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我家のカイドウ(海棠) カイドウ(海棠)の育て方

カイドウ(海棠),テッポウムシ

カイドウ(海棠)

魅力的なカイドウ(海棠)の花

カイドウ(海棠)
科名 バラ科の落葉小高木
原産 中国
樹高 3~5m
花期 4月~5月   
カイドウというと普通このハナカイドウをさします。

カイドウは「 ねむれる花 」「 睡花 」「 垂糸海棠 」「 海紅 」ともいわれ春の季語となっています。
酔ってうたた寝している楊貴妃(ようきひ)を呼んだところ、眠そうな顔で現れました。その姿を見て玄宗皇帝は、愛妻をこの美しい薄桃色の花の色のカイドウの花にたとえました。中国ではカイドウは美人の形容詞に使われているようです。「 ねむれる花 」「 睡花(すいか) 」などと言われているそうです。


カイドウ(海棠)は和、洋どちらの庭にもよくマッチします。
我家のカイドウ(海棠)は今年は元気がありません。
いつもなら葉が見えないくらい花が咲いているのに・・・・
昨年は道行くひとも立ち止まって、我家のカイドウ(海棠)を誉めてくれたものです。


DSC04807-19-9-1-1.jpg

塀の外から見たカイドウの木・・・ 元気がない様子です。

さて元気がないワケが分かりました。株元を見たらテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)だったのです。
普段通らない狭い場所に植えてあるので、こんなになるまで気がつきませんでした。


カイドウ(海棠)の被害


結局この木は回復しませんでした。でもわきから細い木が出ています。
その中の1本だけ太いのを育てることにします。どのぐらい経つと花が咲くようになるだろう?
テッポウムシはいろいろな木を食害します。こういうふうにならないように早く発見することが大事です。
我家ではカイドウのほかにイチジク、バラなどがテッポウムシの被害にあっています。
木の下を注意して時々見ることが必要です。木屑が落ちているのですぐに分かります。
見つけたら殺虫剤を穴に入れますが、細い管の付いたスプレー式の殺虫剤が手軽です


■カイドウ(海棠)の植えつけ
秋は寒くなる11月までに植え付けて、厳寒期をさけ3月まで待って植え付けます。
樹勢が強く特に土壌は選びませんが日当たりのよいところ場所にします。
根巻き苗は、根鉢よりやや大きめの植え穴を堀り、排水、保水をよくするため牛糞堆肥や腐葉土を入れて植え付けます。
支柱を設け、幹が揺れないように固定します。
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■カイドウ(海棠)の剪定・整枝
地際部からでる萌芽枝は、地際部から切り取ります。
落葉後に、幹や太い枝からでている枝を10~20cm残して切りつめると、開花枝になります。
花芽は前年に延びた短い枝先に付くので、それを切らないように注意します。


■肥料
窒素分過多になると、徒長枝と葉ばかりが増え、ぜんぜん花芽が付かないので注意が必要です。
1~2月に寒肥として、枝の先端の下に数カ所穴を掘り、完熟堆肥、鶏糞、発酵油粕、牛糞堆肥をいくつか混ぜ合わせた肥料に骨粉を混ぜすき込みます。私は自前のぼかし肥料を寒肥にします。


■病害虫
ハナカイドウはイラガやアブラムシ、カイガラムシ類が発生しやすいので、カイガラムシには冬に石灰硫黄合剤又はマシン油乳剤を散布します。
またイラガは冬の間にサナギの入っている殻を手で取ってしまいます。カイガラムシの幼虫がふ化する5月頃は、スミチオン乳剤を散布します。