コンテナ栽培(鉢、プランター)での水やりの注意
コンテナ栽培,鉢,プランター,水やりの注意,寄せ植えよく「水やりは土の表面が白く乾いてきてからたっぷりと、鉢の底から流れでるまで」といいます。
それはコンテナ(鉢、プランター)で栽培している場合、まだ乾いていないのに、たっぷりと水やりをしてしまうと、コンテナ内がいつも 水の多い状態になります。
そうしていつも湿った状態にしておくと酸素不足になりがちです。
酸素不足になると根が呼吸できない状態になり、根ぐされを起こしてしまいます。
もちろん植物によってはいつも湿った状態を好むのもあるでしょうが、一般の植物は乾いている状態も必要なのです。水がなくなってくると、根は酸素をたっぷり吸い水を求め根を伸ばすのです。
水やりは新しい空気を含む水を与えることによって、土の中にある古い水やガスなどを押し出すという目的もあるのです。
こうして正しい水やりをすると、よく根が成長しそれにともなって茎も葉も成長していくのです。
乾いた状態と水がたっぷりある状態のメリハリをつけることが植物を元気に育てるコツです。
それから葉や花に水がかかると病気になる可能性があるので、直接植物に水がかからないようにします。
水やりのとき、葉や花に水がかからないような形のジョウロを選ぶのも簡単な水やりのポイントですね。
■暑い日の水やり
気温の高い夏場は水やりは午前中でも早めに済ませます。
日中与えると、中の水分が暑くなり根に悪い影響を与えます。鉢の中の土の乾くとき、植物がグンナリしているときは朝夕の2回水をやります。
でも急いで与えないと回復不可能の判断のときは、すぐに水やりをして日陰におきます。
大きい鉢の場合は、ダンボールとかで鉢に日陰を作ります。
■植物によって水をあまり欲しくないもの(乾燥ぎみに育てるもの)や逆に水切れに弱いものがあります。寄せ植えなどにする場合は、性質の似通ったもの通しを一緒にしないと、一方を弱らせてしまいます。