ドウダンツツジの育て方 ドウダンツツジの生垣
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ドウダンツツジの真っ赤な紅葉。鮮やかですね。 11/29
ドウダンツツジ
ツツジ科 落葉性低木
ドウダンツツジの花
2009/3-2
春にスズランのようなかわいらしい白い花が咲くドウダンツツジの花。
2009/5-1
別名の満天星の名の由来は壺型の可憐な白い花が鈴なりにつくことから。
ブルーベリーの花やストロベリーツリー(姫いちごの木)の花と似ています。
ドウダンツツジはもともと伊豆半島以西の山地に自生する日本原産の落葉性のツツジです。
花後には黄緑色の若葉が、秋はドウダンモミジとも呼ばれる紅葉などほぼ1年中楽しめます。
ドウダンツツジの近縁種に赤い花を咲かせるベニバナドウダンツツジ、白い花の一部が赤く色づくサラサドウダンツツジ(紅更紗ドウダン、口紅更紗ドウダン)、樹高が低めのツクモドウダンツツジなどがあります。
ドウダンツツジの育て方
◆植え付け場所
排水や水もちがよい場所が適しています。
植え付ける場所にはあらかじめ腐葉土や堆肥、ピートモスなどをを混ぜ込んでおきましょう。
根鉢より1.5倍ずつの大きい穴を掘り、やや高めに植えます。
日当たりを好みますが、2~3時間の日あたりがあれば大丈夫です。
でも日当たりが悪くなるにつれ、花付や紅葉が本来の美しさを発揮できなくなります。
◆植え付け時期
落葉樹なので基本的に移植や植え付けは休眠状態の冬に行います。
寒冷地では12月~2月の極寒期は避けます。
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◆病害虫
6月~10月にハマキ虫やカイガラ虫が発生します。 見つけたらスミチオン乳剤を散布します。
アブラムシにはマラソン乳剤を、根元にもテッポウムシも入るので注意します。
◆肥料
寒肥として油かすと腐葉土や堆肥を株周りに穴を掘って施しておくだけでいいのでは。
◆剪定
ドウダンツツジは目的に応じて剪定をするとよいと思います。
萌芽力が強いので好きな形に刈り込むことが出来ます。
生垣
・花後剪定・・・・花後~6月に刈り込む。6月中旬に刈り揃えれば、夏はあまり伸びません。
伸びすぎた枝を切り戻す程度の軽い剪定にして樹形を整えます。樹形・紅葉が楽しめます。
全体的にこじんまりとさせたい場合は強剪定で好みの高さ、形にできます。
・冬剪定
樹形が整っている場合は細い込み枝を透かす程度にします。春に花が楽しめます。
全体的にこじんまりとさせたい場合は強剪定で好みの高さや形にします。
※枝先に花芽があるので、冬に全体的に剪定すると、花芽を切り落とすことになります。
我が家ではほとんど剪定は時期をかまわず行なっていました。
門の所に植えてあり、大きく張らないように考えてのことです。
35年ぐらい育てていたのでかなり太くなっていました。
肥料は全然与えずにいたのですが、元々畑だった場所なので庭自体肥えていたのだと思います。
最初の頃はそんなに強い剪定をしなくてもよかったのですが、4~5年前からまめに剪定をしても車に触ってしまうようになりました。
残念でしたが移植する場所もないため、元から切ってしまいました。
◆増やし方
挿し木
挿し木の適期は新しい枝が十分に充実した6月末ごろです。
ドウダンツツジは落葉樹ですが、常緑樹と同様に梅雨挿しの方法でします。
(ふつう落葉樹は葉のない枝を切って挿し木をします)
ドウダンツツジの枝の下の方の葉を取り除き、鹿沼土を入れた鉢に挿し、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾かさないように管理します。
だいたい2ヶ月くらいで発根するので、そのままの状態で育てて翌年の春になってから植え付けます。
丸く刈り込んで筑波石と組み合わせて低い生垣にしたドウダンツツジ 2009/1-17
我が家近辺ではドウダンツツジを生垣にする家が多いです。
ドウダンツツジは四季を感じさせ、とてもよい生垣になります。
中高に積んだ石垣と組み合わせたドウダンツツジ 2009/1-17
これらの石は筑波石です。
畑の土留めにドウダンツツジを使う。まだ植えて5~6年です。 2008/11-9
画像がよくありませんが、日当たりのよい場所で見事な紅葉でした。
上の画像と同じ場所の春のドウダンツツジ 2009-5-1
すごくダイナミックなドウダンツツジ群 2009/1-23
紅葉の時期ではないので残念です。近くなのでまた撮りにいきます。
・・・・次に行ったときはもう伐採されていました。残念!
駅から近いので、マンションを建てるみたい・・・昔は山林や畑地だったのに、時代を感じます。