アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリ,交尾,成虫,幼虫,雑食性,食樹,天幕を張る,天敵,キハラゴマダラヒトリ,アカハラゴマダラヒトリアメリカシロヒトリ(アメリカ白火取)
ヒトリガ科
畑のグラジオラスの葉にいた交尾中のアメリカシロヒトリの成虫。
2012-6-28
アメリカシロヒトリの幼虫は雑食性で、サクラ、ヤナギ、カキ、コナラ、リンゴ、ハナミズキ、クヌギ、クワ、ウメ、プラタナスなど100類以上(300種ともいわれている)の樹木が食草・食樹らしい。
白い翅に黒点があるが、雌雄では黒点の数が違いますね。
それにしてもとてもきれいなアメリカシロヒトリの成虫です・・・・
ウィキメディアでは2度目以降の発生種ではこの黒点が消えかかるとあります。
2012-6-28
ネットでは1匹で千個ほども産卵して、約1週間でふ化します・・・とあります。
通常、5月から7月頃と、8月から9月頃の年2回発生するといわれています。
若幼虫は天幕を張って中に集団でいますが、葉の表面を食べているので、その葉は透けた状態になってしまいます。
ある程度大きくなると巣から離れてしまうので、分散する前に枝葉を切り取り処分します。
一時は大発生し、サクラなどが丸坊主になったのをたびたび見かけました。
最近はこの辺りではそんな光景を見ることが少なくなりました。多分、発生しても天敵が食べてしまうのかと思います。
まわりにはそれぞれの天敵が想像以上にたくさんいますから・・・例えばハチ類、サシガメ類、鳥などです。
※追記
なんとアメリカシロヒトリの成虫に似ているキハラゴマダラヒトリやアカハラゴマダラヒトリというのもいたのです!
交尾中の画像だけなのに、アメリカシロヒトリの成虫と断定するには早すぎました。
おなかを見ればある程度はわかるらしいのですが・・・
この畑にはキハラゴマダラヒトリらしき蛾がカナヘビに襲われた現場を見たり、またキハラゴマダラヒトリらしき真っ黒毛虫が歩いていたりしています。
もしかしたらアメリカシロヒトリではなく、キハラゴマダラヒトリあるいはアカハラゴマダラヒトリかもしれません m(_ _)m
キハラゴマダラヒトリはクワ科、バラ科のほか、多くの食樹があるらしい。
アカハラゴマダラヒトリは? 同じような食樹かも・・・
この畑にはクワがあり、バラ科の梅、サクランボ、モモ、バラが植えてあります。