ツボサンゴ(ヒューケラ)の育て方 ヒューケラの寄せ植えの画像
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ツボサンゴ(ヒューケラ) Heuchera
ユキノシタ科 ツボサンゴ属
原産 北アメリカ、メキシコ
花色 赤、桃、白、淡緑
同じものでも名前がヒューケラと書いてあったり、ツボサンゴとあったりでややこしいです。
ツボサンゴとヒューケラとは同じなのか、そうではないのか?
ツボサンゴの小型のものと区別するために、葉がきれいで、大きく育つ洋種のツボサンゴのことを学名のヒューケラ(Heucheraホイヘラともいう)と呼んでいるとかいてあったり・・・・・
最近では区別がなくなりつつありますとも。共通のことや区別がわからないときはツボサンゴ(ヒューケラ)と記します。購入したときにラベルにあるものはその通りに記します。
ヒューケレラというのもあります。 ツボサンゴとティアレラの交配種です。
ティアレラ 似たような姿ですが花がこんもりとしているのが多いらしい?
ツボサンゴ(ヒューケラ)は耐寒性は強いが、暑さにはやや弱いので、半日陰のやや湿った、水はけのよい所に植えると良いようです。
ツボサンゴ(ヒューケラ)の花は春から夏に咲き、葉は冬も枯れずに残っています。
木陰に明るい葉色のツボサンゴ(ヒューケラ)を植えると、明るい感じになります。半日陰や木陰に植えるカラーリーフとしておすすめです。
冬の寒さに強いヒューケラ・キャラメル
↑↓ 雪にも負けず霜にも負けない丈夫なカラダ・・
ヒューケラはアメリカで盛んに改良され、美しい葉の品種が次々に発表されているそうです。
ツボサンゴ(ヒューケラ)はボーダー、コンテナ、樹陰などに利用できます。
シェードガーデン植物として楽しむのが最もおすすめです。
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ツボサンゴ(ヒューケラ)の魅力は花よりその葉色だと思います。
ツボサンゴ(ヒューケラ)は鐘形の赤、ピンク、白などの小花を鈴なりに咲かせます。
我家でもピンクの花のヒューケラ・ストロベリースワールや寄せ植えのヒューケラ・ファンタンゴが咲いています。パレスパープル(?)は白に近いピンク色の小さな花です。体のわりに何本も株元から花茎を立ち上げて咲いています。
花期は長く5~6月の2ヶ月ぐらいの間咲き続けます。
種をとることもできますが、私はある程度咲いたら花茎を折ってしまいます。
それが葉色が良い条件かどうかは分かりませんが、大抵種をつけると葉が衰えるので、自分勝手にそう思い込んでそうしているのです。
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■ツボサンゴ(ヒューケラ)の株分けやさし芽(さし株?)
ツボサンゴ(ヒューケラ)は常緑性で円形の葉が株元を隠すように茂り、一年中ほぼ同じ草丈を保っています。でも古株になると茎が立ち上がり、芽数もふえて勢いがなくなります。
株の中心部が枯れたり、花立ちも悪くなるので、春か秋に株分けをしたり、挿したりします。
↓このツボサンゴ(ヒューケラ)の株分けは秋にしました。
多分ツボサンゴ(ヒューケラ)・パレスパープル(?)
葉が一年中濃赤紫の品種で枯れ葉や古い土を落とし、2~3芽ずつに分けて植え直します。
春に植えたときは小さい苗だったのですが、これを2つに分けてそのまま植え付けました。
更新されたツボサンゴ(ヒューケラ)は、また購入したときと同じように若返っていきいきとしてきました。(2008年5月現在)
同じツボサンゴ(ヒューケラ)ですが、3年目になると 2008-4-22
古い根を整理して茎も短くカットして、さし芽用土や赤玉土、鹿沼土、ピートモスなどにさします。
↓この場合の用土は鹿沼土
ヒューケラ・キャラメルも古株になり小さくて茎が立ち上がってしまい、見苦しくなってしました。
堀り上げて、思い切って短くカットしてさし芽をしました。
一つ一つの小さな株に分けて挿しました。
この場合はピートモス主体のさし芽用土を使いました。
容器に水を入れておいて、ポリポットにさし芽用土を入れて挿してあります。
ツボサンゴ(ヒューケラ)は発根しやすいですよ。
4-27
ツボサンゴ(ヒューケラ)の発根。
ツボサンゴ(ヒューケラ)は株元に子株が増えたので、それを取って6月にさし芽をしたらすぐに発根しました。さし芽の用土は鹿沼土にしましたが、他のさし芽用の用土でも大丈夫と思います。
株分けしたり、挿したりしたヒューケラ・キャラメル。今ではあっちこっちに植えてあります。
実生苗では花色、葉の紋様に個体差が見られるそうです。
今度はツボサンゴ(ヒューケラ)の実生苗を育ててみたいな。
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庭のヒューケラ(ストロベリースワール)
山の中の雰囲気を出したかったのですが、なかなか倒れている木の色が黒くならなくてイマイチに・・・
2008/5-15
ヒューケラ(ストロベリースワール)の花
ヒューケラ・キャラメルが2本とパレスパープル(?) があります。
庭の東から西を見たところです。奥行が狭く、約1m20~30cmぐらいしかありません。
でも長さがかなりあります。樹木や草花を植えてあるところが50mくらいです。
手前は金メギ 'オーレア'です。手前の左側はオダマキで、奥の白い小花はハナニラ(イエイオン)
2010-4-30
↓西から東を見たところです。ヒューケラ・キャラメルはなかなか存在感があります。
濃紫の葉はリシマキア・ファイアークラッカー、その他にシランがあります。
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上の画像の奥のヒューケラ・キャラメルから見た東側の庭の花壇
左奥にさし芽からののヒューケラ・キャラメルが見えます。
ピンクはケマンソウ(タイツリソウ)で、黄色の花が咲いているグランドカバーはセダム・アカプルコゴールドです。
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ヒューケラの寄せ植えの写真
ヒューケラ(ファンタンゴ)の寄せ植えを上からみたところ
ハナイカダ、ホスタ(ギボウシ)、ヤブレガサ、斑入りヤブコウジ、斑入りツワブキ、ブルンネラ・ジャックフロストが入っています。
半日陰が好きな植物です。
ヒューケラを前からみたところ
何本かの花茎が立ち上がって花が咲いています。
葉色の違うツボサンゴ(ヒューケラ)だけでの寄せ植えも素敵ですよ。
この後、ヒューケラ(ファンタンゴ)はほかの植物に覆われてで小さくなってしまいました。
でも小さいながらも3株に殖えていたので、秋に掘り上げてさし芽をしておきました。
その用土のままで春には花が咲いてしまいました。
2011-5-4
2011年のヒューケラとティアレラ
ツボサンゴ(ヒューケラ)の育て方のポイント
寒さには強いがむれには少し弱いそうです。
でも庭植えで蒸れる条件下でも我家のツボサンゴは半日陰のせいか元気でしたよ。
普通は過湿に注意し、夏の強光線による葉焼けで株が弱るので、午後は早く日の陰るところに植えます。
鉢植え植えのツボサンゴ(ヒューケラ)は特に夏場の高温多湿の時期の水やりは、注意して控え目にしましょう。
ツボサンゴ(ヒューケラ)の用土は赤玉土、砂、ピートモスなどの混合がよいようです。
痩せた土よりも肥沃なほうを好みます。
我が家では半日陰の花壇に腐葉土を混ぜ、そこに自前のぼかし肥料を入れて植えました。
ぼかし肥料のせいかなと思うのですが、今年はツボサンゴ(ヒューケラ)の育ちが大変良かった。
ツボサンゴ(ヒューケラ)は花芽をつけるには冬の低温にあうことが必要なので、鉢植えを暖房した部屋に入れないようにする。
温室育ちのツボサンゴ(ヒューケラ)は寒さにあわせないため、花が咲きません。
我家のツボサンゴ(ヒューケラ)は病害虫の心配はほとんどありませんでした。
植えっぱなしで手間要らずのツボサンゴ(ヒューケラ)はシェードガーデンにおすすめです。