閉鎖花(へいさか)とは
閉鎖花(へいさか),2013-5-11
中央がパンジーの閉鎖花(へいさか)
蕾から開花することなく、自家受精を行って結実する花のことで、閉花ともいいます。
このような受精を閉花受精といいます。
スミレ属,ホトケノザ、フタリシズカ、ツユクサ、ツリフネソウ、カタバミ、ノミノフスマなどにこの閉鎖花(へいさか)がみられます。
上がパンジーの「開放花」で、下が「閉鎖花」。
観察していると、「閉鎖花」は5月になってから現れ始まります。
5-25
自家受粉した方が確実に授粉でき、尚且つエネルギーが少なくて済みます。
閉鎖花は効率的に沢山の種を作り、子孫を増やすことができます。
これに対し、普通に見られる開花の姿を「開放花」と呼びます。
開放花と閉鎖花を同時につけている種(ホトケノザ)や開放花の後に閉鎖花を付ける種(スミレ属)、開花前に閉花受精が行われる種(イネ)などいろいろあります。