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甘くておいしいミニトマト栽培法

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↑プランターで育てた甘くておいしいトマト 2010-7-22
↓これまでかなりのミニトマトをプランターにて栽培してきました。
ミニトマト(プチトマト)栽培記 品種多数

結果、畑に比べてプランターのほうが甘くておいしいトマトが出来るのがわかりました。
どうしてでしょう?

まずプランターのミニトマトは限るある用土の中で生きています。
それに比べて畑(露地植え)は好きなだけ根を広げて水分や栄養を摂ることができます。
結果、楽に生きているから体の中が水っぽくなってしまう、味がないということかな。

対するプランターのミニトマトは夏の朝などは、水遣りをすると昼にはもうその水が足りないほどの乾き具合になってしまいます。
夕刻には萎れてしまうほどの水分不足になってしまいます。鉢の中も温度が高くなりすぎる・・というのもあるかと。
多分、甘くておいしいミニトマトになるのには、その水分不足やストレスが多いのもよいのではないでしょうか?
トマトなどはストレスをかけると甘味が増すといわれています。
水分のバランスが、甘くておいしいミニトマトができる秘訣かと思います。

ぼかし肥料を入れたときのプランターのミニトマトの根の様子は上にあるミニトマト(プチトマト)栽培記 品種多数にあります。すごい根の張り方ですよ。ぼかし肥料は間違いなしに味も美味しくなります。
我家の堆肥 ぼかし(ボカシ)肥料は手作りです。
キッチンの生ゴミで作ったダンボール容器のぼかし肥料の作り方いろいろもあります。


もうひとつ、大切な甘くておいしいミニトマトができる秘訣は栄養である肥料の中身かと思います。
自前のぼかし肥料を入れたときの年と比べ、2013年はぼかし肥料を入れずに鶏糞や牛糞で代用し、いつもと同じ液肥で育てました。
結果、ビックリするほど不味かったのです。
水やりは同じなので、ぼかし肥料と鶏糞や牛糞との違いだけです。多分鶏糞がよくないのかな?
単純にそうだとはいえないですが、私の中では(80%)そうかなと思っています。

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2015年のミニトマトは庭の片隅に4本とこぼれ種からの1本を育てました。
足のケガ以来、ぼかし肥料も作れなくなり、生の米ぬかを冬の間に振っておくのが精いっぱい。
春に植え付けの下準備(耕、苦土石灰)が終わったところに、魚粉やヨウリンなどを入れ,一段目が1センチ程大きくなったら化成肥料を入れ、時折追肥しただけの栽培です。
スイートミニ・レッドとオレンジ、あいこ、テラストマトの苗を植えました。
2015-7-30
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昨年から気づいたことですが、各種ともオレンジ・黄色のミニトマトはいつもとても甘くなるということでした。
このときも地植えなのに世界一(?)かと思うほど、酸味程よく超甘く、濃厚な味でした。
米ぬかや魚粉が効いているのかしら?
最近野菜作りにハマっている弟も娘に「お父さん、このぐらい甘くておいしいのを作ってよ」なんて言われていました。

ところが12月になって撤去したときに根をみたらビックリ! ミニトマトの根がネコブセンチュウに侵されていたのです。
↓オレンジはよく枯れないでいたというほど瘤(こぶ)だらけ・・・
この瘤(こぶ)でストレスになり甘くなったのかしら?
2015-12-31
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オレンジの最後の収穫。
2015-12-12
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スイートミニ・レッドとあいこ(右)はこの通り!
2015-8-11
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スイートミニ・レッドの根。引っ張って抜いたので、細根は切れたかもしれません。
コブだらけでしたが、オレンジより生き生きした色でした。
2015-12-31
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まさか甘いミニトマトの条件はストレスというけれど、いくら何でもネコブセンチュウではストレス多過ぎでしょう・・・
狭いプランターのほうが味の良いミニトマトができると断言していたのに、さすがにこれは不思議な体験でしたね。

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翌2016年はミニトマトの苗は購入なし。2015年のこぼれ種を10本ぐらい同じ場所で育てました。
昨年おいしそうなミニトマトをこぼしておいたのです。
ネコブセンチュウ対策はしていません。そしてナス科の連作で、ダブルストレスです。
レッドとオレンジの区別がつかないので、苗をある程度残してあとは間引きしまいました。
でも偶然にどちらの色もありました。
結構収穫できるものです。ブルーベリーと一緒にパチリ。やはりオレンジは特に極甘です。
2016-7-16
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支柱も立てず這わせて育ててみましたが、わき芽をまめに摘んだので収穫できました。
2016-7-19
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ところが数日間でも脇芽摘みを怠けていると、途端にこのように伸び放題になる有り様・・・
おのおのがた、敵はわき芽ですぞ、ぬかりなく!
右側のポリポットは昨年購入の柿です。4本あります。
左のピンクの花はサルスベリで、最近元気がありません。その根元にはヤマアジサイ「紅」があります。
2016-7-29
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根っこの部分はどうなっているのでしょう? 
引っ張ってみたら、枝がパラパラと折れてしまって根がよく見られませんでした。張っていたのでしょうね。

2016年も霜が降るまで実がなり、オレンジの実はとても甘かったです!
定植2か月前に米ぬか撒布と魚粉をまいて置き、時折化成肥料をまいただけ。やはりアミノ酸がきめ手かも。
連作のダメージも無し。


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甘いトマトといえば、最近になってマスコミで「みつトマト」が話題になっています。
食べたことがないですが、かなり甘いトマトのようです。
その栽培法は一種の水耕栽培で、特殊なフィルムを使ってトマトにストレスをかけるというものです。
我々一般人はそんな大掛かりな栽培法は必要ないので、同じようにはできませんが、考え方は参考になります。

またこれまでのプロのトマト栽培農家では、ハウスの中で一切水やりをしないという方法を実践しているかたもいました。
やはり甘くておいしいトマトにするのは、ストレスとアミノ酸・・が最重要ポイントかな!!