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チューリップの育て方 / 栽培記

チューリップの育て方,プランター,球根,花後の管理,伝説,切花を長もちさせる

2011-4-5 
チューリップの寄せ植え(咲いているのは廊下温室で育てたチューリップ
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2011年の寄せ植えが主です。チューリップの寄せ植え・栽培記

チューリップ
原産地:中央アジア、トルコ、北アフリカ
分類 ユリ科 チューリップ属

チューリップというとまさしく春の使者というイメージですね。
100~150種の野生種が知られているそうです。
いまや国際登録されたものだけでも3500種あると言われています。もっと多いかも。
チューリップと言う名前は、ターバンと言う意味のトルコ語「ツルバン」に由来しています。
チューリップは早生、中生、晩生及び原種の4つに大別されます。
その来歴、花型、草姿などによって、チューリップはさらに15に分類されているそうです。

花の形では次の7つが代表的です。
一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、花びらの中央に緑色が入るビリデフローラ咲き、ふちが切込み反り返って咲くパーロット咲き、ロックガーデンや鉢植えに適するミニタイプ(原種)
チューリップの品種によっては香りの高いものがあります。バレリーナ、ヨコハマやモンテカルロなど黄色やオレンジ色の品種に香りの高い傾向があるようです。

■チューリップの花言葉は 色によっても違うようです。
こんなにたくさんの花言葉があるなんて、チューリップはいかに万人に愛されているのがわかります。
赤 「愛の告白」     ピンク 「年頃」     紫 「永遠の愛」    黄 「秘めた想い」   
オレンジ 「照れや」   白 「思い出の恋」   緑 「博愛・思いやり」


チューリップの育て方 
花壇の場合(露地)
チューリップは日当たりや水はけの良い場所に植えます。
または花が咲いてから長く楽しみたいときは、気温が低い半日陰や樹下に植えると、花の期間がいくぶん長持ちします。
その場合は来年の花は期待できませんが・・・

植える前の準備
チューリップを植える予定の2週間前には石灰や草木灰などを薄く撒いて土壌中和しておきます。
1週間前には1㎡あたり完熟した腐葉土をバケツ1杯ぐらいと、緩効性肥料を20~30gぐらいまいて、土とよく混ぜて植える準備をします。

チューリップの植えつけ適期
秋~年内です。
チューリップの球根は10月中旬から11月に植付けます。でももう少し遅くなっても大丈夫!
2008年は12月上旬に植えて咲きました。一番遅れて植えたのはなんと1月下旬。
ちゃんと花が咲きましたよ。でもその年は咲いても草丈が低く、次の年の花はほぼ咲きませんでしたが・・
ただ一定期間(約1~2ヶ月間)はチューリップなどの球根類は寒さ(2℃~5℃の温度)にあわないと花が咲きません。

球根には前年にもう咲くだけの栄養が蓄えてあるので、あとは水やりと寒さにあわせるだけなので、チューリップの育て方はいたって簡単なのです。
※寒さにあわせるというのがチューリップの花を咲かせる第一のポイントです!
早くから室内に取り込まないようにします。年内は室外に置いて寒さにあわせます。


促成栽培では冷蔵庫で約5℃で7~8週間、低温処理して植え付けるとチューリップの花が早く咲くそうです。
暖地では低温処理したチューリップを寒い時期に咲かせることができ、花が長持ちするので、花壇に植えて楽しんでいるかたもいると聞きます。
チューリップは暑いとすぐに花が終わってしまうので、そうしたほうがお得になりますね。
2011年はチューリップを寒さに合わせてから、2月から日の当る廊下に取り込んで半促成栽培をしました。品種によって咲く時期は違いましたが、花壇や畑に植えてあるチューリップよりかなり早く咲きました。
また2012年の栽培記 遅く植えたチューリップ 2012年

チューリップの植え方
チューリップの美しさを発揮させるには、密植ぎみのほうがよく、開花時に豪華に見えます。
少なくとも花壇には1品種15~20球以上はまとめて植えたいところです。
球根1個以上の間隔で、球根3個分程度の深さに植えます。
そのときは開花期のそろった品種、色のバランス、まわりに植える植物の背の高低を考えて植えます。
または開花期が違う品種を植えて、長期間チューリップの花を楽しんでも。お好みで (=^ェ^=)
大きな寄せ植えのように考えると、すばらしいマイチューリップ花壇ができそうです!

またチューリップは暖かい地方では、次の年の開花は望めないとのことです。暖かい地方では毎年球根を購入しての1年間の栽培と割り切ります。

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チューリップを鉢やプランターに植える場合

鉢底石(大粒の軽石、赤玉土大粒)を入れてから培養土に緩効性肥料を混ぜてから植え付けます。
鉢植えは花壇と違い、球根詰めて並べ、球根がしっかり隠れる程度の浅めに植えます。
暖かい地方ではこの年限りと思い、球根を育てないつもりで植えつけます。

他の草花との寄せ植えは、別のポットにチューリップを育てておいて、開花間近にポットのまま入れる方法もあります。中心部分に季節の花のポットを入れるスペースをつくり、チューリップが終わったら次の花のポットを入れるというふうに・・・、

我が家では花が終わった別ポットのチューリップはすぐにポットを抜き、そっくり根を崩さずに地植えにして球根を育てる方法が多いです。手間いらずでまた来年の花を楽しめます。
暖地では翌年の花が望めない場合は処分します。でも暖地でもあきらめずに育ててみてもよろしいのでは?
パンジー、ムスカリなどをチューリップの間やまわりに植えておいても咲きそろうと豪華に見え、水やりも忘れません。

関連記事 
チューリップの寄せ植え・栽培記
ブルーチューリップ栽培記

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2011年の畑のチューリップです。大分チューリップのまわりが空いていますね。
写っていませんが、まだチューリップが左右にあります。もう少し全体的に詰めてもよかったですね。
球根は掘り起こさないで、来シーズンはこの空いたスペースにグランドカバーを植えようと思います。何がいいのかな・・・?
チューリップ畑の様子 (水仙やムスカリと
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このチューリップはミックス1袋分です。(中央から下のチューリップ)
2011-4-20
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こちらのチューリップは多分「キャンディクラブ」みたいです。
クリームにチョッピリ赤が入っています。一番遅く咲き始まりました。
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中央にある花の咲いていないチューリップは寄植えにした「いちごみるく」です。
花が終わり次第、根鉢を崩さないように畑に穴を掘り、植え直しました。
寄植えのチューリップは我が家ではこのように移植したり、球根を保存しないで空いている場所に気の向くままに植えています。
本来ならば風通しのよい場所に吊るしておくのでしょうが・・・忘れん坊なので (><;)
2011-4-20
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↓以前から植えてあるチューリップ。畑のあちこちに植えてありますが、あまりにも離れすぎていますね。。
来年はすき間が少ないように植えたいと思います。スイセンはある程度はまとめてみましたが・・
2011-4-14
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2012年の畑のチューリップ
名前がわからないチューリップですが、12月も中旬過ぎに最終処分価格で買い求めました。畑に即植えましたが、乾燥続きのこの冬だったので、植えてから水やりをしておけばよかったかも・・

芽生えからどのくらい経ってからでしょうか・・
冬はほとんど畑に行かないので、いつの間にか芽生えていました。
2012-2-24
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上から約1ヵ月後のチューリップ。
2012-3-26
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もうつぼみが顔をのぞかせていますよ (ο^_^ο)
かわいそうなほど乾燥させてしまったチューリップでも、ちゃんとつぼみが出ているので、やがて花が咲くでしょう。
よくプランターに植えてあるチューリップのつぼみが枯れてしまい花が咲かない・・・と聞きます。
この原因は多分水やりが足らなかったかもしれませんね。

2012年は種をまいて育てた黒いビオラをチューリップのまわりの空きスペースに植えてみました。
結果は・・黒いビオラのタネまきから開花までの生長記録

このようにチューリップの球根が1個が4個に殖えていましたよ。
全部は咲かないと思いますが、小さくてももう1年育てれば必ず咲きます。(暖地は?ですが・・)
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花後の管理をキチンとして、来年はよい花を咲かせたいですね (*^-^*)
チューリップの開花後の管理

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       ★チューリップの歴史★
チューリップがヨーロッパへ導入されたのは、16世紀に入ってからといわれています。
その頃トルコではすでにかなり多数の品種に分化されていたといわれ、園芸種としてのチューリップの歴史はかなり古いのです。


       ★チューリップの伝説★
可憐で美しい少女が、三人の騎士にプロポーズされました。
騎士たちは、それぞれ家宝の王冠、剣、黄金を少女に贈りました。
誰一人断わることができない少女は苦悩の末、「私を一輪の花に変えてください」
と花の女神フローラに願いました。

女神は少女を思いやり、その苦しみから救うため、チューリップの花に変えたのでした。
花は王冠、葉は剣、球根は黄金を意味し、つぼみは少女の純潔をあらわしているそうです。


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■チューリップの切花を長もちさせるには?  
※ 咲いているチューリップは暖かい部屋におくと長もちしません。
廊下や玄関先など直射日光のあたらない涼しい場所においてやるとけっこう持ちますよ。(1ヶ月)
花瓶の水はこまめに交換したり、花びんの水の中にショ糖を2%入れておいたりすると花びらの色あせや落下を抑えることができます。

テレビでチューリップの花首のところを針で横に刺すと、ストレスのため?に花の成長が止まるということを放送していました。
また切花延命剤を使うと花のもちが随分違います。
花瓶に生けたチューリップでは切花延命剤が一番花が長持しました。はぁ~長かったですね・・ おつかれさまでした (⌒▽⌒)
・・・ところで、ここまで読んでくれたかたは何人いるでしょうか? 

     ・・・えっ、ほとんどいない そんな~ ( ̄◇ ̄;) が~ん!