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鹿沼土(かぬまつち)とは

鹿沼土,硬質鹿沼土,酸性度が強い

鹿沼土

鹿沼土(かぬまつち)は、栃木県鹿沼地方で採れる火山性の軽石の総称で、赤城山の火山噴出物が風化したものです。
丸みを帯びている形状で、粒が硬く崩れにくく、通気性・保水性に優れます。
鹿沼土(かぬまつち)の粒の大きさは、細粒、小粒、中粒、大粒に分かれています。

乾燥時にはクリーム色(白っぽい)、水を含むとオレンジ色(濃くなる)に変化するので、水やりのタイミングが判断しやすいです。

赤玉土よりも酸性度が強いので、ツツジ科の植物や山野草などの栽培に基本用土としても使われることが多いです。

また雑菌を含まないので挿し芽にも利用でき、特にツツジ科やブルーベリーには最適です。
鹿沼土のpHは4~5です。

外国産のハーブなどではアルカリ性土壌を好む種類が多いため、鹿沼土はあまり適した用土ではありません。

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また、通常の鹿沼土よりも硬い硬質鹿沼土という種類もあります。
「硬質鹿沼土」は比較的砂分を多く含んだもので、八幡平地区で採掘されるものが有名とのことです。

鹿沼土よりさらに粒の崩れが少ないので、サツキやイワヒバには単用で使用できます。
盆栽・東洋蘭・山野草・オモト等には他の土と混ぜて使用されています。

日光砂の名称で超硬質鹿沼土というものもあります。