ヤマモモ栽培記
ヤマモモ栽培記,花芽,雌花,雄花,剪定,完熟,瑞光,森口,秀峰
ヤマモモ
ヤマモモは寒さに弱く、関東北部より以北での栽培は無理とのこと。このあたり(つくば市)が北限になるのでしょうか?
昔より暖冬になったので、もう少し北でも露地植えができるでしょうか?
ヤマモモは乾燥に強く痩せ地でも生育できる常緑広葉樹。緑化を目的とする植樹にも用いられています。
このあたりでも風媒花なので、雌株を植えさえすれば実を結ぶはずでした。
ヤマモモ(山桃)あれこれ
我が家のヤマモモの近辺はシャラノキ(夏椿)が2本、ブルーベリー、イチジク、柿の木、梅の木が植えてあり、ごちゃごちゃとしています。何がなんだかわからないでしょう。
ヤマモモは左端に細長くあります。
2010年4月に畑の見回りに行ったときのことです。
ヤマモモのところで止まって「これまで何年も実がならなかったのだから、おそらくこのヤママは雄株だろう。仕方がないから株元から切ってしまおう・・」とつぶやきながら眺めていたら、この枝が目にとまりました。
あれっ、もしかしてこれは花芽かな? こんなに小さいから違うかな?
4-5
先の方がほんのり赤くなっています。
4-5
赤くなっていても、あまりにも小さいので花かどうかわかりません・・・
5-2
クモの巣があり、後で画像をアップしたらクモがいます。
そして間違いなくヤマモモの花です。品種は確か瑞光と記憶しています。
待ちに待っていた花芽。初めて見たヤマモモの花芽です。でも雌花? 雄花?
5-2
その10日後のこと、もう小さな実が付いています。
ということは雌株です。小さな実を見つけたときはほんとうにうれしかったです。
5-13
小さな実を見つけてからひと月ほどでもうこんなに大きくなっています。
6-15
全部で10個程度の実ですが、雌株だったことがわかれば満足です。
6-18
さらにひと月ほどすぎると収穫ができます。赤紫に色づいたものは完熟なので美味しいです。
未熟な実もありますが、記念の写真撮影。
7-8
あきらめていた我が家のヤマモモの実がなってほんとうに嬉しかったです。
これでサクランボ「暖地」に続き、ヤマモモが伐採寸前に命拾いをしました。
つぶやいた途端に実がなるとはとても不思議です。植物には切ってしまおうか・・・の声が聞こえるのでしょうか?
実際は一人前になるまでひたすら植物が体を作っているのですが、偶然にこちらとあちらの思いが一緒になっただけなのでしょう・・・
そして剪定もいけなかったようです。よその家の塀の近くに植えてしまったので、塀に触らないように季節に関係なく短く剪定していました。多分、そのとき花芽も切ってしまっていたのでしょう。
ここ2年ぐらいは剪定しないので、よそさまに迷惑をかけていますが、お陰様で実がなりました。
今年はうまく剪定しないといけませんね。
それとも移植したほうがいいと思うのですが、簡単にできるでしょうか?
どうしましょうか・・・・実がなったらなったで大いに悩んでしまいます。贅沢な悩みですが・・・
※追記
その後、2013年に思い切って移植しました。左が我が家のヤマモモで、右は義弟から。
義弟からもらった大きい方は枯れてしまいました。根を乾燥させてしまったのが悪かったようです。
2013-3-28
それから2年後、ヤマモモの大豊作と相成りました。うれし~ぃぃ (*>▽<*)
2015-6-27
2017年
その後、瑞光は毎年のように豊作になっています。
2017年はあまりの大豊作で実が小さく味も落ちてしまいました。摘果したほうがいいのでしょうが、摘果は面倒ですね・・・
隣に植えてある「森口」が5~6個、実をつけました。
それがあまりにも美味しかったので、来年は楽しみが増えました。
台風に倒されそうになった「秀峰」はダメ-ジを受けたのか、実を付けませんでした。
来年はどちらも期待できるかな?
※追記
2018年
今年は50個ぐらい実を付け、超美味しかった「森口」は、その後の台風の節に根ごとそっくり飛ばされてしまいました。
いったいどうしたのかと株元を見たら細かったのです。おそらく幼木のときに虫などにかじられていたのでしょうね。
皆に来年は美味しいから食べてね・・と言ったばかりなのに・・残念無念 (´へ`;)
2018-6-17
2019年
さぁ、今年はまだ実を付けていない「秀峰」の花が咲いたので期待しています。
※追記 「秀峰」は「瑞光」と同じ味でした。もしかしたらどちらか名前を間違えてしまったのかしら?
世の中、ほんとうに思うようにならないわ・・(^_^;)