アカメガシワ(赤芽柏)
アカメガシワ,落葉高木,紅色,雌雄異株アカメガシワ(赤芽柏) 2015-7-19
アカメガシワ(赤芽柏)
トウダイグサ科 アカメガシワ属
落葉高木
別名 ゴサイバ、サイモリバ、アカベアメコサイバ、ショウグンボク
車が滅多に通らない道路沿いに花が咲いている植物がありました。
この植物はなんだろう?
2015-7-19
株元の若い葉を見たら、以前見たことがあるような・・・?
あっ、そうだ。確か花壇に生えたあのなぞの植物・・・幹はこのなぞの樹木のもの。
2015-7-19
↓ハナミズキの下のシェードガーデンに生えていたものです。
そのままにして観察していましたが、葉、茎の様子や長い柄などから多分草花ではなく、樹木かな・・・と考えていました。
アオイ科フヨウ属にもなんとなく似ています。
だんだん生長が早まったような感じなので、とうとう撤去してしまったのです。
葉の基部を見ると中央に1本、両側に2本の葉脈があります。
左上はセキショウ、グランドカバーはセダム・アカプルコゴーレド
2010-9-22
芽先の赤い葉が印象的だったので、思い出したわけです。
2010-9-22
調べてみたら、アカメガシワは生長が早くて高さ7~10mにも達する落葉高木だそうです。
やはり花壇では無理でした。撤去して正解でしたね・・・
アカメガシワ(赤芽柏)は雌雄異株だそうで、画像の一番上は若い果実みたいなので雌株かな?
二番目は雄株?
ちなみに木へんに春は椿(つばき)、木へんに夏は榎(えのき)、木へんに冬は柊(ひいらぎ)です。
難しいのは木へんに秋で楸(ひさぎ)と読むそうで、このアカメガシワを指しているそうです。
またキササゲ(ノウセンカズラ科)やヒサカキ(モッコク科)の古名でもあるようです。
民間薬として夏にアカメガシワの葉または樹皮を採取して、日干しにします。
消炎鎮痛薬として、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多、胆石症、はれものなどに用いられるとのこと。
樹皮よりも赤い新葉と新芽、赤い葉柄の干したものを煎服したほうが胃がんや胃潰瘍に効き目があるとされています。
この赤い葉とか新芽が効き目があるのは、抗酸化作用があるポリフェノールの関係からでしょうか・・・?
※アカメガシワ(赤芽柏)と同じトウダイグサ科のクスノハガシワについて
大阪大学産学連携本部ピアス皮膚再生技術共同研究部門の藤田 浩祐招へい研究員、前田 明人特任教授らのグループは東南アジアに自生している植物クスノハガシワの樹皮抽出物のシンナムタンニンB-1(植物由来ポリフェノール)に、皮膚の傷の治癒効果を高めることを確認との記事を発見しました。
皮膚の傷の治癒効果を高める物質を発見
我が家でも長男が長らくアトピー性皮膚炎の皮膚疾患で悩んでいるので、早く製品化になればいいなと強く思います。
胃がんや胃潰瘍に効き目がある?といわれるアカメガシワのこともどなたか研究しているのかしら?
両親がガンで亡くなっているので、身のまわりにあるアカメガシワの葉を煎じて飲むとガン予防になる・・・なんてことにならないかしら・・・?