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ウコンの効用 ウコンの育て方

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ウコン 原産:東南アジア 高温多湿を好むショウガ科の多年草

畑のウコン  
2008/10-12
畑のウコン 10-12


寒さに弱いため日本では、沖縄県と鹿児島県のごく一部をのぞいて自生しているところは少ないということです。沖縄では、ウコンには肝臓を強くする働きがあるとされ、お茶として飲用したり、料理に入れるなどして、古くから民間薬草として利用されてきました。

ウコンの種類
●春ウコン
 初夏にピンクの花が咲く。古くから漢方の生薬として用いられ、五臓強化によいといわれる種類。
 苦みがありますが、健康維持、増進などに珍重されてきました。 
 精油成分や「ミネラルが豊富です。

●秋ウコン
 一般的に栽培されるのは秋ウコンで、秋に白い花が咲く。 
 食品調理に適し、クルクミンを多く含み、もっとも多く利用される種類

紫ウコン(ガジュツ)
 胃腸病、老化防止、ダイエットによいといわれています。
 クルクミンあまり含まれていませんが、精油成分を含み芳香があります。

●白ウコン
 別名:ハナショウガ。 すい臓、糖尿病、水虫によいといわれる種類です。


ウコンの花

きれいなウコンの花 

きれいなウコンの花  2008/10-12
一ヶ月以上咲きつづけるので、観葉植物にして眺めていてもいいぐらい・・・


真横から見たウコンの花
真横から見たウコンの花 2008/10-12


上から見たウコンの花
上から見たウコンの花 2008/10-12


ウコンの霜害 11-29
11月下旬になるとウコンの葉は霜害でこうなります。降霜前に根茎を掘りあげます。


ウコン
掘り上げて洗ってからウコンを切ったところ。鮮やかな黄色というよりオレンジの色です。


ウコンを干している 
12-27
ウコンを干している 12-27

ウコンの栽培方法  育て方のコツ

◆植え付け
日当たりがよく、保水力があり肥沃な場所が理想です。
4月下旬から5月初めの遅霜の心配がなくなるころ堆肥、緩行性化成肥料、油粕などの元肥を入れ、よく耕してから植え付けをする。

根茎を、新芽が3~4個つくように切り分けます。
株の間隔を30~40cmほどあけ、深さ7cmに種株を置き、5~6cm覆土します。

鉢植えの場合は20~30gの根茎を10号鉢で1個、深植えします。
元肥の緩行性化成肥料も20~30g

生育期間中は露地植え、鉢植えともに水を切らさないようにします。
ウコンは東南アジア原産なので乾燥と寒さが苦手です。

◆追肥
 7~9月に1ヶ月に1度、化成肥料(固形油カスを数個でも)を与えます。

◆開花
 夏~秋にかけて開花します。白色の美しい花が穂状に咲きます。
 このころ根茎も肥大します。

◆収穫
 収穫は晩秋11月上旬~下旬となります
 葉が枯れたら、根茎を掘り上げます。
 暖地では戸外で越冬できるが、寒地では根茎を掘りあげ、水洗いしないで土中深く埋めるか(雨水がかからないように)もしくは、屋内で保存して春に定植します。
 貯蔵温度は10℃~15℃ぐらいが適当です。

◆保存
 秋に収穫した根茎は、泥をよく洗い落とします。
 薄く包丁で輪切りにして2~3日干してからうすくスライスして乾燥させます。
 乾燥後はミキサーなどで粉砕し、粉末にしてから保存します。
 またスライスして乾燥したものを煮だしして水代わりに飲んでもよいみたいです。
 その場合は薄いウコン水にしたほうがよいと思いますが・・・

生の根茎を芯まで柔らかく煮てから陰干し、乾燥するとさらに保存性が高まります。

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◆ウコンの利用法・料理
 最も身近なウコンの利用はカレーで、カレーにウコンを入れます。

・ウコン茶
 スプーン1杯の粉末をお湯で溶いてウコン茶として飲みます。
 食後に飲んだり、飲み会があるときはその前に飲むとよいみたいです。

・料理に黄色い色づけをする
 沢庵(たくあん)、白菜などの漬物の着色に使います。 
 ピクルスやマスタードなどにも用いられる。

・酒のウコン割り
 焼酎や、ウィスキーなどに煮出しておいたウコン茶で割って飲みます。
 二日酔い対策にも

・ターメリックライス 
 ターメリック粉末 を少々、ローリエ1枚、塩少々を入れてご飯を炊きます。
 カレーのときにサフランの代用に。
 ブイヤベースやパエリア、ピラフなどにも。

・インドやマレーシアでは、ヨーグルトと合わせマッサージペーストとして美肌作りにも利用されている。

・少量をお湯に溶かし、風呂に入れるとお肌がしっとりスベスベになるそうです。

◆ウコンの効用
 健胃、強肝、抗菌、抗炎症、高血圧、糖尿病、二日酔い、抗がん作用、強心作用、美肌、防虫などに 効果があるといわれる。