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オシロイバナ 育て方

オシロイバナ,育て方,花弁に見えるのは萼(がく)

オシロイバナ
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オシロイバナ
オシロイバナ科 オシロイバナ属
原産:熱帯アメリカ
多年草または一年草 草丈 約70cm前後
開花期:夏~秋

花は夕方から翌朝にかけて咲いています。
↓黄色が多い赤と黄の染め分けのオシロイバナ。
2010-10
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夕方から開花するため、「夕化粧」(ゆうげしょう)といわれるオシロイバナの英名はfour o'clock(4時)だそうです。
中国語では風呂に入る時間から洗澡花とか夕飯の時間から煮飯花などと呼ばれる。お国柄か生活感のある名前で面白いですね。

花色は赤系、黄系、白系で、1本の幹から色々な色の混じった花が咲きます。
突然変異を起こしやすい遺伝子のせいで、1本の幹から色々な色の花が咲くらしい・・・
2011-9-16
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学名はMirabilis jalapa
Mirabilis(ミラビリス)は、ラテン語の 「不思議な、素敵な」のことばが語源とか。
花言葉の不思議な気持ちはラテン語からきているのですね。
jalapa はヤラッパ(メキシコの町名) 

オシロイバナは暖地では、冬に地上部が枯れても地下部が生き残り、次の年に根から芽を出します。
2011-9-16
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オシロイバナには花弁はなく、花弁に見えるのは萼(がく)で、長い漏斗状になっています。
赤、桃、白、赤紫、黄や絞りなどきれいな花に見えるのが萼(がく)だったとは!
また付け根にある緑色のがくのようなものは総苞であるとのことです。
では花弁はどこにあるのでしょう? びっくりしたことに本物の花弁は存在しないそうです。
(ウィキペデア参照)
2010-10-7
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花のような萼(がく)が咲き終わった後、基部に黒い種子ができます。
左側の成熟途中の種子はまだら模様になっています。
2010-10-7
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昔からどこの家にもあったオシロイバナは最近ではあまり見かけなくなっています。
鮮やかな草花ももちろんいいですが、このような昔からある花をみるとなんかほっとします。
この黒い種の中身の粉を手につけてから顔に塗って遊んだのを懐かしく思い出します。
まったく月日の経つのは早いものです。あっという間におばあちゃんになってしまいました。
体力と気持ちは相反するもので、今は「何でも出来る、これからだ」とかやる気満々ですよ!
※やる気満々はついこの前までの話で、最近は全く自信がありません。


2016年は新しく種を購入したのですが、まいた種から数本発芽しました。ヤマモモのところです。
2017年は黄色一色の花ばかり咲いて、ちょっとガッカリしました。
2018年はやはり主に黄色でしたが、その中に淡い上品なピンク一色の花が数本咲きました。
こうなると来年が楽しみになってきましたね・・
また2018年は暖冬で、12月になってからもつばみが出てきました。
霜が降りたらダメになってしまうでしょうが・・・

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オシロイバナの育て方
水はけのよい日当たりや水はけがよいところを好みます。

春(4~5月)に定植・植え替えます。

オシロイバナは丈夫なので、植え付けたら放っておいても大丈夫です。
上の画像は塀の外側と道路の間に30cmだけに土の部分があり、毎年出ているものです。
ほとんど肥料は施していません。

花壇に植える場合は、ほかの植える予定の植物の草丈や幅を考慮して植えつけます。
小高くなったり幅もとるのでまわりの草花を圧迫するようになります。
切り戻しして草丈や幅を整えてもいいでしょう。

一般的なふやしかたは種まきで、暖地では株分けもできます。
我が家では毎年こぼれ種で出てきます。