ヤツシロソウ
ヤツシロソウ,キキョウ科,ホタルブクロ属,紫色,花が上向きに咲く,絶滅危惧ⅠB類ヤツシロソウ
ヤツシロソウの名の由来は、熊本県の八代で発見されたことからきているそうです。
紫色をした花が上向きに咲いている。ここはいつも行く美容室の入り口階段のところ。
カメラを持って行かなかったので、これはじつに6年前に撮った画像です。
一日中日当たりのよい場所に植えてあり、6年前と同じくらいの面積で増えもせず、減りもしないで咲いていました。
昨年、奥様が亡くなられてだんな様がひとりでお仕事をしています。
日に日に寂しさが募り、お客様に接していろいろなお話をするのが楽しみとか・・・
いつもニコニコされていた奥様がもういない・・・
だんな様の悲しみは察するに余り有りますが、ご自分も一昨年に脳梗塞をしたので気を付けてお仕事されているようです。
一日1~2人のお客様限定で、体力的、精神的にちょうどいいと言っていました。
カットしてもらった帰りにこのヤツシロソウの花を見たら、ほうとうに淋しそうに咲いていました。
紫の花だから特にそう感じるのかもしれないけれど、この美容室のシンボル的な花なのです。
撮影は6年前の 2009-5-17
ヤツシロソウ データ
キキョウ科 ホタルブクロ属 (Campanula)
・別名 カンパニュラ グロメラータ
・花色 青紫色、白色
・開花時期 5~9月
・分布 阿蘇・久住地方の限られた地域
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部
・生育地 山地のやや湿った草原
・耐寒性宿根草
・草丈 30~100センチ
※ヤツシロソウは大陸と地続きのころの遺存植物で、環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧ⅠB類(EN)に登録されています。