生け垣 ベニカナメモチ(レッドロビン)の剪定・育て方・病気
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新芽の美しいベニカナメモチ(レッドロビン)の生け垣
とりわけレッドロビンの生け垣は燃えるように真っ赤で、はっとするほどきれいですね。
レッドロビンはカナメモチとオオカナメモチの交配によって育成された品種です。
濃紅・小葉タイプで、生垣の仕上がりが美しい三重カナメ(三重かなめ)というのもあるそうです。
三重カナメの中からさらに良いものを選んだものが、三重県の特産の真珠にちなんで名づけられた「スカーレットパール」。
レッドロビンとスカーレットパールの違いを一度並べて見てみたい。
■葉ものの常緑樹は、新梢が充実する6月下旬~7月下旬が刈り込みの時期になります。
そのころ刈り込みをすると、夏にはまた芽吹きの時と同じように燃えるように真っ赤に出てくるのです。
お隣りのレッドロビンの生け垣は年に5回ぐらい刈り込みをしているようです。マメなご主人です。
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生け垣のような広い場所の刈り込みには刈り込みバサミが適しています。
柄が短い刈り込みバサミもあるので、体に合ったものを選べばやりやすいでしょう。
刈り込んでいくうち、手が結構疲れてきます。
細枝とか新葉の場合の刈り込みバサミは、刃が薄くて全体に軽いものがいいでしょう。
ベニカナメモチの枝は上へ上へと伸びる性質があるため、目的の高さになったらもう伸ばさないようにします。そうしないと下のほうがスカスカの状態の生け垣になってしまいます。
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■ベニカナメモチの剪定
・年に2~3回ほど剪定を行うことによって、枝数を増やし形を整えます。
・刈り込みの目安は3~4月に1回目、6月に2回目、9月に3回目をします。
コツは一度にたくさん刈り込むよりまめに軽く刈り込んだ方が密になり格好よくなります。
やはり生け垣は枝葉が密集していたほうが見栄えがいいですね。
美しい生け垣を保つコツはやっぱり刈り込みにつきると思いますよ。
苗木を植えて1~2年の間は、強い徒長枝が出たら切り戻して分枝を促します。
夏を越すとベニカナメモチもかなり枝も伸び、姿も乱れてきています。
9月上旬~中旬はベニカナメモチの刈り込み適期です
特に東京近辺は9月10日前後に刈り込みをすると、10月には真っ赤な新芽が出て、早春まで色鮮やかな葉を観賞することができます。
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■ベニカナメモチ(レッドロビン)の剪定方法
範囲の広い生垣は水糸(ひも)などを水平に張って、刈り込みバサミで最初は頂部を刈ります。
太い枝は剪定バサミを使って切りますが、そのとき水糸より下で切ると切り口が目立ちません。
つぎに側面を切りますが、上から下へハサミを動かしていきます。
ベニカナメモチは均一に刈り込んでも大丈夫です。
普通は頂部ほど強く刈り込みます。
■ベニカナメモチの植え付け
ベニカナメモチは日当たりと水はけの良いところを好みます。
ポット苗ならいつでも植え付けは可能で生け垣にするのなら、30~50㎝間隔に植えます。
植え付けるとき、緩効性肥料を混ぜ込んでおくと、生育がよく色も美しくなります。
■ベニカナメモチの肥料
12~1月の寒肥(油粕)と秋(化成肥料)の年2回
■ベニカナメモチの病害虫
ベニカナメモチ(レッドロビン)の病気
今まできれいなベニカナメモチ(レッドロビン)でしたが、このような斑点が出てしまいました。
調べるとどうやら「ゴマ色斑点病」みたいです。
似たような病気で「褐斑病(かっぱんびょう)」がありますが、いずれもカビの寄生によって起こる病気なので、放置すると病原菌の胞子がさらなる伝染源となるそうです。
2009年春
防除方法
病気の早期発見と除去が大切です。新芽が黒くなってしまう「ゴマ色斑点病」は葉に黒い斑点を見つけたらすぐ処分し、休眠期にも落葉を処分し、病枝も剪定除去します。
薬剤散布は病原菌の胞子が雨滴等で飛散し伝染しやすくなる梅雨期や秋雨期を中心に行います。
殺菌剤が多数各社から発売されているので、「ゴマ色斑点病」や「褐斑病(かっぱんびょう)」対応の薬剤を1週間~10日おきに3~4回散布します。
なお同一薬剤の連用は、耐性菌がでてくるので避け、数回散布したら別の薬剤を使うとよいかもしれません。
古い話になりますが、実家にもベニカナメモチ(レッドロビン)の長い垣根があって、病気とは気が付かずに枯らしてしまいました。隣に芝生産の畑があり、除草剤の影響と思っていました。
でも斑点もありましたが、新芽が真っ黒になっていたので、除草剤の影響も少々あったかもしれませんね。
※2011年ニュース
9月に入ってまもなくのことです。お隣の生け垣をふと見たらビックリしました!
なんと斑点が無くなっていてとてもきれいになっていたのですΣ(゚д゚lll)
あまりに綺麗になっていたので、大きく画像をアップします。
どう、すごくきれいでしょう (⌒o⌒)v
このように頑張って上の防除方法をすればきっと報われます!
聞いたら上の防除方法の通りにしたみたいですよ。
私も正直防除方法をしてもこれほどになるとは思っていませんでした。
やっぱりすぐあきらめないで、やるだけのことはやらなくてはこんな感動は生まれません。
■ベニカナメモチ(レッドロビン)のさし木
なお刈り込んだ枝を利用してさし木をすることもできます。
伸びのとまったしっかりした枝先を利用して、赤玉土や鹿沼土に密封挿しで行ないます。
6~7月に本年の枝15cm程に切り、発根剤の利用とか水分蒸散を防ぐのに葉先を半分切るとかするといいようです。
街で見かけたベニカナメモチ(レッドロビン)の垣根
右手にも長い垣根があり、全長100mほどあるでしょうか・・・手入れも大変でしょうね。
80才くらいのまめなお爺ちゃんが手入れをしているみたいです。
■6月下旬~7月下旬に刈り込みのできる葉もの
イヌマキ、イチイ、カイズカイブキ、サワラ、スギ、ニオイヒバ、ヒノキ、ヒマラヤスギなど
■9月上旬~中旬に整枝、剪定、刈り込みのできる葉もの、実もの
イヌツゲ、カシ類、シイ類、マサキ、カイヅカイブキ、キャラボク、スギ、タマイブキ、ヒバ類、カエデ、シデ、ニシキギ、ウメモドキ、ムラサキシキブ