糖値の上昇を抑え、糖尿病の予防など
動脈硬化や大腸ガンなどのガン・成人病を予防
カルシウムの働きで骨粗しょう症の予防・ストレスの軽減

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簡単なコマツナの利用方
コマツナはレバー、魚、干ししいたけなどのビタミンDの多い食品と一緒に調理すると、カルシウムの吸収が良くなります。

ジュース
ジュースにすると、加熱に弱いビタミンCやクロロフィルの損失を防ぎます。
5種類ぐらい合わせて飲むととても健康に良いジュースになります。
私はよくコマツナ、ケール、ホウレンソウ、シソ、その他の季節の葉ものを合わせてジュースにします。
中でもコマツナは年間を通して栽培できるので重宝しています。
コマツナやその他の葉っぱを2~3枚ずつ入れて、ジューサーに入れて作ります。飲みにくい人は牛乳などを入れると飲みやすくなります。

スムージー
バナナ、ヨーグルト、牛乳などを入れたスムージーにするとさらに飲みやすくなります。

簡単におひたしにするには、よく洗ったコマツナを3等分に切って、冷凍庫に入れておきます。
使うときに取り出し、コマツナの水分よく絞ります。お好みでゴマやかつお節、しらす干しなどに醤油、ドレッシングをかければでき上がり!
多めにあるときに冷凍しておけば、簡単に野菜が摂れて便利ですよ。ゆでるよりビタミンCの損失が少ないということです。